転職の失敗は怖い!応募前に知るべき成功7ヵ条【完全版】
転職での失敗はだいたい決まっている
転職活動における失敗は、いくつかタイプが決まっています。時系列で見ると、転職活動初期に起こる失敗、終盤で起こる失敗、そして転職後に初めて気付く失敗に分類できます。
いずれのタイミングにおいても、失敗の中身、そして失敗する人には共通点があります。異なる立場の人でも、原因をたどると意外と同じミスをしているんです。
傾向と対策で恐ろしい失敗を回避しよう
失敗のタイプがだいたい決まっているにも関わらず、同じような失敗を繰り返してしまうのはもったいないですよね。
傾向と対策を確認すれば、大きなミスは回避できます。転職の失敗談はどれも恐ろしいものばかりなので、慎重かつ適切な判断で是非転職を成功させましょう。
転職活動中に陥る失敗
ケース①いつまで経っても決まらない
転職先が見つからないのは、とってもつらいですよね。まだ仕事を続けていればいいですが、すでに退職してしまっている人にとって無職期間が長引くのは困るはず。転職先が決まらないと焦って判断力も落ちてしまうので、どんどん悪い方向へ流されてしまうみたいです。
働いているうちから転職活動をしていたのですが、一向に決まらないまま会社を辞めることに。転職活動に専念すればすぐ決まると思っていたのですが、それでも決まらず。3ヶ月以上のブランクが出来てしまったので、とりあえずアルバイトをすることになったのですが、本当なら正社員として腰を据えて働く環境を見つけたいです。
▼関連記事
仕事が決まらない理由と対処法5つ
ケース②書類から先へ進めない
いい加減な履歴書や職務経歴書では通らないのはもちろん、一生懸命仕上げたつもりでも意外と落ちるんです。転職では仕事の実績について具体的に問われるので、書類一つとっても案外難しいんですね。
退職理由や志望動機など、これまでの経歴とこれからの目標を結びつける必要があります。
いくつか有名どころの転職サイトに登録したので、惹かれる求人は山のようにあります。書類も使いまわしができるので、ばんばん応募したのですが…全部書類落ち。これって何が悪いんですかね?
▼関連記事
内定に直結する職務経歴書の書き方
ケース③書類は通るのに面接で全滅
履歴書や職務経歴書の書き方を工夫すれば、意外と書類は通るという人もいます。しかし、面接は小手先では突破できないもの。実際に働いていたからこそ、きれいごとばかりでは通用しませんし、かといって弱音を吐くわけにもいきません。ニュアンス一つで印象はガラリと変わるので、面接は書類以上に難関です。
何社か面接に行ったけど、いまいち上手くいきませんでした。志望動機や自己PRは入念に作っておいたので、内容に問題はなかったはずです。最終的にはエージェントに頼って、「彼女は消極的ではありません」と全力でフォローしてもらいました。私って、印象悪いんですかね(苦笑)
▼関連記事
中途採用面接にまつわる疑問を一挙解決
入社直前に気付く失敗
ケース④給料が安い、下がる
転職失敗のなかで特にネックなのが給料面。他があれば探してみたいけど、決まらないのは怖いし…と安い給料でも我慢して入社を決める人はたくさんいます。しかし入社時に給料の不満があると、ネガティブな気持ちは消えずにずっと続きます。
給料が原因でモチベーションが上がらないと、成績もよくならないでしょう。そうすると仕事全体がつまらなくなり、「失敗してしまった」という悔しさばかりが膨らんでしまいます。
初めて一次面接を突破してウキウキしていたら、1週間後には最終面接に。その場で内々定を貰ったのですが、給料が思いのほか安かったです。昇給のチャンスがあるとのことだったので入社を決めましたが、2年経った今も給料は同じ。延期してでも良い給料の会社を探せばよかった。
▼関連記事
給料が安いと感じるときの対処法6選
ケース⑤仕事の内容がイメージと全然違う?
せっかく転職するのだから、ちょっとでもやりがいのある仕事ができるようになりたい。多くの人はそう考えるはずです。しかし、転職して仕事のやりがいが劇的にアップするケースはそんなに多くありません。
社格を上げるのも難しい問題ですから、理想が高ければ高いほど「つまらない仕事をすることになってしまった」と感じてしまう人が多いようです。
インターネット広告の企画営業職の求人に応募したのですが、最終面接で聞いたのはテレアポで頑張ってくれとのこと。もちろん新規開拓の営業力は付けたかったですが、もうちょっと”企画っぽい”クリエイティブな仕事を期待していたので。ちょっとリサーチ不足だったかもしれませんね。その小さい会社には入らず、今回は派遣の事務職で大企業に勤めることにしました。
▼関連記事
やりたい仕事が見つかる9つの秘訣
入社直後に気付く失敗
ケース⑥未経験歓迎のはずなのにつらい
20代から30代の転職者なら、未経験の仕事にチャレンジするのも珍しくないでしょう。ただ、この”未経験歓迎”で罠にハマる人はかなり多いみたいなんです。
未経験歓迎は「未経験でも応募できますよ」と言っているだけで、「未経験の状態から全部フォローします」という意味ではありません。職場の教育制度に期待していると、思わぬ失敗をしてしまうかも。
未経験歓迎で人材派遣の営業へ転職しましたが、全然仕事が間に合いません。サポートをしてもらえるはずだったのに、急きょ先輩が体調を崩していきなり一人立ちさせられました。ノルマ未達で詰められることはありませんが、自分で勝手に十分落ち込みますよ。
▼関連記事
未経験転職を成功させる10メソッド
ケース⑦今までのスキルがまるで使えない
社会人経験があれば、転職先でも何かしらのスキルを使える?多くの人がそう考えるでしょう。実際、同業種であればそのチャンスもあるかもしれません。
しかし、どこの会社に行っても必ず経験を活かせるとは限りません。各企業ごとで細かい方針や商材の強みも違ってきますから、今までのスキルを活用できないことも往々にしてありますよ。
ノベルティグッズの営業で新規開拓をすることになりましたが、前職はルート営業でまずますの成績だったので、けっこう油断していました。全く相手にしてもらえなくて、毎日泣きそうです。
▼関連記事
スキルアップを阻む原因と対処法
ケース⑧人間関係や雰囲気が悪すぎる
もしも人間関係が原因で転職をするのなら、次は良い雰囲気の職場で働きたいですよね。でも、転職先の雰囲気が悪かった…という失敗エピソードは実に多いんです。
面接官がいい人だからといって、職場の人たちも優しいとは限りません。本当の姿を見抜けずに失敗してしまうのは、とっても悔しいもの。
せっかく頑張って内定貰って入った会社なのに、初日から不満ばっかり聞かされました…!面接してくれた上司もけっこう口が悪いし、雰囲気最悪。お昼ご飯は極力一人で取っていますが、陰口言われてそうで怖い。
▼関連記事
職場の最悪な人間関係の対処法
ケース⑨転職直後に辞めたくなった
「転職は失敗だった」という確信が出てくると、すぐにでも辞めてしまいたくなります。ところが、新しい会社に入ってすぐに辞めてしまうことこそ、実は転職における最大の失敗なんです。「すぐに辞めたくなってしまう」というのは、意外と多くの人が頭を悩ませている問題ですよ。
給料も雇用形態も、何から何まで聞いてた話と違う。使い捨てでバンバン人も辞めていってるみたいだし、なんで入っちゃたんだろって思いました。入ってすぐ辞めたくなったけど、職歴のことを考えて悶々としてしまい、結局2ヶ月だけ働いて辞めました。
▼関連記事
転職失敗後に出戻りを成功させる秘訣
失敗してしまう理由は準備不足がすべて
失敗理由①見切り発車で退職している
仕事の辞め方が、転職の成否に大きくかかわってきます。職場にネガティブな感情を抱いていると、ついつい早く辞めたい!と急いでしまいますが、見切り発車で退職している人は失敗してしまう傾向に。転職先が決まらないのはもちろん、万が一決まってもまたすぐに辞めたいと思うようになるかも。
失敗理由②今後のキャリアプランが不明瞭
なりゆきで退職をしている人は、今後についても深く考えられていません。企業にとっては、キャリアプランが不明瞭な人を採用するのはかなり嫌みたいですよ。またすぐに辞めるのでは?という懸念もありますし、ちゃんと頑張れるのかという点も心配になるそう。
志望動機や自己PRもいまいち説得力が出てこないので、ビジョンがない社会人は転職で失敗してしまいます。使えるスキルと使えないスキルを見極められないのも痛手ですね。
失敗理由③企業研究・業界研究が足りない
情報不足は、そのまま「熱意が足りていない」という印象になります。志望動機が曖昧になるのも、たいてい企業研究や業界研究が足りていないから。
時間がないからといって応募先の情報収集を怠っている人は転職がうまくいきません。逆に、新卒と違って明確な締め切りがないから…と、なかなか本腰を入れられない人ももちろんダメ。面接官に良い印象を持ってもらえないだけでなく、各業界特有の雰囲気にのまれて「こんなはずじゃなかった」という後悔の原因にもなりますよ。
失敗理由④理想だけは高すぎる
意欲がないと転職成功はあり得ませんが、目指すところが高すぎるのも考えもの。目標というよりも”理想”ばかり追い求めるようになると、ますます迷走状態になっていきます。
決して卑屈になる必要はありませんが、きちんと地に足をつけることが大事みたいですね。入社することになっても、理想が高すぎるとやりがいを全然感じられませんので要注意。
失敗理由⑤余裕のなさが漂っている
2社~3社なら不合格になっても平気な人も、4社5社…と落ち続けると次第に精神的余裕がなくなっていくでしょう。余裕のなさが漂うと、転職活動はますます失敗の連鎖へ。負のオーラが出ると、たとえ書類は通っても面接がネック。身だしなみに気を遣えなくなったり、受け答えがちぐはぐになったりするからです。
余裕のない応募者が来たら、きっと面接官は「大丈夫か?」と思ってしまいますよね。自信過剰でいる必要はありませんが、極力ゆとりを持っておきましょう。給料を安く設定される“買い叩き"に遭うのも、自信のなさが関係してるんですよ。
▼関連記事
仕事ができない人の特徴16コと対処法
失敗理由⑥自己PRが弱い
新卒就活であれば、意欲重視で採用されることもあります。しかし中途採用の場合は、意欲だけでなく、具体的な実績やスキルを示さなければなりません。
自己PRに具体性がないと、本人にどれだけやる気があっても伝わりにくくなってしまいます。自己PRが刺さっていない場合は、もし採用に至っても、希望のポジションにつけなかったり、給料が低めに設定されるなど、待遇面で不利になることもあるそうです。
▼関連記事
転職成功につながる自己PRの書き方
失敗理由⑦自分の実力を把握できていない
自分の実力を把握していない人は、転職活動で失敗する傾向にあります。自分の希望が叶うからといって、実力以上の会社ばかりを受けていても、成功する可能性は上がりません。むしろ、落ち続けて自信喪失に繋がりかねないでしょう。
そこでオススメなのが、「doda合格診断」です。あなたの経歴やキャリアを入力するだけで、合格可能性のある企業を診断してくれて、自分の実力を知ることができます。利用は無料ですので、腕試しがてら気軽に診断してみてください!
失敗後に気付いてもダメなのが怖いところ
ちょっと今回の転職は失敗だったかも…と気づいても、すでに転職後だった場合は後戻りできません。また一からやり直せばいい、という単純な問題でないところが、転職の怖いところです。
すぐに辞めると職歴に傷がつく
職歴が多かったり短かったりすると、転職で不利になりやすいといわれています。比喩表現として“職歴に傷がつく"なんて言葉を聞いたこともあるのではないでしょうか?
どれだけ正当な理由を伝えても、短すぎる職歴はかなり悪印象です。一度入社したら辞められないのは、転職したあとに再就職に踏み出せない最大の理由ですね。
無職の期間が長引いてしまう
転職した後にすぐ辞めると、ほとんどの人は無職の状態が"長く"続いてしまいます。入社を決めているということは他に選考が進んでいる企業もないはずですから、転職活動はまた振り出し。書類や面接の対策をもう一度しなければなりませんし、「思うようにいかないかも」というあの大きな不安と再び闘わなくてはいけません。
転職活動の平均期間は2~3ヶ月といわれていますので、離職期間がそれより長くなったら要注意。無職の状態がずるずる長引く恐れがありますよ。
年齢や回数によっては"上限"オーバーに
転職市場では、職務経験以外にも年齢や転職回数をチェックされる場合がけっこうあります。どんなに書類をきれいに仕上げても、”上限”を超えた人は選考に進めません。
転職エージェントや企業の人事に話を聞くと、30代で3回以上の転職経験があると不利になる、という声が多いです。転職に失敗したからといってすぐに辞めてしまうと、次回以降の転職が不利になるだけで全然メリットがないんです。
▼関連記事
転職回数が多い時の内定獲得4ステップ
転職失敗が原因でうつになる場合も
近年は、仕事のストレスが原因でうつ病になる人が多くなっています。仕事のストレスといっても、業務内容や人間関係によるものだけではないのです。なかには、転職の失敗を後悔し、うつ病になってしまう人もいるそうです。
もちろん複合的な原因も考えられますが、転職の失敗はそれだけ怖いということ。治療には時間やお金が掛かりますし、本人にとっては非常につらいものです。転職の失敗は、事前に防ぐに越したことはありませんね。
▼関連記事
仕事でうつ病になった時の対処法
失敗とはちょっとの差!成功の秘訣7ヵ条
転職で失敗するのは、成功の秘訣を知らないから。成功するためには、テクニック的なことだけでなく心構えや姿勢も大事になってきます。逆に言えば、ちょっとした気持ちの変化があるだけで、転職活動の成否はガラリと変わるということです。
秘訣①こだわりすぎない、急ぎすぎない
まず「なるべくゆとりを持つ」という心構えを持ちましょう。実は、転職で成功している人は”譲れない条件”と”なくてもいい条件”の見極めがはっきりしているんです。たとえばスキルアップやキャリア形成の観点からは”業界”は譲れない条件になるかもしれませんが、会社規模や立地などは”なくてもいい条件”といえる場合が多くあります。
でも失敗する人はこの辺が曖昧。「あれもこれも」と欲しがるのではなくて、自分が本当に求めているものは何か?をハッキリ認識しておけば、ミスマッチのリスクも随分なくなります。そして急ぎすぎないゆとりも意識してみてくださいね。
秘訣②退職理由と志望動機を明確にする
面接の場では徹底して「なぜ?」と聞かれます。特に大切なのが退職理由と志望動機。この”なぜ”をきちんと説明できる人は、成功をぐっと手繰り寄せられます。万が一勢いで前職を辞めた人も、自分に合った適切な退職理由を考え直しましょう。絶対に伝えておきたいのは、主に2つ。
・スキルアップをしたいから
(※前職での実績がないと逆効果)
・もともと「御社」で働きたかったから
(※事業内容などを把握している必要がある)
嘘はいけませんが、正直すぎるのもちょっと危険。自分に足りない部分は認めつつも、ポジティブに伝えるのがコツですよ。
秘訣③応募企業を1社に絞らない
本命を決めるのは大事ですが、その1社にしか応募しないのはリスクが大きすぎます。面接では「他社はどんなところを受けているのか?」と聞かれますが、実は”リスク管理能力”を見ているケースもあるのだとか。「御社一本です!」といえば本気度を買ってくれる会社もあるかもしれませんが、「後先考えてない」とマイナス評価されてしまうことの方が多いでしょう。
たとえ複数企業に応募していても「第一志望は御社です」といえば本気度は伝えられますから、わざわざ”背水の陣”で自分を追い込まない方がベター。他社の情報を見ていると、思わぬ発見も往々にしてあるので一石二鳥ですよ。
秘訣④求人内容ではなく実際の待遇を確認
転職の失敗といえば、なんといってもお金。転職先の給料面で嫌な思いをしないためには、内定承諾前にきちんと確認すること。給料(賃金)については、事前に労働条件通知書で明示する決まりがあるので、残業代の仕組みもあわせてチェックしましょう。
書類にサインをしてしまった後は取り返しがつきませんので、後悔しないために気になる点は自分から聞いておくべきです。求人内容と実際の契約内容が異なるというのは、しばしば起こるトラブルなので、十分に注意してください。
秘訣⑤応募先と同じ業界で働く知人へ相談
転職中は、自分が受けている業界に詳しい友人知人の話を聞くのもオススメ。仕事全般のやりがいを聞けるチャンスもありますし、今後のビジョンを明確化するのにぴったり。またマイナス情報についても事前に知っておけば、あとあと混乱することもなくなりますよ。
秘訣⑥自分に合ったサイトやエージェントを複数利用
転職するなら、サイトやエージェントの利用が必須。ただし、その選び方を誤ると失敗の恐怖からは逃れられません。自分に合ったサービスを見つけるためには、複数使ってみるのが最も近道です。
といっても、たくさん登録しすぎるのは非効率的なので、大手の2社~3社に絞って相性を確かめていくのがオススメ。求人数・サービスの質・安心感が担保されている大手であれば、転職活動に専念しやすいでしょう。
転職エージェントは、求職者からヒアリングした情報をもとに最適な企業を紹介し、履歴書作成から面接対策まで、トータルで転職活動をサポートしてくれるのです。
特にオススメなのが「リクルートエージェント」です。リクルートが運営しており、業界実績No.1を誇りますので、安心してハイレベルなサポートが受けられますよ!無料ですので、ぜひ利用してみてください。
秘訣⑦転職後でも気持ち次第で大きく変化
実は転職後に初めて「失敗したかも」と思うケースは多々あります。かといって、転職してすぐに辞めるとデメリットしかないし…そんなときは、働き方を工夫するだけで状況が一変します。
・社員の顔と名前を1日でも早く覚える
・ネガティブな発言をしない
・前職と比較せずに働く
・誰に対しても敬称(さん)をつける
失敗してから気付くのでは遅い!転職は正しいやり方で確実に
最後まで読んでいただきありがとうございます。転職で失敗する主な原因は、準備不足。どんなに気合いが入っていても、必要な準備ができていないと思うように選考は進まないでしょう。とはいえ、その必要な準備は誰かが教えてくれるものではありません。自分でしっかり対策を立てなくてはいけないのです。
オススメなのが、誰かの力を借りること。友人知人に話を聞くだけでも、転職の成果に大きな差が生まれますよ。そしてエージェントの利用は必要不可欠。最近では、複数のエージェントを使い分けて自分に合ったスタイルを見つけるのが主流のよう。早いうちに登録して、臨戦態勢に入っておきましょう。
転職における失敗はとても怖いものなので、是非万全の準備をして最高の結果を出してくださいね。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません