ギスギスした職場での最悪な人間関係に別れを告げる対処法【完全版】
転職理由ランキング
職場では、1日の大半以上を過ごします。誰でも職場の人間関係を良好に保ちたいと思っているはず。職場の人間関係がもたらす影響は、コミュニケーション不足による業務の負担増や余計なストレスを感じてしまうなどさまざま。 職場の人間関係が悪くなったことが原因で退職する場合もあります。はじめに転職理由ランキングからみていきましょう。大手転職サイト「リクナビNEXT」が調査した「転職の理由の本音ランキングベスト10」を紹介します。
「職場の人間関係」は第3位
退職理由が「職場の人間関係」は第3位にランクインしました。「公私混同が激しくプライベートが筒抜けな状態に辟易した」や「プライベートな話をする暇もないほど忙しく、親しくなる時間も持てない状況」など辛辣なコメントも寄せられています。それだけ多くの人が職場での人間関係に苦しんでいるのが分かりますね。
潜在的なストレスを含めるともっと多い
現時点でさほど気になっていなくても、職場の人間関係はいつどんなタイミングで悪化するか分からないもの。春に新入社員が入ってくるタイミングで人間関係がぐちゃぐちゃになる職場もあれば、合併・統合によって社内全体の雰囲気が悪化する会社もあるでしょう。今挙げた例はやや極端ではありますが、心のどこかで人間関係に対する不安を持っている社会人はとても多いようです。
最初は些細なことから大きな悩みに
職場の人間関係も最初は些細なものから始まっています。仕事のやり方で対立したり、たまたま悪口を聞いてしまったりなど、キッカケは人によっても変わるでしょう。もしくは、仕事ができることへの嫉妬心からかもしれません。 始めは少し嫌だと感じならがも放置していたことが、徐々に傷跡を深くしていき、気が付けば大きな人間関係の問題に発展していくのです。ここからは、女性と男性別にみた職場における人間関係の悩みをみていきましょう。
女性が感じやすい職場の人間関係の悩み
はじめはどんなに仲が良い間柄でも、女性が3人集まると必ず人間関係のトラブルが起きるといわれています。中学生や高校生であれば3人とはいわず、仲がいい2人が突然絶縁状態に…なんて事もあったのでは? 女性はそれだけ交友関係に対して繊細で、感受性が鋭いのです。そのため、職場における人間関係で悩み苦しむ女性が多いのも事実。女性ならではのトラブルはどんな事がきっかけになるのでしょうか?
根拠のない噂がすぐに広まる
お互いに格付けしあってポジションを争うマウンティングは、ドラマの中だけの出来事ではありません。気に入らない従業員の評判を落とすために、大なり小なり、様々なマウンティングが一般社会でも巻き起こされています。なかでも噂や悪口は、マウンティング女子の常とう手段。荒唐無稽な噂話には、とりわけ女性が苦労する傾向にあります。
お局様から若い女性への"お説教"が長い
以前よりも20代~30代で管理職に就く女性が劇的に増加していますが、組織で存在感を発揮するのは必ずしも役職者とは限りません。社内でのポジションに関わらず、周囲よりも人生経験が豊富な”お局様”が、人生の後輩たちにお説教をするという光景はあなたの会社でもあるのではないでしょうか? もちろんバリバリ働いて結果を出している優しい年配女性もたくさんいますが、女性が多い職場ではお局様の比率が高くなるようです。
上司と部下の間で適切な命令系統が取れない
女性が活躍している職場では、労働環境の改善に積極的な場合が多いですが、全ての悩みが消えるわけではありません。“お局様”の例もそうですが、会社や部署の中での上下関係を重要視しない人は、必ず一人や二人いるでしょう。 公私問わず親しく出来る間柄は素晴らしいものですが、上司と部下の距離感が適切でないと、組織としてひずみが出てきてしまいます。入社後数年で結果を出して活躍する若手は、命令系統が取れない職場環境に苦しむようです。
男性が感じやすい職場の人間関係の悩み
人間関係一つとって見ても、女性には女性特有の悩みのタネがあるように、男性には男性ならではの悩みがあります。男性比率が多い職場では、噂や格付けとはまた違った”ギスギス”で気苦労する人がいるのです。
大声や暴言などのパワハラが常態化
近年、色々な種類のハラスメントが問題視されるようになりましたが、パワーハラスメント(パワハラ)に悩む人は今でも非常に多いです。大声や暴言、ときには暴力や監禁といったパワハラもあります。仕事に壁はつきものですが、やり過ぎた”指導”は犯罪になるケースさえあります。
強制的な飲み会で常に金欠
会社の飲み会は任意参加が基本ですが、職場の雰囲気によっては強制的に参加させられることもあるでしょう。一度行っただけではお財布事情に影響がないような飲み会でも、週に何度も参加する状況が続くと金銭的余裕がなくなるのは当然。 飲み会に参加するかどうかの最終判断は自分自身がするとはいえ、「ノリが悪い」「付き合いが悪い」と判断されると仲間外れにされ、最悪の場合パワハラのターゲットにもなりかねません。結局、行きたくないけど行かなければならないというジレンマに陥り、ひどく苦しんでしまうのです。
仕事が早く終わると白い目で見られる
優秀な人材は仕事が早いもの。スピード感を持って業務にあたるのは、デキる社会人になるためのスタートラインともいえる必須条件ですが、周囲の環境によってはそのスタートラインに立てない人もいます。 雰囲気が悪いオフィスでは、一人だけ早く退社すると、陰口を叩かれたり輪から外されたりして、孤立するようになってしまいます。 全員残業が慣習として根付いている職場では、スピーディーに仕事を進めるよりもだらだら残業する方が好まれます。成長意欲が高い男性は、足を引っ張り合う人間関係を「バカバカしい」と思うだけでなく、成長を阻害されていることへの苦痛も感じるため、ストレスは二重になるのです。
人間関係を余計に悪化させてしまうNG行動9コ
職場の人間関係が悪くなる原因を考えたことはありますか?もしかしたら、その原因は自分にあるかもしれません。というのも、知らず知らずのうちにやっていることが実はNG行動だったというのは、往々にしてあるからです。人間関係悪化の引き金になる典型的なNG行動を10コご紹介しますので、参考にしてください。 今回ご紹介する10項目を理解していないと、人間関係に悩むだけではなく、周囲から「仕事ができないダメ社員」というレッテル貼られるきっかけにもなってしまいます。
NG行動①:配慮に欠ける
周囲の雰囲気がギクシャクしていると、ついつい距離を置いてしまいがち。しかし、素っ気ない態度を取ったり、「どうせ話を聞いてもらえないから」とコミュニケーションをなおざりにしていると、いつの間にか"配慮に欠けたやつ"と思われてしまうようになります。 とはいえ、配慮に欠けるといわれても自分ではなかなか気づけないものですよね。以下のポイントには最低限気をつけるようにしてください。
注目ポイント
- 「嫌いな人のために使う時間がもったいない」という考え方を改める
- 他人を否定するのではなく、肯定する
- 相手がどう思うかを慎重に考えてから考えて行動(発言)する
NG②:結論が極論すぎる
論理的に最短ルートで答えを導き出したつもりが、他人からは冷たい視線を浴びてしまった。そんな経験はありませんか? 苦手な相手・嫌いな相手とは関わりたくない。そう思うのは決して変なコトではありません。しかし、話すのが面倒だからといって極端な結論で無理やり話題を終わらせようとすると、相手の目には投げやりと映ってしまいます。
注目ポイント
- 結論を急がず、回答を複数用意しておく
- 回り道に思える雑談にも耳を傾ける
NG行動③:空気が読めない
2007年、ユーキャンの新語・流行語大賞にもエントリーした「KY」。場の空気が読めない人は、以前から疎ましい存在として扱われがちです。しかし、「自分は空気が読めない」と自覚している人はほとんどいないもの。まずは空気が読めない人の特徴を捉えましょう。
空気が読めない人の特徴
- 冗談が一切通じない
- 自尊心が高すぎる
- 口が軽く、場の空気にあった話題が分からない
- 数字に細かすぎる
「この発言・行動を取ったら相手はどう思うか?」と考えるようにしましょう。一番簡単にできるのは、不用意な発言を減らすこと。つまり自分から話すよりも、まず相手の声に耳を傾けるのです。そうすれば、口が軽いといった負のイメージも少しずつ払しょくできます。
NG行動④:何度注意されても改善しない
せっかく貰ったアドバイスに耳を傾けないのは、周囲との関係が悪化するきっかけになります。何度も注意されても改善しない人は、自分のやり方に固執している可能性が高いもの。まずは、これまで注意された事柄を文字に起こして「失敗帳」を作成してください。ミスや失敗した原因を覚えてくのがポイントです。
NG行動⑤:世間話をするのが苦手
仕事以外の話をしないというのも、職場の人間関係が悪くなる原因に。しかし、「世間話で何を話していいかわからない」と必要以上に気にしていると、ますます苦手意識が高まってしまいますよね。 社内における雑談は、難しく考える必要はありません。たとえば「いい天気ですね」で終わらせるのはなく、「いい天気ですね。でも週末は少し天気が悪くなるみたいですよ」など、話をちょっと展開させるだけでも取っつきにくいという印象が和らぎます。
NG行動⑥:「私は悪くない」と言い訳する
ほとんどの人間関係において、話の内容が正しいかどうかはあまり関係なく、言い訳をすればするほど雰囲気が悪くなります。言い訳をしがちなのは、自分の非を認めないプライドが高い人。「なるほど、そういう見方もあるんだね」と相手の意見を受け止めるように意識してみてください。
NG行動⑦:話し方が上から目線
上から目線になる原因はさまざま。仮にそれが無意識だとしても、受け手は嫌悪感を抱く可能性もあります。何かを提案するときには「いかがでしょうか?」、お願いするときは「○○していただけますか?」など疑問形で伝えるように心がけましょう。随分と印象が柔らかくなります。
上から目線に聞こえるフレーズ
・「○○したらいいんじゃないですか?」
→突き放す印象を与えてしまいます。
・「○○やっといてください」
→相手は命令されたような印象を抱きます。
・「○○をご存知かと思いますが」
→知っていて当然、という話し方は場合によってはNG
・「○○したほうがいいです」
→断言すると相手にきつい印象を与えてしまいます。
NG行動⑧:仕事がルーズ
仕事がルーズ、仕事ができないことも人間関係を悪化させる原因となります。仕事の出来が悪いと、職場全体のモチベーションを下げてしまうからです。仕事がルーズな社員に対しては、はじめは遠慮した態度を示す人も多いですが、徐々に言葉遣いが荒くなったりして、関係性が悪くなってしまうのです。
NG行動⑨:人の悪口ばかりを言ってしまう
テレビでよく見る「毒舌」。これを職場でマネすると、ただの悪口になってしまいます。毒舌が心地いいのは本人だけで、他の人にとっては不快であるケースが大半だと認識しましょう。悪口を言うだけ自分の価値を下げてしまうことに気づいてください。
ストレスの抱えすぎは病気のもと
たかが人間関係、されど人間関係です。誰とも関わらずに完結する仕事はほぼないわけですから、人間関係は無視できない問題ですよね。真面目で優しいタイプの人は敏感にストレスを感じるため、うつ病などの精神疾患を患ってしまうケースもあります。「自分は気が強いから平気」「根性だけは自信がある」と自負している人も油断大敵です。人一倍元気な社員が、ある日出勤しなくなったというエピソードも一個や二個ではありません。
社内外に相談相手を作る
人間関係によるストレスは、見て見ぬふりをしてはいけません。アドラー心理学の基礎を対話形式でまとめた『嫌われる勇気(著者: 古賀史健、 岸見一郎)』でも、すべての悩みは対人関係から生まれると述べられているほど。人間関係というのは、それだけ大きなストレスになりうるということです。一人で抱え込むのはあまりオススメしません。社内外で相談できる人を見つけましょう。
メリット&デメリット
【社内の人に相談するメリット】
・悩みの背景をイメージしてもらいやすい
・実際に困っているシーンで助けてもらえるかも
【社内の人に相談するデメリット】
・周りの目を気にして相談場所を選ばないといけない
・内容が漏れると厄介な事態になる
【社外の人に相談するメリット】
・第三者の目線で新しい解決策を教えてくれるかもしれない
・会社では話題にならないような雑談も可能
【社外の人に相談するデメリット】
・いまいち状況を理解してもらえない
・最終的には自分一人でどうにかしないといけない
適度なスポーツでストレス発散
仕事終わりや休日に、適度に身体を動かしていますか? クイーンズ大学のヒーナン博士が「物事の見方や考え方が前向きになる」と発表したほか、デューク大学では「運動がうつ病治療に効果的」という裏付けを、プリンストン大学ではマウスを使って「運動によって不安を抑制するメカニズムが強化される」という実験結果を得ました。 このように、世界中で運動の重要な役割・有効性が証明されてきているのです。体力に自信がない場合、運動はジムに通って行うほどハードなものでなくても構いません。ストレッチから始めてみてはいかがでしょうか?
旅行に行って気分転換
家と会社の往復だけでは、気持ちの切り替えが上手くいきません。思い切って旅行に出かけてみてはいかがでしょうか?旅行といっても、泊りがけの国内旅行・海外旅行だけではありません。日帰りの”お出かけ”も気分転換にぴったりの旅行です。有名な観光地に限らず、普段見慣れない風景を眺める事は、気持ちのリフレッシュに効果テキメン。緑が1%増えるとストレスレベルがぐっと下がるといわれており、外を歩く行為には記憶力や注意力をアップさせる効果も期待できるとさえいわれています。 また、心理学的な観点からは、協調性がある人ほど一人旅に向いているという意見もあります。分かりやすくいえば、誰にも迷惑をかけずに目いっぱい楽しめるからですね。人間関係で悩んでいる場合、他人とのコミュニケーションが億劫に感じてしまいやすいですから、思い切って一人旅も検討してみてください。
充実した休日でリラックス
現実逃避したいけどお金がない。そうやって旅行を諦める人は多いでしょう。たしかに、誰もが旅費を準備できるわけではありませんし、働き始めて間もない若手や家庭を持った社会人はなかなか遠出をできないもの。金欠が不安を引き起こすなら、手軽にできる趣味や買い物でもストレス解消が可能です。
修復できないか試してみる
どんなに和やかな雰囲気が漂う職場でも、生理的に合わない同僚は一人や二人はいるものです。ストレスを軽減するために目を背けるのもアリですが、根本的な部分はなかなか解決しないでしょう。会社の人間関係を修復するために、工夫できる事がないか確かめてみましょう。
人間関係を修復するためのポイント!
- 聞き上手になる
- 悪口には絶対に同意しない
- 苦手な人にも元気に挨拶する
- 一定のグループとばかり仲良くしない
よくするための方法も試そう
職場の人間関係を悪化させてしまう行為はストレスをため続けてしまい、やがては体や心を壊してしまいます。そのため、可能であれば人間関係を良くしていくという方法も考えてみてはいかがでしょう?もちろん、職場で毎日悩みついて、つらい思いをしているのに、そんな前向きな考え方は難しいかもしれません。 ですが、いつまでも人間関係で悩んでいては何も解決せず、先へ進むこともままらないでしょう。ここからは、人間関係を少しずつよくしていける方法を紹介します。
前向きに考えられるようにする
何事も前向きに考えることができれば、大抵の問題は解決します。それほどに、気の持ちようというのは大切な要素です。落ち込んでいるときは何事も後ろ向きになってしまいがちですが、何とか前向きな思考に切り替えていきましょう。 女性であればお局様からあまり強く言われない日があれば、ラッキーと思うようにするだけでも、少しずつ考え方を変えていけます。男性も上司からパワハラを受けても、「器の小さい残念な男」と思えば、少しは気も楽になるってもんです。 前向きに考えられないほど落ち込んでいた場合は、有給休暇をとるなど、気分をリフレッシュしてみましょう。違った考えが芽生えてくるかもしれませんよ。
相手のよい部分を見つける
職場にいる苦手な相手に対し、こちらも嫌っていたのではなにも前進しません。そこで、嫌な相手であっても、その中にあるなにかしら良い部分を見つけ出してみましょう。
・性格が悪くても、花壇の草むしりをするなど優しさがある
・机の上は汚くても、遅刻は絶対にしない ・時々ジュースをおごってくれる
・飲み会では気さくになる
など、探せば何かしら良いと思える部分が見えてくるはずです。人を見る際に減点方式ではなく、加点方式で考えられるようになれば、すぐに良いところを見つけらえるようになりますよ。自分の友人や恋人のよい点がすぐ目につくのは、積極的に探そうとしているからにほかなりませんからね。
「ありがとう」を言おう
3つめは、「ありがとう」という気持ちを伝えること。仕事上のささいなことであっても、何かしてもらえた場合は感謝の気持ちを伝えるのです。 感謝の気持ちを伝えられた相手は、何気ない行為だったとしても嬉しく感じてしまうもの。その気持ちの積み重ねがいずれは良好な関係を築くために役立つかもしれません。 逆に、悪いことをしてしまったと感じたら、すぐに謝りましょう。深く謝る必要はありません、気持ちの伝わるレベルでOKです。最初は小さなことが良好なコミュニケーション作りのきっかけになることも、決して珍しいことではありません。
7.それでも職場の人間関係が修復不可能なら
人間関係が修復できないほど最悪な状況になったら、どうすればいいのでしょうか?あまりにひどい状況では、辞めたいと感じる人、実際に辞めてしまう人、休職という道を選ぶ人など、たくさんの選択肢が待っています。自分に合った選択肢を見つけ、まずは一つ実践してみてください。
気にせずバリバリ仕事に熱中
人間関係がギスギスしていると、目の前にある仕事もはかどらない。そんな風に感じる人は多いはずです。人間関係をこれ以上改善できないと感じるなら、仕事のみに集中するのもOK。「お金のために頑張る」と割切る人や、「周りは自分には関係ないから、興味もない」とドライな考え方を持っている人もいます。 仕事に熱中する人に共通しているのは、自分へのご褒美やプレゼントで上手にコントロールしている点。仕事の能力に自信がある人は、実績を出して周囲をあっと言わせるのもアリですね。
異動希望を上司に伝える
どんなに努力や工夫をしてみても「この人たちとは話し合いにならない」「もう修復は難しいな」と感じたら、思い切って異動を願い出てみましょう。同じ会社でも、部署によって雰囲気が全く異なるというのは珍しくありません。販売職なら店舗異動、営業職なら営業所異動など、仕事内容を維持したまま環境だけを変えられる可能性もあります。もちろん誰もが好き勝手に希望を叶えられるわけではありませんが、選択肢の一つとして”異動”を考えるのは逃げではありません。
お金のためと割り切る
職場の人間関係が良くなくても、仕事さえできればよいという考え方も立派なものです。仕事で得られる給料を「我慢料」と割り切って考えられるなら、どんな大変な職場でもやっていけるでしょう。たとえば仲の良い人が全員辞めてしまい、一人寂しく机で弁当を食べられるようになれば、だいぶん割り切れたと考えられますね。 職場の人間関係にも過剰な期待を持たなければ、何事も達観できるようになるはずです。
思い切って転職してしまう
今の職場に落ち着ける場所なんてない。そう思ったら、ずるずると気持ちを引きずらずに転職を視野に入れてみましょう。同業他社への転職を考えてみてもいいですし、未経験の世界へ飛び込んでみるのもいいでしょう。新しい世界で努力する意欲があるなら、前向きにキャリアチェンジを考えてみてください。
人間関係が原因で転職するときの言い訳
冒頭でご紹介したように、人間関係に不満があって転職する人は決して珍しくありません。どうしても職場の雰囲気がよくならないのなら、勤務先を変えてしまうというのも賢い選択です。 ただし、転職面接の場では必ず退職理由を聞かれます。その時、適切な対策を立てていないと回答につまってしまいます。一番つらいのは、転職を決意したのに内定がもらえない時期。苦しい気持ちを長引かせないために、適切な言い訳をチェックしておきましょう。
人間関係という言葉をなるべく使わない
面接で嘘をついても、なぜかバレてしまうケースが多いです。そのため、ほとんどの転職志望者は正直にありのままの自分を面接官に伝える人がほとんどですが、マイナス要素までありのままに伝える必要はありません。 転職理由に人間関係を挙げるのは、一般的にはマイナス要素として認識されています。なぜなら、何も知らない第三者にしてみると、コミュニケーション能力が低いだけでは?自分に非があったのでは?解決するために逃げてきたのか?など、色々な憶測をしてしまうからです。 もちろん、人間関係で悩む本人にとっては我慢しきれないくらいの思いをしているはずですが、面接の場でそれを上手く説明するのはとても困難。公的な場面では人間関係という言葉をいったん封印し、別の言葉に言い換えるのが無難です。
「チームで仕事」を強調
ギスギスした人間関係を理由に退職した場合は、「これからはチーム全体で仕事を進めたい」という気持ちを伝えるのがいいでしょう。妬みや嫉み、もつれなどが渦巻く職場では、協力という概念がほとんどなくなっているケースが大半。ですが、仕事でより大きな成果を出そうと思ったら、チームプレーが欠かせませんよね。 「前職では個人プレーを尊重する傾向にあり、自分自身もできるところまで売り上げを出したものの、今後はチームで顧客の課題解決に臨みたい」などの言葉を添えましょう。
転職エージェントに相談
悪いのは自分ではなく、職場の人間関係なのに…そう思っていても、胸を張って円満退社と言い切れないと面接でも自信のなさが出てしまいます。自信を持って転職活動に励みたいのなら、準備を徹底するのが一番。友人知人、転職サイトやエージェントを上手に活用してみましょう。特別なコネや経歴を持っていないなら、エージェントの利用が特にオススメ。無料で相談可能ですし、義務感も必要ありません。求人サイトと連動しているサービスが多いですから、一度覗いてみてはいかがでしょうか? 面談によって、自分も知らなかった「強み」や「弱み」が見てくることがあり、それが人間関係の問題につながっているのかもしれません。 もちろん、家族や恋人、同級生に相談するのもOK。大切なのは、一人で抱え込まず、誰かに相談することです。面接を想定して、退職理由と志望動機を上手く伝える練習をしてみてください。 転職エージェントに少しでも興味がある方は↓こちらを読めばとても参考になると思います。
行動を起こせば職場の人間関係に対する悩みは解決できる
職場の人間関係は、自分の意思で簡単に断ち切れないもの。しかし、最悪な人間関係に身を置いていると、あっという間に体が悲鳴をあげてしまいます。ストレスを感じやすい場面には、若干の男女差がありますが、「居づらい」職場で過ごしたいと思っている人はいませんよね。 辛いと思う環境を変えるためには、自分が変わるか、相手や会社を変えるしかありません。まずは、修復・改善のためにできることをやってみてください。それでも雰囲気の悪さに我慢できなくなったら、自分から違う環境へ身を移すのもアリです。時間は何も解決しません。解決できるのは自分だけです。当事者意識を持って行動するようにしてくださいね。 くれぐれも、深く考えすぎず、何事も前向きに行きましょう。
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