革靴のひび割れの修理を自分で行う方法とその限界
細かいひび割れ程度であれば毎日のお手入れで修復可能
ひび割れの修理と言っても、細かいひび割れ程度の修理であればわざわざ大々的に道具を買い込むような必要はなく、毎日のお手入れをきちんとやるだけでしっかりと行うことが出来ます。具体的には「クリーナー、クリーム、ブラシ、クロス」の4点を効果的に使い、お手入れを頻繁かつ丁寧に行うことが大切だと言えるでしょう。
クリーナーとブラシで汚れを落としクリームをにじませクロスで磨く
具体的にどのようにお手入れをすれば、革靴のひび割れを修理することなく直せるのでしょうか。まずは、革靴の表面の汚れをクリーナーとブラシを使ってしっかり落としてしまいます。そのうえで、靴クリームをなじませ、革靴に刷り込んでいきます。最後に汚れていないクロスで靴全体を磨き上げれば、お手入れは完了です。
中程度のひび割れは埋めてしまう方法で修理可能
革靴を履いていてある程度目立つくらいのひび割れが出来てしまったときには、ひび割れを埋めてしまう方法で修理することが可能です。ひび割れ修理用の専用のパテを購入し、ひび割れている個所に埋め込んでいく方法で修理をすることが出来ます。また、この工程を行った後に前述したデイリーケアをきちんとやることで、ひび割れの進行を止めることも可能です。
大きく目立つひび割れは削り取って修復することが可能
革靴の表面で大きく目立つひび割れが出来てしまった場合には、割れている部分を削り取る方法で修理をすることが可能です。目の細かい紙やすりを購入し、必要以上に革にキズをつけないように丁寧にひび割れ部分を削ります。ある程度ひび割れが削れたら、靴クリームを利用して他の部分と同じような風合いを作り出せば、修理完了です。
キズのようになったひび割れは業者に頼もう
革靴の表面だけでなく、革の下の層が見えてしまうほどひび割れている、大きなキズのようになったひび割れが出来ている場合には、自分では修理することが不可能になってしまいますので業者に頼んだ方が良いでしょう。また、革靴を削るほどの手先の器用さがないような方も、業者に頼んだ方が安全に革靴を修理してもらえます。
革靴修理の相場はダメージ次第だが3,000円~7,000円程度
業者に頼んだ場合、革靴のダメージの程度や修理に要する工程の難しさなどで金額はかなり変わってきますが、おおむね3,000円から7,000円程度で修理することが可能になっています。下の層が見えてしまうほどひび割れている革靴は、跡が分からないように完全に修理することはほとんど不可能になっていますので、新品を買った方が良い場合もあるでしょう。
革靴の細かいひび割れ程度なら修理できるがキズのようなものは業者に頼もう
革靴のひび割れ修理は、細かいものや小さいものであれば自分で行うことも可能です。ひび割れが軽傷なものであれば、修理をする必要もなく日々のお手入れで革靴本来のコンディションを取り戻すこともできるでしょう。しかし、あまりにも革靴のひび割れが大きくなってしまった場合には、やはり業者を頼むしか選択肢はなくなってしまいますので注意しましょう。
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