プレゼンテーションを成功させる“間”を意識した話し方
人に何かを伝えたい時は、言葉をリズムに乗せる
プレゼンテーションを成功させる秘訣は数多くあります。しっかりした資料を作る、分かりやすいスライドを作る、話の要点が伝わりやすいようにまとめる、などなど。
もちろんそれらが成功を大きく左右するのでしょうが、もう一つプレゼンテーションを成功させるために忘れてはいけないものは、「話す言葉のリズム」です。
古典芸能に学ぶ言葉のリズムの重要性
歌舞伎や文楽などの古典芸能などでも、話し方やセリフには独特の節をつけて語りますよね。
上がったり下がったりを繰り返す絶妙な声の調子は、聞く人を飽きさせない工夫の一つであり、物語中の人物の感情の起伏を声のトーンで表現することにより、物語をぐぐっと盛り上げる効果があります。
プレゼンテーションを成功させるにもそれと同じで、聞く人を飽きさせない話し方をするのが重要です。
大事な内容は大きな声で協調し、具体例など説明では声を落とす……このように言葉にリズムを持たせる話し方をすれば、躍動感が生まれ、聞く人を引き付ける魅力的なプレゼンテーションになり成功しやすいのです。
プレゼンテーションを成功させるため「ゆっくり話す事」から練習する
早口な話し方になってはならない。それはプレゼンテーションを成功させる大前提です。おそらく多くの人が、プレゼンテーションをする前は緊張をおさえ、「なるべくゆっくり話すぞ」と思いながら臨むのではないでしょうか。
しかし、いざ話し始めると、やっぱり緊張でどんどん言葉が早くなってしまうものです。思っていてもいざやってみると、ゆっくり話すのがそう簡単でないと分かるのです。ですから、まずは落ち着いてゆっくり話すという話し方を徹底する。ここから始めて、慣れてきたら言葉のリズムを意識していくといいでしょう。
プレゼンテーションで「間」を意識した話し方をする重要性
プレゼンテーションを成功させるには、その内容がしっかりしているのが大前提ですが、話し手によってその印象は大きく違います。内容はさほど練られていなくても、思わず引き付けられて聞いてしまうという話し手は実際いるもので、最終的にこのような人が成功しコンペに勝つというケースも珍しくありません。
それでは、プレゼンテーションを成功させるため重要な話し方のリズムは、どのように作れるものなのでしょうか。
言葉と言葉の間に「間」を作る
言葉にリズムを作るために有効な方法のひとつが、話す際の言葉と言葉の間にある「間」の取り方。
プレゼンテーションで話をする場合、適度に「間」を取ると内容にメリハリをつけます。もちろん口調や声の大きさも、プレゼンテーションを魅力的にし成功に導く要素のひとつです。
特に胸張って自信を持って堂々と話すと内容に説得力が増し、熱心に聴いている人には、とても有効です。これに加えて適度な「間」を作ることにより、プロのようなトーク力に近づけることができます。
話に「間」を作るには、言葉に自分の感情を乗せるのが重要
大事な話の時に少し沈黙を作って聞き手の反応を伺ってみる、質問やクイズを盛り込んでみて、答えを言う時少し間を置いた話し方をすると、「間」は話にうねりのリズムを生み出します。
プレゼンテーションを成功に導く言葉に自分の感情を乗せるコツとは
素人がすぐにこのような話し方を習得できるわけでは、もちろんありません。しかし、話し方のコツはります。それは、話の中に「自分の感情」を乗せるのです。
「この商品素晴らしいんですよ」という言葉を強調したいなら、自分も真からそう思っている!! と思い込む。そうすると、自然と言葉に力がこもり、言葉に適度な「間」が生まれるのです。
ただ単にメモを読むような話し方のプレゼンテーションをしても、間やリズムは決して生まれません。プレゼンテーションの内容に自分の「楽しい」や「びっくり」を盛り込んでみましょう。きっとあなた自身のリズムが、言葉に乗り成功するプレゼンテーションになっているはずです。
プレゼンテーションを成功させるには“間”を意識した話し方をマスターしよう
いかがでしたか?プレゼンテーションを成功に導く間の大切さがお分かりいただけたと思います。
静から動へ。動から静へ。日本人の得意分野です。古典芸能の業ですし、あまり意識はされてないかもしれませんが、漫画やドラマにも「間」が使われています。「間」がもたらす効能を知っているのに、使わないのはもったいないのでは?これはきっと話術の武器になります
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