仕事のやる気が起きない原因と「やる気の出し方」7選
やる気がないと普段の仕事も面倒に感じてしまうもの。こうなればもう、会社をズル休みするしかないのでしょうか……。 いえ、何とかする方法はあります!やる気がないという悩みをお持ちの方に、今回は14の原因と対処法を合わせて紹介!やる気を出して行きましょう。
会社を休みたいほどやる気がない
朝起きて仕事に行かなくてはいけないのに、どうしても「やる気がない」と感じることはありませんか?生活のためにも働かなくてはいけないのに、やる気が出てこないときはどうすればいいのか?と悩んでいる人も多いかと思います。
何もやる気が出ないのは身体と心のSOS!
大人になれば働くことが日常の当たり前になります。それに対してやる気が持てない状態は、何かの危険信号である可能性が高いです。
無気力なまま働き続けるのは、後々大きな問題に発展する恐れも。身体が無意識に発しているSOSに気づき、何かしらの対策を打っていく必要がありますね。
やる気が出ない原因を探ろう
まずは、自分のやる気が出ない理由を考えましょう。「仕事が辛いから」という業務面の理由や、「目的意識を持てないから」などの精神的な理由まで様々です。中には何の理由も思い浮かばないのに、身体がいうことを聞かないという状況もあるでしょう。
やる気が出ない理由は人それぞれ。自分が陥っている原因を探り当てることが、やる気を取り戻すカギになるはずです。
原因①体がだるいためやる気が起きない
毎朝起きて歯を磨き、スーツに着替えて玄関を出ようとしても、なぜかやる気が起こらない。こんな経験はありませんか?だるさを感じるほど身体が重苦しい場合は、肉体的な疲れかもしれませんよ。
身体のだるさは普段の行動にも影響を及ぼします。普段は気づかないものの、緊張の糸が途切れた瞬間に疲れが一気に押し寄せて来るのです。
身体がだるい原因
1.睡眠不足
2.偏った食生活
3.身体を動かしていない
4.肩こり
5.眼精疲労
6.不規則な生活スタイル
7.ストレスによる精神的なもの
眠気もやる気を削ぐ原因
特に疲れからくる眠気は仕事の大敵です。常に睡魔との闘いを繰り広げた場合、仕事への集中力が著しく低下します。
眠気を生み出す原因は肉体疲労であり、休めないと状況は悪化していくばかり。そんな忙しい現代人をむしばむこの状況を改善し、やる気を引き出すにはどうすればよいのでしょうか?
仕事のやる気が出ない
仕事へのやる気が出ない理由として、純粋に職場に行きたくないと考えている人も多いでしょう。それは仕事内容への不満や、職場の人間関係のこじれかもしれません。仕事が辛いと感じる理由は無限にあるもの。嫌いな職場に行くだけでやる気を失ってしまう人が多い点もうなずけます。
仕事がつらい原因
1.仕事が自分に向いていない
2.人間関係
3.残業が多い
4.休みが少ない
会社に行くのが苦しくなる
一度でも仕事が辛いと感じてやる気を失ってしまえば、会社へ行くのも億劫になってしまいます。私たちの日常の一部になってしまっている仕事へのモチベーションを保てないのは問題です。
ある日突然に無断欠勤したままフェードアウトしてしまうなど、社会的地位を脅かしかねない事態に発展しかねません。大人としての尊厳を失わないためにも、しっかりと対策を取るべきです。
対策A:同僚や友人に相談する
本当に仕事がつらいのであれば、信頼できる人に相談してみましょう。それは会社の同僚や上司、友人や家族かもしれません。自分一人で問題を抱え込んでしまうことは、事態の更なる悪化を招きます。そのため、すぐにでも誰かに相談して客観的な意見を貰うべきなのです。
対策B:業務とノルマの再調整
仕事でうまくいかずに結果が出ないときは、主に2つの原因が考えられます。1つ目は業務内容が複雑かつ多すぎて、個人で捌ばける範囲を超えている場合。2つ目は個人の能力不足によるものや、適性がない場合です。
自分に合わない仕事はストレスの原因なため、向いていないと思うなら上長に相談して配置換えなどの措置をを依頼しましょう。
原因③同じことの繰り返しに目的を見いだせない
圧倒的な無気力は目的を失ったときに襲ってきます。1日のほとんどの時間を費やす仕事に対して、無意味さを感じてしまうとやる気の低下に直結します。
同じ作業を繰り返すルーチンワークや、工場のライン業務などは特に、目標を見失いがちです。
目的を見いだせなくなる理由
1.毎日が同じ作業の繰り返し
2.仕事のゴールが見えない
3.何のために作業しているか曖昧
何事も無意味に感じてしまう
毎日が同じ仕事の繰り返しだと、人は何のために働いているかが分からなくなるもの。淡々とこなすだけの作業では、やりがいを失ってしまいます。最初は何かしらやりたいことがあって入社したはずなのに、途中でそれを見失ってしまったときに起こりやすいです。
対策A:仕事の意味を考える
仕事の目的が分からなくなるというのは、誰もが経験するもの。いわば通過儀礼です。それを経験して乗り越えてきた人たちは、何かしらの目的を見いだしてきました。それは、「なぜ」この仕事をしているかを考えることです。
人間社会は横に繋がっているもの。自分の仕事が他の誰かに影響を与え、その人の幸せにつながっているかもしれません。どんな小さなことでも構わないので、自分の中で「なぜなのか」という問いへの答えを見出してみてください。それが理想の対処法です。
対策B:革命児になる
変わらない毎日に嫌気がさしたなら、無理やりにでも革命を起こすべきかもしれません。仕事に新しい目標を設定したり趣味を増やしたりするなど、自分を変えるのは簡単です。
逆に、環境を変えようと思ったらそれなりの苦労が付きまといます。会社組織の変革ともなると、莫大な時間と体力を使うでしょう。ですので、自分の身の丈に合った変革に留めておいた方がよさそうですね。
資格の勉強でやる気がでない
職場によっては資格の取得が義務付けられている場合があります。例え給料アップのためとはいえ、仕事後に自主的に勉強するかと思うと気が滅入ってしまいますよね。やる気がない中で勉強しても、まるで頭に入ってきません。試験日が近づき、焦りが溜まる一方です。
仕事とは別に勉強するのがきつい
仕事で全力を出して働いたのに、帰宅してから机に向かって勉強しなければならない。これは想像以上に過酷なものです。肉体労働の場合は疲れて椅子に座るのも大変でしょう。学生時代から勉強が嫌いだった人にとっては、苦痛でしかありません。
対策:自分の将来への投資と考える
つらい資格の勉強も、考え方を変えることで少しは楽にできます。それは、自分の将来の投資という見方です。この苦労も収入アップや昇進のために必要なものだと思えば、頑張らなければというやる気が出てきます。先を見据えながら仕事と勉強の両立をしたいですね。
原因⑤給料が低くてやる気がでない
お金というのは人を動かす原動力になります。婚活市場でも年収の高い人に人気が集中するように、いくら稼げるかというのはステータスなのです。つまり、貰っている給料が低いというのは、非常にやる気を失ってしまう原因になります。
給料が低い原因
1.勤務年数が浅い
2.ブラック企業勤務
3.会社の経営が危うい
4.スキルがない
5.成果が反映されない
頑張りへの対価に不満が残る
給料は自分が仕事で頑張ったご褒美。その対価が不当に少なすぎると感じた場合、やる気もなくなってしまいます。ただ、社会人として働くという行為は「どれだけ頑張ったか」ではなく、「どれだけ成果をあげられたか」が焦点になってくるもの。学生時代のようにがんばっているからという考え方が通用しないのもまた、事実なのです。
対策:結果を出して昇給を目指す
給料を上げたいと思うなら、仕事で成果を上げるのが最も近道です。成果をデータ化して上に報告するようにしましょう。。給料を上げてほしいという交渉材料になり、話しを有利に運べるはずです。結果を出した人の言葉には説得力がありますからね。給料が上がれば仕事へのやる気はすぐに復活してきますよ!
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原因⑥燃え尽きて何もやる気が出ない
仕事や私生活でチャレンジしていたものを達成できたとき、人によってはそこでやる気をなくす場合があります。目標に到達した時点で、次にするべきことを見失ってしまうのです。
何かをやり遂げてしまった原因
1.目標がすべてのゴールだった
2.やりがいを見失ってしまった
3.家と職場の往復に飽きてしまった
4.仕事をマスターしたため単調になった
目的を成し遂げてしまった
大切な目標を達成してしまうと、そこまでの苦労がすべて報われた形になります。そこでやる気を失ってしまうのは、ある意味燃え尽きた状態に近いといえます。最初の目標を高く設定し過ぎた場合、次の目標を見出せずに苦労するでしょう。
対策:次の目標を見つける
最大の対策は、燃え尽きたあとに新しい目標を見つけ出すことです。すでに達成した目標が人生の中で大きなものだったとしても、他にも目指すべき道はいくらでも広がっているはずです。コツは深く考えすぎないで決めることです。
原因⑦人間関係でやる気なし
職場や部署の中で周囲との人間関係がうまく行っていない場合も、やる気を奪う原因になります。
自分と周囲の考え方のズレが、次第にイライラや不安へと変わり、その場にいたくないと思うようになってしまうのです。
周囲とのすれ違いによる原因
1.自分と周囲との意識の違い
2.周囲の人間の意識が低いと思ってしまう
3.自分のやる気が高すぎる
4.変わらない周囲にうんざりする
上司や同僚とのすれ違い
同じ仕事をしている上司や同僚との間にすれ違いがあるのなら、なるべくなら自分の意見を多数派に寄せていく方が楽でしょう。しかし、自分が正しいという信念があるのであれば、意見を主張すべきかもしれません。
仕事ができる人なら「進んだ考えを持っているな」と思われるでしょう。しかし、そうでない人の場合はどうでしょう?「また拗らせている」と思われてしまうはずです。
対策:他人だと割り切る
周囲と意見が合わないからと、あまり拗ねていると愛想をつかされる恐れがあります。そのため、あくまで同じ職場にいる他人であると割り切るのが一番です。不要なストレスを感じ無くなれば、次第にやる気も復活してくるでしょう。
原因が自分にある場合のやる気を出す方法
やる気がない人に多い、7つの原因と対策方法をみてきました。自分のやる気が出ない条件と合致していたら、すぐに対策法を試してみてくださいね。それとは別に、原因が自分の中にある場合の共通した対処法を紹介します。
①少しずつ前向きな気持ちになろう
やる気がない人に共通するのは、少し落ち込んでいるか、何かに対する怒りの感情をもっていることです。常に負のイメージばかりを持っていると、次第にやる気がそぎ落とされてしまうもの。ここは心機一転、前向きな気持ちに切り替えていきましょう!
人は気の持ちようで劇的に変わります。前向きな気持ちになれれば何かを変えたいと思うようになり、行動に移しやすくなるからです。積極的に頭や身体を動かしているうちに、やる気のゲージも回復してきますよ。
②やる気を自在に引き出せるようにする
よく「やる気のスイッチ」という言葉を耳にしますよね。自在にやる気を引き出せるスイッチがあれば、どれほど便利なものでしょう。物理的なやる気スイッチはありませんが、精神的に切り替えていくことも可能です。
やる気のスイッチの入れ方は人それぞれ。自分に合った方法を見つけてくださいね。
やる気スイッチONの方法
1.好きな音楽を聞く
2.お菓子を食べる
3.散歩する
4.明るい未来を想像する
5.趣味にお金を費やす
③やる気の名言をインプット
やる気がなくなってしまったのは自分だけではありません。この世界に住むほとんどの人たちが経験してきたものでしょう。だからこそ、他の人がやる気を取り戻した際の名言んを知り、自分にインプットしてみてください。
やる気が出る名言
運がいい人も、運が悪い人はいない。
運がいいと思う人と、運が悪いと思う人がいるだけだ。
【作家・俳優:中谷彰宏氏】
人生に失敗がないと、人生を失敗する。
【精神科医:斎藤茂太氏】
④趣味や運動で気分転換
やる気がないときは無理に出そうとしても逆効果です。そのため、仕事や悩みをすべて忘れて没頭できる時間を作りましょう。オススメは趣味の時間を持つことです。時間を忘れて集中できれば息抜きにもなりますからね。そして、スポーツなど身体を動かすこともストレス解消に繋がり、やる気を引き立てるのに効果的です。
⑤適度に散財して働く意欲を再燃させる
仕事をする大きな目的はお金を稼ぐためです。生活に直結するお金の部分で働く意欲を高める方法として、思い切って散財してしまいましょう。無駄遣いにならない程度にショッピングやグルメを楽しんでください。使った分のお金を稼がなくてはという気持ちになり、次第にやる気を持てるようになるはずです。
どうしてもやる気が起きない場合は…
これまでに紹介した対処法を試してみたけど、やる気が出てこないという人もいるでしょう。そうなると、職場など今の生活環境そのものが合っていない可能性が高いです。思い切って環境を変えてみることも必要かもしれません。
環境を変えるという選択も
やる気を出すために自分を変えるだけでは無理だと判断したら、思い切って環境を変えてしまうのもよいでしょう。共に高め合える仲間がいれば、自分も負けじと頑張れるもの。やる気を出せる環境に身を置くことが一番の近道かもしれません。
転職エージェントはやる気を引き出すプロ
環境を変えるには転職は最も現実的な手段です。自分で組織改革をしようと思っても妨害されたりして、途中でやる気を失ってしまいますからね。転職先を探す際のコツとして、エージェントのサービスを利用するのがおすすめです。
キャリアアドバイザーとの面談によって、自分でも気づけなかった点を知ることができます。キャリアの棚卸といわれるこの作業は、自分の中に眠っていたやる気を呼び起こすのに最適な作業です。
やる気がないときは原因解明を最優先!無理をせずに自分にあった対処法を試そう
やる気がないときは何もしたくないはず。だからこそ、すぐに原因解明をおこなうべきなのです。やる気がない状態が続くと仕事にも悪影響を及ぼし、職を失ってしまうかもしれません。
原因が自分の中にあるならいくらでも対処は可能です。基本は前向きになることが重要といえますね。それでもやる気がない状態が続くようなら病気の可能性も考えてみましょう。やる気は生命力のパロメーター。これから生きていくうえでも欠かせないものですからね。
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