空回りばかりの人に共通する”残念”な特徴と対処法【キャリア】
頑張っているんだけれども、何もかもが裏目に出る…、そんな「空回り」の経験はありませんか?空回りの怖いところは、結果が出ないこと以外にもたくさんあります。自分自身の労力と時間を無駄にしないために、努力の方向性をもう一度見直しましょう。
空回りの意味とは
空回りとは車輪や機関などの歯車が噛み合わず、本来の働きをしないこと。転じて、人間の理論や行動が、適切でなく、発展しないさまを示すようになりました。
とりわけ、一見頑張っているように見えるけれども、実は結果が伴っていない人に対して使われることが多い単語です。
張り切るのは悪いことじゃないけど
張り切ること自体は悪いことではありません。むしろ、何事もやる気満々なのは理想的とさえ言えます。問題は、頑張る方向が間違っていることにあります。
空回りして発展・進歩が見られないということは、その労力や時間も無駄になるということ。さらに怖いのは、空回りしている本人がなかなかそれに気づかない点です。
仕事や恋愛では要注意
空回りという言葉が使われるのは、たいてい仕事や恋愛にまつわる場面です。「認めてほしい」「振り向かせたい」という気持ちが大きくなりすぎて、それ以外の思考が頭から消失してしまうのです。
周囲から「イタイやつ」というキャラクターで定着しないように、十分に注意しなくてはいけません。
仕事における空回りの原因
頑張ってるアピールに力を入れ過ぎ
仕事の頑張りを認めてもらいたくてアピールするのは、人間として自然なことです。しかし、もしも周りに、いつも「見て見て!」と自己主張ばかりする人がいたらどう思いますか?よほど仲が良くない限り、距離を置きたくなるでしょう。
上司や同僚は、言葉にしなくても仲間の仕事ぶりをちゃんとチェックし、認めてくれているものです。にも関わらず、度を超えたアピールをすると、本来認めてもらえるはずの成果も見てもらえなくなるかもしれませんよ。
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やる気を見せる方法が間違っている
職場での働きぶりは、給料査定にも響く大事な要素です。サボっていると思われては、適正な報酬が貰えなくなりますよね。しかし、やる気の見せ方ばかりに囚われるのは本末転倒です。誤ったやる気の見せ方には、たとえば次のようなことが挙げられます。
【空回りする人の例】
・フォルダ整理・メール整理やに毎日3時間を費やしている
・仕事に没頭していることを知らせるために、毎日昼食を抜く
・会議の質疑応答で挙手をしておきながら、稚拙な感想しか言えない
・同僚を思いやっているつもりが「恩着せがましい」と悪評が定着
思い当たるものが一つでもあれば、早急に見直した方がいいでしょう。
仕事の内容が理解できていない
頑張るポイントがずれている人は、仕事内容を正しく理解できていない可能性が大きいです。仕事の内容といっても、書類の書き方やデータ整理の仕方といった類のものではなくても、もっと”本質的な部分”のことです。
どうやって利益を生み出しているのか、何をしたら最大限の成果が出るのか、といった部分を追求しなくてはいけません。なので、指示されたことを丁寧にやり切れるからといって、安心している人は要注意です。
仕事で空回りするデメリット
仕事でミスばかり
特に成果が出ないうちはまだましで、空回りがひどくなると、ミスが頻出するようになります。大事な部分で集中力が欠け、パフォーマンスが落ちるせいです。
空回りするほど頑張っている人は、当然ミスにも敏感なので、慌てて軌道修正しようとするのですが…、そこでも空回りして、また新たな失敗を呼び起こしてしまいます。
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評価されない
会社ごとで評価制度は異なりますが、頑張っているだけで100点満点を取れる職場はほとんどないでしょう。何かしらの成果や、そこに至るまでの正しいアプローチがあって初めて評価されるのが普通です。
空回りしている人の誤ったプロセスは、評価対象にはならず、仕事も一切認められないということです。
怒られてばかり
一生懸命やっているのに、仕事が上手くいかない。頑張れば頑張るほど、上司に怒られてしまう。空回りしてしまう人は、このような悩みを抱えています。
怒られるのは期待されているから、という考え方もできますが、労力と時間をかけた挙句、毎日のように叱咤されるとさすがに落ち込みますよね。
委縮してしまう
何をやっても裏目に出て上手くいかないと、はじめはチャレンジ精神に満ちていた人でも、次第に怖くなっていくもの。気持ちが落ち込みネガティブ思考にハマってしまうのです。
委縮すると、大失敗はしなくて済むようになるかもしれませんが、今度は「消極的だ」「やる気がない」というイメージを与えてしまいます。
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ダメ社員のレッテルが貼られる
空回りし続けると、最終的には「ダメ社員」というレッテルを貼られてしまいます。はじめに張り切っていた分、余計に「威勢だけ」という印象を与えるのもデメリット。本人にとってはあまりにもどかしいことですが、やはり仕事の出来栄えは、実力で評価されるのです。
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どうでもいい仕事に時間をかけない
細かすぎる人は、労力を割かなくていい仕事にまで時間をかけがち。どうでもいい仕事にばかり時間をかけていると、あっという間にライバルに差をつけられてしまいますよ。
仕事にも優先順位をつけ、重要な仕事にだけ全力を注ぎましょう。サボるというと、悪い印象を抱くかもしれませんが、適度に手を抜くのは効率化の観点からひたすら正解です。
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自分ならではのやる気アップ法を構築
周囲から注目されないとモチベーションが下がってしまう人は、別の解決策を探しましょう。一喜一憂せず、コンスタントに実績を残せるようになれば、周囲もきっと見直してくれるはずです。
自分ならではのやる気アップ法を編み出せば、安定した結果を出せますよ。
評価基準を改めてチェック
営業マンならばやっぱり売上が指標になりますし、人事採用担当であれば面接回数や採用人数が評価基準になるはずです。自分の仕事のどこが見られているのか、これを機に再確認しましょう。
主業務で結果が伴わないからといって、他の業務でごまかそうとするのはNG。正々堂々と勝負することが、一番自分のキャリアのためになります。
努力の方向性が間違っている人は、空回りしやすいので要注意!
最後まで読んでいただきありがとうございます。空回りが続く時は、独りよがりになっているかもしれません。仕事は共同作業ですから、視点を変える必要が出てきます。空回りしない方法を実践して、成果を出せるようにしましょう。
しかし一方で、空回りしている人は、努力の方向性が間違っているだけともいえます。言い換えると、正しい方向に向かって努力すれば、大きな結果と評価が手に入るということ。焦りすぎず、ちょっとずつ軌道修正してみてください。
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