管理職から戻りたい…降格願いを会社に提出する前に考えておく事
管理職になって仕事量が増えた結果の、体調不良による降格願い
管理職に就くと、たいてい給与水準が大幅に上がります。しかし、これは残業時間が増える事によって、給与が増えるだけの場合もあります。そして、管理職になり会社から長時間労働を強いられたために体調を崩して、休みがちになり管理能力を問われます。そうなると会社から降格を言い渡されるケースもあるのです。そうなりそうであれば、会社に降格を良い綿さえる前に自ら降格願いをだし、最低限の降格で済ますのが得策です。
会社との因果関係を示そう
長時間労働とサービス残業が原因で体調不良になったのであれば、会社との因果関係を示せれば労災認定を受けられます。日々の仕事の状況や、通院歴など体調不良と仕事に関する資料は全て残しておきましょう。少しでも資料が多い方が、会社との因果関係を証明できる可能性が高まります。
管理職が降格願いを出した際の会社への影響
管理職は現場の管理を任されています。その管理職が自ら降格願いを出すと、その部下の士気が下がってしまいます。また、部下に慕われているのであれば、その上司が降格することによって、新たな管理職の上司に馴染めずに、結果的に会社に不利益をもたらす可能性があります。
管理職が降格願いを提出するなら様々な要素を含めて考えよう
管理職の人物が自ら会社に降格願いを出すと、様々な部分に影響を及ぼします。自分だけの都合ではなく、あらゆる会社にまつわるあらゆる要素を含めて今一度本当に降格願いを出すのかどうかを考えましょう。会社の上層部は降格願いを提出させないよう、あらゆる手段を講じてサポートしてくえるでしょう。また会社からケアを受ける事で考えが変わる場合もあります。
不当な降格をさせられる可能性がある
管理職から降格すると、大幅な減給が行われる場合があります。降格願いを出す理由と照らし合わせて、必要以上と思われる処分内容は不当な降格と見られます。管理職を降りたいだけなのに、平社員の一番下の等級まで下げられれば、非常に大きな減給となってしまいます。
降格願いを提出すると不服申し立てができない
自ら、降格願いを出す場合には、文書に不服申し立てをしないと明記する必要があります。これは、自分から降格を希望したので、どの様な内容の降格であっても甘んじて受けるという意思表示になります。しかし、実際に非常に大きな不利益が伴う降格をさせられた場合には、生活に支障をきたす場合もあります。情状酌量の余地を求めて、できるだけ最小限の降格にしてもらうのが大切です。
管理職が降格願いを提出すると周りに様々な影響を与える!
平社員の等級を下げるのと比べると、管理職から降格願いを提出されるのは非常に大きな出来事です。本人と会社にとって、重大な人事異動になるので、慎重に考えてから降格願いを出しましょう。そして、管理職は現場の管理を任されており、部下の士気に大きな影響を及ぼす立場です。その部下と同じ立場で仕事をする可能性もあるので、覚悟しておくのも大切です。
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