管理職研修を受けたあと上司へ提出するレポートの書き方
管理職研修レポートの書き方①:「どのような研修を受けたのか」
管理職研修のレポートの書き方として、まずどのような研修を受けたのかを示すことになります。読み手である上司などが、研修内容を想像できるように、わかりやすくまとめましょう。
受け取った上司がどんな研修だったか分かる書き方で
上司に管理職研修レポートを提出する場合、受け取った上司としては、「どのような研修だったのかを知りたい」はずです。そこで、「研修の目的や内容、進め方などの基本事項」を整理して、わかりやすくまとめる必要があります。
「どのような研修を受けたのか」の書き方の例
例えば、管理職研修の1つに「人事評価研修」があったとしましょう。「目的」は、部下の能力と業績を適正に評価する能力を習得することです。「内容」は、テキストを使った説明と、2人1組になってのケーススタディの実施です。「進め方」は、講師からの説明の後で、ケーススタディを行い、その感想を述べ合い、質疑応答で終了する、という流れです。
このような書き方で、目標設定研修、業務指示研修、コンプライアンス研修などの他の研修もまとめていきましょう。
管理職研修レポートの書き方②:「何を得てきたのか」
管理職研修レポートを提出するうえでは、研修を通じて何を得たのかも示せる書き方が求められます。上司などが、管理職研修を受けさせてよかったと思えるように、成果を伝えましょう。
管理職研修で得た知識や発見が伝わる書き方で
上司は管理職研修レポートを受け取った時に、参加した部下が「研修を真剣に受けて、大事なことを得たのか」が気になります。貴重な時間を使って参加させた以上は、何かをつかんでほしいはずです。またその部下に、今後管理職として担当部門をきちんと引っ張っていってほしいのです。そこで、「研修を通じて得た知識、気づいた弱点、必要だと痛感したスキルなど」を明示しましょう。
「何を得てきたのか」の書き方の例
先ほどの人事評価研修の例で考えてみます。まず、評価は処遇への反映だけでなく、部下の育成にも使うべきだという「知識」を得たとします。また、自分はつい威圧的な態度を取りがちで、部下を萎縮させる恐れがあるという「弱点」に気づいたとしましょう。さらに、部下が話しやすくて、評価を受け入れやすい雰囲気を作ることが必要だと「痛感した」とします。
このような書き方で得たものを整理してまとめ、正直に伝えましょう。
管理職研修レポートの書き方③:「今後の仕事でどう生かしていきたいか」
管理職研修レポートを提出する際には、研修の成果を今後の仕事でどう生かしていきたかも示す書き方が必要です。具体的な生かし方だけでなく、生かすことへの強い意欲もアピールすべきです。
管理職研修を踏まえて今後の展望が上司に伝わる書き方で
管理職研修レポートを受け取った上司としては、部下を研修に参加させた理由が当然あります。それは、「研修を通じて得たことを、今後の現場でのマネジメントに生かしてほしい」ということです。そこで、「マネジメントにどう生かすか、いかに生かしたいか」をしっかりと伝えましょう。
「今後の仕事でどう生かしていきたいか」の書き方の例
これも人事評価研修の例で見てみましょう。まず、普段から部下とのコミュニケーションをしっかり取り、期末の人事評価の際にはリラックスして話し合えるようにしておく、という「生かし方」を示します。また、それを必ず実践して、部下の能力を伸ばし業績を上げさせるように努め、次世代を担う人材を育成したい、という「強い意欲」もアピールします。
このような書き方で示しておけば、レポートを読んだ上司も納得し、期待してくれるでしょう。
管理職研修レポートは研修の内容・成果・今後の展望を示す書き方をしよう
管理職研修レポートを提出する際には、どのような研修を受け、そこで何を得たか、それを今後にどう生かしたいかを示す書き方にする必要があります。これらを上手くまとめて伝えられると、受け取った上司も「研修に参加させて良かった」と思い、今後に期待してくれるでしょう。レポートを読む相手の立場に立って、わかりやすくかつ意欲的な内容にしましょう。
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