努力できない人が「努力」と感じずに頑張れるコツ4選
1、努力できない人の心理
努力とは、目標達成のために一生懸命努めることです。何事も努力できる人の方が、周囲へ良い印象を与えるでしょう。ところが、頭では「努力した方が良い」と思っているのに、なかなか努力できない人もたくさんいると思います。努力したいのにできない人は、どんな心理状態にあるのでしょうか。
報われないかも
「努力は必ず報われる」という言葉がありますが、疑心暗鬼な人は一生懸命努力するところまで踏み切れません。実際、努力が報われないケースもゼロではないでしょう。とはいえ、もう少し努力をすれば報われる可能性があるあと一歩の段階で諦めてしまう人が多いのも事実です。 努力できない人は、「すぐに結果が出ないと嫌だ」という懸念、欲張りな願望を抱いていると考えられます。ただ、努力が報われる場面は直接的な報労だけじゃないものです。努力したことが間接的に役に立つケースは往々にしてあります。
なるべく苦労したくない
一方、報われるかどうかではなく、根本的に「苦労したくない」という考え方の人もたくさんいるでしょう。苦労続きの人がいる一方、それほど苦労せずに悠々自適な生活を送っている人もいます。 ただし、大前提として心得ておくべきなのは「努力=苦労ではない」ということ。努力が楽しいこと、苦にならないものだと思えたら、今努力できない人も気持ちが変わるでしょう。
皆も頑張っていないし
最も厄介なのは、「職場の同僚も頑張っていないから」などのように、周囲に流されて努力できなくなってしまうこと。たしかに、一人だけ努力しようものなら「なに頑張っちゃってんの」なんて嫌みを言われる機会も出てくるでしょう。 あなたの周りでも、資格試験の勉強やプレゼン練習など、こっそり努力している人は意外と多いかもしれません。
2、努力って良いなと思える名言
後ろめたさや不安を感じたままでは努力しようにも一歩が踏み出せません。そこで、努力にまつわる"偉人たちの言葉"を見てみましょう。思わず「努力って良いな」と口に出してしまうような名言に触れれば、自然と「努力したい」と思えるようになるでしょう。
努力にまつわる名言byベートーベン
努力にまつわる名言①
努力した者が成功するとは限らない。
しかし、成功する者は皆努力している。
有名なフレーズですが、これはベートーベンが残した言葉だといわれています。努力が報われるとは限らないというシビアな現実があるけれども、それでもやっぱり努力は必要なもの。そんな気持ちにさせてくれる名言です。
努力にまつわる名言by若田光一
努力にまつわる名言②
今、できることを着実に。
宇宙飛行士の若田光一さんも、努力の重要性について上記のように述べています。日本人としては初の国際宇宙ステーション長期滞在、NASAの管理職就任など、偉大な功績を数多く残している若田さんも、一つ一つの課題を着実に乗り越えてきたのが伝わってきます。
努力にまつわる名言byガンジー
努力にまつわる名言③
ゴールへ到達しようとの試みにこそ、栄光はある。
一説では、自分に厳しく他人には寛大だったともいわれるガンジー。彼もまた、努力に対する強い信条があったようです。ゴール到達(目標達成)ではなく、試み(努力)にこそ栄光があるというのは、何だか考えさせられる名言です。
努力にまつわる名言byサッチャー
努力にまつわる名言④
成功には素質も必要でしょう。しかし、
それだけでは十分でないことを自覚し、
目的を持って努力しなければ、
成功は得られません。
イギリス初の女性首相となったサッチャーは、数々の名言を残しています。その中でも今回チェックしておきたいのが上記のフレーズ。素質よりも努力、と述べられていることから、「たとえ素質がなくてもどうにかできるかも」といったポジティブな気持ちにもさせてくれる言葉です。
3、力みすぎも努力できない原因に
肩の力を抜いて淡々とこなそう
努力しようと思っても持続させられないのは、もしかしたら力みすぎが原因かもしれません。「努力しなきゃ」と強く思えば思うほどプレッシャーが大きくなるため、ストレスも余計に感じてしまいます。 根が真面目だけれども努力できないという人は、リラックスして課題に立ち向かうのがオススメです。
努力と感じずに頑張っている人も多い
周りからはいつも努力しているように見えるのに、本人には努力している自覚がないことが往々にしてあります。まさに肩の力が抜けている状態ですね。たとえ努力しようと意気込んでいなくても、淡々と仕事をこなす人は大きな成果を上げやすくなっています。 むしろ、努力は苦痛なものではないといっても、あまり意識しすぎるとしんどくなるでしょう。
4、努力と感じずに頑張るコツ
コツ①小さな目標を立てる
たとえば「営業成績NO.1」といった目標も、他に目標を設定していないのでは達成できないでしょう。仮に1年間の営業成績についての目標だとすると、”待ち時間”があまりにも長くなるからです。しかも、目標達成したかどうかは過程の段階で不明です。それでは努力が長続きしません。 日々チェックできる小さな目標を立てて、こまめに充実感を味わうようにしてください。もし目標に届いていない場合にも、軌道修正が容易にできます。小さな目標を達成するたびに、自分を褒めてあげましょう。
コツ②失敗する自分を許す
努力できない人が努力するには、自分に甘いルールを設けるのが効果的。努力したうえでの失敗は、ポジティブに捉えてください。たとえば三日坊主と聞くと悪いことだと考えがちですが、二日も頑張った自分にフォーカスしましょう。 先ほど名言とともにご紹介したガンジーは自分に厳しいことで有名でしたが、皆が皆そうなれるわけではありません。実際、スポーツ選手のようにビッグマウスで自分を鼓舞できる人はわずかです。ゆるい努力の方が、斬新なアイデアも出やすくなるかもしれません。
コツ③他人の価値観を鵜呑みにしない
周囲が出来ているからという理由で落ち込んでしまうと、何も続けられません。何か一つのことに一生懸命取り組む際は、他人と比較しないのが鉄則です。逆を言えば、他人にとって苦痛なものも自分にとっては楽チンかもしれないということ。 周囲からはとてつもない努力をしているように見えるのに、本人が全く意に介していない場合は、自分自身の価値観に従って努力している可能性が高いです。
コツ④自分に合った環境を見つける
努力は続けるのが大事ですが、あくまでも、"努力できる分野では"継続するべきという意味です。努力しようのない物事にずっと固執しているとチャンスを逃しかねません。どうしても無理なら投げ出したってかまわない、と心に留めておきましょう。 実際、スポーツでもポジション転身後に成功した選手は多数いますし、転職後に仕事で桁外れの成果が出るようになった人も数え切れないほどいます。もしも「ここでは頑張れないかも」と思ったら、環境を変えるチャンスかもしれません。
努力できない人も、簡単な課題からクリアしていけば頑張れる
最後まで読んでいただきありがとうございます。努力できない人には、報われなかったらどうしようという心理があるでしょう。たしかに、努力が直接的かつ即座に報われるケースは少ないかもしれません。しかし、間接的に、あるいは時差を経て努力が役に立つ場面は幾度もやってきます。 また、力みすぎているのもなかなか努力が長続きしない原因かもしれません。今回ご紹介した4つのコツを実践すれば、努力を努力と感じずに頑張れます。そうすれば、肩の力も抜けて成果も出やすくなるでしょう。いずれにしろ、はじめから高い壁に向かわないのが肝心です。是非、簡単な課題からクリアしていってください。
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