「お待ちしております」をより丁寧な敬語で伝える時の言い方
生活する上で敬語は必要不可欠
人は、生活している以上は会話をする必要があります。なぜなら、会話というのはコミュニケーションの手段でもあるからです。そのため、私生活においても、ビジネスのシーンにおいても、人は会話をします。ここで問題になるのが、言葉遣いです。親しい友人に対して敬語を使う必要はありませんが、ビジネスシーンにおいてはどうでしょうか。
ビジネスシーンだと信用に繋がる
社会では、ビジネスマナーというものをわきまえて活動する必要があります。そのため、上司や、一定の地位にある人に対しては、敬語を使う必要があるでしょう。敬語を使わなければ、信用を失う事態に発展する可能性があります。場合によっては、取引先との商談も失敗に終わる可能性があるので、敬語はそれだけ意識すべきなのです。以下で、間違いやすい敬語である「お待ちしております」について見ていきましょう。
「お待ちしています」より「お待ちしております」の方が正しい敬語
企業に勤める従業員として、相手方にビジネス関連のメールを送る場合があります。この時、メールの本文に「お待ちしています」という記載をするケースがあるでしょう。しかし、この場合においては、「お待ちしております」の方がより正しい敬語になります。では、なぜ「お待ちしております」の方が正しい敬語になるのでしょうか。ここでは、その理由について詳しく説明していきます。
謙譲語が含まれている
基本的に、「いる」の謙譲語は「おる」となります。従って、「お待ちしています」という言い方よりも、「お待ちしております」の方がより適切なのです。ただし、「お待ちしています」という言い方の中にも敬語は含まれているので、こちらの方を選択してメールの本文に記載してしまうケースも多いでしょう。敬語として正しいのは「お待ちしております」だというのを覚えておいてください。
「お待ちしております」よりも丁寧な敬語がある
「お待ちしております」については、敬語として問題はないため、一般的にもよく使われている表現のひとつです。しかし、メールを受信した相手からの印象をより良くする上では、「お待ちしております」よりも丁重な表現の敬語があるのです。ここでは、具体例を見ていきましょう。
「お待ち申し上げております」がより丁寧
「お待ちしております」という敬語より、「お待ち申し上げております」の方が、より丁重な印象を相手に与えられます。なぜなら、「お」という接頭語と「申し上げる」の組み合わせは、謙譲語としてのひとつの型だからです。従って、「お待ちしております」よりも「お待ち申し上げております」の方がより丁寧であり、ビジネスシーンであればこちらの敬語を活用するケースのほうが多くなるでしょう。
「お待ちしております」をより丁寧な敬語で表現するなら「お待ち申し上げております」
目上の人とのメールのやり取りをする上では、「お待ちしています」を使うのは最適とは言えません。従って、「お待ちしております」や「お待ち申し上げおります」のように謙譲語を取り入れるのが大切となるのです。ただし、シーンによっては、「お待ちしております」ではなく、別の表現の方が適切な場合もあるため、敬語を使い分けましょう。
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