管理職としての抱負と目標を仕事で設定する方法
管理職としての抱負①:担当部門の目標を達成すること
管理職としての抱負を持つうえで、担当部門の目標を達成することは欠かせません。会社の目標達成につながること、部下へ適切に割り振れるようにすることを重視すれば、管理職としての抱負は中身のあるものになります。
会社の目標達成につながる仕事をしよう
目標は、まず会社全体のレベルで「売上高前年比5%アップ」などと設定されます。それが営業第1部、営業第1課という風に小分けされていきます。このように、自分の担当部門の目標は、会社の目標と深く関わっているのです。そこで、会社の目標達成につながることを重視しながら、担当部門の目標達成を目指しましょう。
仕事を部下へ適切に割り振れるようにする
また営業第1課に降りてきた目標は、さらにその課内部の各担当者の個人目標として割り振られます。その割り振りを行うのが、課長である管理職ですが、部下の適性や能力などを考えながら決めなければなりません。そこで、部下へ適切に割り振れるようにすることも、担当部門の目標達成にとって大切になります。
管理職としての抱負②:担当部門の部下を育成すること
管理職としての抱負を持つ際には、担当部門の部下を育成していく意思も持たなければなりません。日々の業務指示と期末の人事評価が適切にできるようになることを、抱負として持ちましょう。
日々の業務指示を適切にしよう
既に述べたように、部下にはそれぞれ個人目標を与えています。ただ、個人目標を与えただけで後は何もしないのでは、上司としての役割を果たしているとは言えません。部下の経験や実力に合わせて日々の業務指示を適切に行い、将来の管理職を育成することが、管理職としての抱負に欠かせません。
期末の人事評価とアドバイスを行う
人事制度が整った会社では、毎期末に部下の人事評価を上司が行います。その際、目標をどれだけ達成できたかを確認し、成長した所は褒め、課題があればアドバイスを行います。このように、部下の将来を見据えて期末の人事評価を適切にできるようにすることも、管理職としての抱負には必要です。
管理職としての抱負③:経営層への昇格を目指す
管理職としての抱負を持つうえでは、自分がいずれ経営層に昇格することも念頭に置きましょう。担当部門を会社に見立ててシミュレーションし、現経営層の仕事ぶりを観察して学ぶことを抱負としましょう。
担当部門を会社に見立ててシミュレーションする
自分が営業第1課の課長であれば、営業第1課を1つの会社と考え、自分がその社長だととらえましょう。経営者になったつもりで、経営者のような高い目線と広い視野で物事を考える訓練をするのです。このように、「担当部門を会社に見立ててシミュレーションをしておく」ことで、将来の経営参画に備えることを、管理職としての抱負に持ちましょう。
経営層の仕事ぶりを観察して学ぶ
また、日々の仕事をそのようにこなしながらも、社長や役員などの仕事ぶりをチェックしておきましょう。リスクを伴う投資をする時にはどう判断するのか、仕事でトラブルが発生した時にはどう対処すべきかなど、経営者の資質として欠かせないことが多々あります。それを身に付けるためにも、現経営層の仕事ぶりを観察して学ぶことを、管理職としての抱負に持つべきです。
仕事での管理職としての抱負は実績をのしつつ将来の目標を見据えて作ろう
仕事での管理職としての抱負や目標を設定する方法をご紹介しました。管理職としての抱負を持つうえでは、現在と将来の双方を念頭に置かなければなりません。現在担当している部門について、目標を達成しつつ、部下を育成していく必要があります。また自分自身も、将来経営層に昇格し、より高いレベルで仕事をしていきたいものです。これらを抱負に持ちながら仕事に取り組んでいくと、現在の管理職として、また将来の経営者候補として、着実に成長していけるでしょう。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません