接客業やサービス業で役立つ資格とそれぞれのメリット

2017年1月16日2021年4月16日接客, 資格

接客業やサービス業で役立つ資格①:接客サービスマナー検定

接客サービスマナー検定試験は、たくさんある接客業やサービス業の中でも、特に上質な接客サービスが求められる仕事に対応した資格です。航空やホテル、ブライダルなどはワンランク上の接客サービスが求められており、現在ではその他の業界でも同様の傾向があります。レベルに応じ、接客サービスの基本的なマナーからはじまり、質の高い接客サービス能力の知識、さらには実際の行動として身についているかどうかを実技や面接で判定していく資格です。

接客サービス能力の証明になり就職や転職に有利

接客サービスマナー検定試験は民間資格で、3級、2級、準1級、1級の4つのレベルがあります。準1級と1級では筆記試験のほか実技試験もあり、試験は指定の全国主要都市の会場で年4回、受験資格は特にありません。この資格を取得すると上級の接客サービス能力がある証明となり、サービス業や接客業の就職時や転職時に役立てられます。また、お客様に満足いただける接客サービスの提供にも活用できる資格です。

接客業やサービス業で役立つ資格②:サービス接遇検定

サービス接遇検定はサービス業で必要となる全般の考え方や、行動の型を学んでサービスの心を養うことを目指している資格です。検定で審査される内容は、サービス業務に必要な心構えにはじまり、対人心理への理解と応対技術、話し方や態度・振舞いなどがあります。この検定は、ホテル、鉄道、金融、病院などのサービス業や接客業の企業から受験するケースはじめ、ファッション、理美容、航空、観光、医療などのスタッフを育成する専門学校から受験するケースが多くなっているそうです。

仕事で活かせるだけでなく昇進やキャリアアップのメリットがある

サービス接遇検定は、文部科学省後援によるビジネス系検定の資格です。3級、2級、準1級、1級の4つのレベルがあり、全級ともに筆記試験を行います。筆記試験の出題領域は理論と実技に区分分けされており、3級と2級はマークシート形式です。1級はすべて記述形式で面接試験もあり、合格率は難関となっています。準1級は面接試験のみとなっています。サービス接遇検定は幅広いサービス業や接客の仕事に携わる上で役立つサービスマインドを学ぶことができる資格で、日々の仕事に活かせる他、昇進などのキャリアアップにも役立つ資格です。もちろん、就・転職時にもサービス業の知識がある証明として活かせます。

接客業やサービス業で役立つ資格③:販売士検定

接客業の仕事の一つとして、販売があげられます。各種専門店はじめ、デパート、百貨店、スーパーなどで販売の仕事にあたる人は多いものです。販売士検定は、販売の仕事で重要となる接客マナーや販売の技術はじめ、仕入れや在庫の管理、マーケティング、人材育成の知識と言った専門的な知識を有する販売のプロの育成を目指した資格だといえます。合格者はプロとして「販売士」という称号が付与されるそうです。受験者は小売り従事者ばかりでなく、卸売、サービス、流通業などへの就職を目指す人も多くなっています。

流通・サービス・小売業界への就職に役立つ

販売士検定は商工会議所の検定試験で、3級～1級のレベルがあり、どの級から受験してもよいのが特徴です。3級は売場販売員に必要な接客の知識が中心の資格であり、2級は売場を管理する人に必要となる、マネジメントをはじめ仕入れや在庫管理といった知識が中心となります。1級はトップクラスの人に必要な、商品の予算や計画、マーケティング、人事や財務、労務などと言ったマネジメント全般の知識が中心です。それぞれの内容に応じた知識を身につけることが可能で、仕事に大変役立ちます。また流通・サービス・小売業界などを目指す人にとっては専門的な知識が習得でき、さらにその資格は就職にも役立ちます。

接客業やサービス業では接客サービスマナー検定・サービス接遇検定・販売士の資格が就職や昇進に役立つ

接客業やサービス業の仕事に役立つ資格として、接客サービスマナー検定、サービス接遇検定、販売士検定があります。接客サービスマナー検定は航空・ホテル・ブライダルなど、上質なサービスが求められる仕事に対応した検定です。サービス接遇検定は、サービス業界で必要となる心構えや行動について詳しく学ぶ検定であり、販売士検定は、販売の仕事に必要な接客の知識や技術はじめ、店舗管理やマネジメント全般、マーケティング知識など、店員からマネジメント職までそれぞれに必要な知識を身につける検定だといえます。いずれも従事している仕事に役立つ知識が得られるでしょう。また、これからその職を目指す人には就職に役立つ資格です。