卑屈すぎる自分を変えたい!謙虚になり評価を覆す考え方
卑屈な人は必要以上に自分をいやしめる態度をとります。ある意味では処世術なのでしょうが、はたしてそれで幸せといえるのでしょうか?「卑屈」ではなく「謙虚」になることで、周囲からの評価も上がります。今の自分を変えたいなら、この記事を参考にしてください。
卑屈の意味とは?
何かとヘコヘコして自分を低く見せようとする卑屈な人。そもそも、卑屈の意味は自分をいやしめて服従したり、妥協したりすることです。正直、あまりいい感じはしませんよね。
異常に腰が低い
卑屈な性格の人は異常なまでに腰が低い場合が多いです。何かあると「いや~、どうせ私なんて…」といい、薄ら笑いを浮かべます。必要以上に自分を卑下しており、自虐的でもありますね。
強者にはヘコヘコと服従する
自分を低く見せるのは、周囲に対して服従するという意味も含んでいます。そのため、職場の上司や友人グループ内のリーダー格に対して媚びへつらう態度をとることも。同僚や友人に対しても、必要以上にへりくだった態度で接するケースが多く見られます。
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卑屈な人はどんな性格?
卑屈な人はどのような性格なのでしょうか?なぜ、必要以上に自分を低く見せようとするのか?その心理を読み解いていきましょう。
自分に自信がない
根本的には自分に自信がない性格の人が多いです。自分はダメな人間だと思い込んでいるため、日頃の言動も卑屈になります。周囲の立派な人たちと同列に語られるのがおこがましいとすら思っているのです。
普段から根暗
「根暗(ネクラ)」とは「根が暗い」の略です。人間性の根底から暗い人を指します。根が暗いと何事もマイナス思考になり、卑屈な言動が目立つようになるのです。
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ひねくれたものの見方をする
物事の捉え方にも根暗な性格が出ています。常にひねくれた見方をしてしまうのです。純粋に褒められたとしても、「本当は皮肉のつもりではないか?」などと不安を感じてしまいます。それを打ち消すために、「自分なんかダメ人間ですよ~」と卑屈な発言をするのです。
常に疑心暗鬼
自分に自信がなくひねくれているため、常に疑心暗鬼です。相手の何気ない発言や態度でも、何か裏があるのではないかと疑ってしまいます。すべてを疑う心が、自分の本心を見せたくないという卑屈さに繋がっているのです。
いい子でいたい願望が強い
周囲に自分を低く見せるのは、褒められはしなくてもいい子でありたいという気持ちの表れです。下手に反発して相手を怒らせるよりは、自分をけなしてその場を乗り切る。自分の評価を下げないための処世術というわけですね。
卑屈になる5つの原因
卑屈な人の心理を理解した次は、原因を解明していきましょう。
信頼する存在から裏切られた
卑屈になってしまった原因は、信頼していた存在から裏切られた経験も深く影響しています。親友だと思っていた人から陰で悪口を言われていたなど、それまでの価値観が揺らいでしまう体験をすれば性格も変わってしまいます。人を信頼できない気持ちが、自分の本心を隠してひたすら卑下する態度に出てしまっているのです。
外見にコンプレックスを抱いている
容姿や体形など、外見にコンプレックスを抱いたまま成長したことも、卑屈になってしまう原因です。特に思春期である中学・高校時代に外見で苦渋を味わってしまうと、自分は異性から何の魅力もない存在なのだと痛感してしまいます。
未練に囚われている
人生の中での何かしらの未練に囚われ続けているのも大きな原因です。失恋や受験の失敗など、人生のイベントで挫折を味わうと自分が無価値だと思ってしまいます。逆に、それらのイベントを成功させた人に対して、必要以上に卑屈になっていくのです。
就活がつらすぎて挫折
人生の重大イベントである就活の失敗も、卑屈さを強めてしまう原因です。何十社も受けたのに全滅し、新卒で就活できなかった経験はずっと尾を引きます。大企業や公務員など、世間的に勝ち組とされている人に対して負い目を感じてしまうのです。
窮屈な人間関係をスルーしようとした
人間関係のわずらわしさから開放されようとして、あえて卑屈な道を選ぶ人もいます。本心で人と向き合えばお互い傷つくかもしれません。しかし、常に自分を弱い側の立場に置くことで、不要な摩擦を回避できるのです。
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卑屈な性格のままでは幸せにはなれない
卑屈な性格になってしまう原因は、人生で何かしらの未練があることがわかりました。しかし、卑屈な性格のままでいいのでしょうか?本当に幸せな人生を歩み続けられるのかは疑問です。
自分をけなして批判から逃げているだけ
卑屈な人は自分に自信がないため、本質的な部分を指摘されるとひるんでしまいます。問題点を指摘されても改善しようとはせず、とりあえず自分を卑下して逃げることを優先するのです。ただし、批判から逃げるだけでは永遠に成長することはできません。
周囲には見透かされている
批判をかわすために自分を卑下している姿は、他の人からすれば一目瞭然です。せっかく善意から注意を促したのに、それを受け入れるどころか逃げられたのでは、愛想をつかされて当然ですよね。
人間的評価も上がらない
職場の中で卑屈さを発揮した場合、評価されることはありません。イエスマンでもなく単なる低姿勢なだけでは、存在する意味が薄いからです。いくら仕事ができたとしても、自分を持っていない人としてそれなりの評価しかされないでしょう。
卑屈ではなく謙虚に
何事も腰が低いというのは悪いことではありません。問題は相手を不快にしない腰の低さかどうかです。そこで、「卑屈さ」ではなく「謙虚さ」を身に付けるようにしてください。意味だけではなく、文字の形からして両者は全然違いますよ。
謙虚の意味を知り意識変革を
謙虚の意味は、自分を偉い存在とは思わずに低い姿勢から相手の助言を受け入れることです。控えめでありどこかつつましさも兼ね備えた謙虚な人は、周囲から尊敬される対象になります。特に社会的な立場が高いにも関わらず、誰にでも謙虚に接せられる人は人格者と評されるでしょう。
ただ腰が低いだけではダメ
卑屈ではない謙虚さを身に付けるのはそう簡単ではありません。ただ、腰を低くするだけではなれないからです。劣等感からではなく、成長しようとする前向きな意志を持たなければ、謙虚さは身に付きません。
自分の非を受け入れることが重要
謙虚さを手に入れるには、自分の非を受け入れる寛容な心が必要です。どれだけ乱暴な注意をされたとしても言い返さず、卑屈にならずに受け入れる器でなければなりません。とても難しいことですが、自分の弱さを認めることで少しずつ変わっていきましょう。
つつましい謙遜さも身につけよう
謙虚さと似た言葉に謙遜があります。謙遜の意味は控えめな態度をとるというもの。卑屈さと同じに思えますが、両者は似て非なるものです。謙遜さは謙虚さの中に生まれる、相手を気遣う気持ちきています。自分がすぐれていても、それをひけらかすことのない態度が謙遜さなのです。
卑屈から謙虚な態度で評価も変わる
卑屈な人は謙虚な人を目指すことで、周囲からの評価を覆すことも不可能ではありません。考え方を少し変えるだけです。自己否定ではなく、弱い自分の成長の糧とするために謙虚さを身につけましょう。
「どうせ自分なんか」より「自分、不器用ですから」
人から何か言われたときの返事も重要です。今までのように「どうせ自分なんか……」と言った場合、単なる逃げだと思われます。しかし、「自分、不器用ですから」と返したらどうでしょう。自分の弱さを認めることで、相手にも悪い感じを与えずに済みます。
俳優の高倉健さんのように礼儀正しく謙虚な態度でいれば、周囲から尊敬される存在になれますよ。
卑屈になった未練を断ち切る
自分が卑屈になってしまった原因と、しっかり向き合ってみることも大切です。過去の未練を断ち切るために、今の自分を成長させてみましょう。恋愛がうまく行かなかったなら、モテる努力をすればいいのです。就職に失敗したなら、中途採用を目指しましょう。
「人間ていいな」と思えるように
最終的に「人間っていいな」と思えるようになれば、もう卑屈さを失っています。自分と周囲との関係性が対等になったことを意味しているからです。それでも相手からの指摘はきちんと受け入れて、成長することを忘れないでくださいね。
謙虚な態度でキャリアアップを目指そう
謙虚な態度で自分の問題点を解決し成長していけるなら、より高いキャリアを目指すこともできます。社内での出世を頑張る働き方や、キャリアアップのための転職もありますよ。
転職エージェントをうまく活用して年収アップを目指しましょう。もちろん面接の際も謙虚な態度で臨むことが成功のコツですよ。
卑屈よりも謙虚になり自己成長を果たせば道は開ける
卑屈な性格の人は、周囲から成長できない人間だと見透かされています。いずれは愛想をつかされる対象でしかありません。だからこそ、卑屈ではなく謙虚さを身に付けてください。批判を受け入れ成長の糧にできれば、自ずと道は開けていきますよ。
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