接客業経験をうまく伝えるための職務経歴書の書き方|印象に残る自己PR【例文あり】

2016年12月7日就職活動, 接客

職務経歴書で人事担当は前職仕事内容やその働き具合を見る

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職務経歴書では、履歴書だけでは分からないあなたの過去の仕事内容や、身につけてきたスキル、どのような働き方をしてきたのかを確認できます。それは、もし採用したらどうなるかを想像するのに、とても重要です。同じ接客業をしてきた人でも、職務経歴書の書き方ひとつで驚くほど印象が変わるのは言うまでもありません。職務経歴書があるだけで、他の求職者との差が縮まりやすく、その書き方次第で自分を最大限アピールし、他人と差をつけられます。

4つの項目を記載して読みやすい書き方をする

実は、職務経歴書には明確に定められた記入形式がありません。ですので、読みやすく分かりやすい書き方を心がけましょう。A4用紙1~2枚、多くても3枚程度に収めるとよいでしょう。記載すべき項目は以下の4つです。

①経歴要約

②職歴

③資格やスキル

④自己PR

経歴要約や職歴の書き方は具体性のある内容にする

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では、上記にある職務経歴書の①~④の書き方のポイントをについて見てみましょう。まずは①の経歴要約と②の職歴です。

上記の通り、在籍期間や担当業務だけではなく、店舗規模や実際の売り上げで実績を残した内容を、職務経歴書に記入するといいでしょう。顧客数やノルマ達成率なども書き方でのアピールポイントになります。この書き方で、これまでの接客経験やスキルの中から、応募先企業が求めている経験やスキルと合致する部分のアピールにつながるでしょう。人事担当者に会いたいと思わせるためには、意欲を示す前向きな内容にするだけではなく、仕事を通して工夫したり、頑張って取り組んだ経験なども盛り込む書き方にしてください。

経歴要約の記載例

①の経歴要約は、これまで勤めてきた業務を紹介しつつ、就職後にどのような活動を行いたいのかを表します。例文としては以下の通りです。

「私は株式会社□□スーパーに新卒から○年間勤務し、○○売場での生鮮販売業務に携わっていました。

商品の売り込みで全社トップクラスの販売成績を収めたほか、現在は売場責任者のサポート役として業務を代行したり、パート社員やアルバイト社員への現場指示や育成を行っています。

今後はさらにお客様に満足できるサービスを提供しつつ、スタッフとも協調した会社づくりに貢献します。」

職歴の記載例

②の職歴は、上記の内容を補足する要素として、具体的な職務内容を記入するようにしましょう。以下が例文です。

【所属】

平成○○年○月~平成○○年○月

株式会社□□スーパー▲▲店

〔社員数〕○○人

〔店舗規模〕来客数1000人・売上額○億○万円(日)

【担当業務】

○○売場を担当。売場チーフのアシスタントとしてマネジメント代行や接客・販売・発注管理業務を実施。

【実績】

平成□□年度 売上高××万円(予算比○○%・前年比▲▲%)

平成□□年度 売上高××万円(予算比○○%・前年比▲▲%)

○○の売り込みで週間売上○○万円を記録し全社50店舗中1位の売上を記録。

資格やスキルの記載例

③の資格やスキルでは、まずは業務に関わるものを優先して書いていきましょう。もし、記入欄が余るようであれば、その他の資格も記載して問題ありません。注意点としては、資格名は通称ではなく、正式名称で記載しましょう。

・平成○○年 ○月○○日 日本英語検定協会主催実用英語技能検定試験○級合格

・平成○○年 ○月○○日 普通自動車一種運転免許取得

職務経歴書からでも分かるように接客業で培ったスキルをアピールする

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職務経歴書に接客業で経験や、身に付いたスキルなどを書くときには、「こんな内容まで?」と思うような細かいものでもしっかり書きましょう。接客業をしていたといっても、毎日お客様の対応をするだけではないはずです。商品管理、顧客情報管理、細かい雑務などの経験からも、書き方次第であなたの魅力や強みを伝えられるでしょう。また、実際にお客様の対応が中心の仕事では、クレームを受けるケースもしばしばあります。クレームの対応はとても大変なもので、誰でもやりたくないと思ってしまうものでしょう。しかし、その経験は確実にあなたの成長にはプラスになっていますし、もしそのような経験があるなら自己PRに盛り込んでみる書き方も良いです。

別業種から接客業への転職でもアピールポイントは同じ

もし、今読んでいるあなたが別業種から接客業への転職を検討している場合、職務経歴書には、「現在の職業よりももっとお客様とコミュニケーションを取りたい」といった前向きな書き方ができればよいでしょう。また、前線でお客様の対応をする接客業は会社の顔であり、会社の印象を大きく決める存在となります。ですので、企業側は、コミュニケーション能力はもちろん、臨機応変に柔軟な接客ができる対応力を求めています。まずは自分が「接客業で何をしてみたいか」「どのような接客をしていきたいか」を見つめ直し、企業にとって魅力のある人材とアピールできれば、接客業への転職を成功できるでしょう。

接客業経験の自己PRポイントはコミュニケーション能力の高さ

接客業と一口にいっても、美容や飲食関係、受付、販売など多種多様です。ですがどの種類の接客業であっても、人とのコミュニケーション能力が必要であり、接客業の経験でコミュニケーション能力が鍛えられたのではないでしょうか?一人で黙々と作業をするような仕事ではない分、周りを気遣い、どんなときも笑顔での対応が必要とされる職業ですから、それは立派な強みです。職務経歴書にも、そういったコミュニケーションスキルや、お客様の立場に立って対応ができるといった内容を自己PRするような書き方をすれば、あなたの強みがより一層明確になるでしょう。

接客業経験に自信をもつのが大事

何度も言いますが、接客業には人との繋がりやコミュニケーションが非常に大事です。それを疎かにするとクレームにつながったりもします。会社の仕組みとは、取引先や顧客を相手にサービスを行うので利益を得ているので、コミュニケーションスキルは会社にとってはとても大事なスキルです。社内でも社外でも、円滑なコミュニケーションがとれる人材というのは、どの企業に行っても歓迎されます。職務経歴書に自己PRを書くときには、単に「お客様の立場に立って対応していた」だけではなく、「どのようなお客様にどのような対応をした」というような書き方で、自分にしかないエピソードを上手く盛り込めるとよいでしょう。

4つの必須項目と接客業で磨いたコミュニケーション能力や魅力的なエピソードを職務経歴書に盛り込む書き方をしよう

職務経歴書では、応募先企業で活かせそうな経験やスキルを上手くアピールする点が重要です。接客業に携わった経験で自分がどれだけ成長できたのか、そして自分が入社したらどのような働きができるのかを明確に表現しましょう。そして経歴要約や自己PRなどはわかりやすく読みやすく、がポイントです。また、職務経歴書を作成したら、できるだけ客観的な目で見直すのをおすすめします。時間をおいて再確認するようにしましょう。職務経歴書は初対面の相手に提出する書類なので、手抜きをせずポイントに沿って丁寧な書き方を心がければ、効果的な内容にできるでしょう。

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2016年12月7日転職

Posted by BiZPARK