革靴の革底の手入れ方法とそのポイント
革底の革靴は通気性が良く蒸れにくい
革靴の中でも、高価な商品は多くが革底です。見た目に美しいだけでなく、歩いた時の靴の踵が床にぶつかり立つ音がかっこよく、好きな人も多いのではないでしょうか。革底の靴は、踵がすり減った時に交換する事が出来、お気に入りの靴を長く履く事が出来ます。また革という材質上、通気性が良く蒸れにくいというのも愛用者が多いポイントです。
革底は滑りやすく水が染み込みやすい点に注意
しかし、物事には良い面だけではなく、悪い面や注意すべき点もありますので、両方を知っておく事で、革靴をより上手に使う事が出来ます。革靴の革底のデメリットは、滑りやすいという点です。特に雨の日には良く滑るため注意が必要です。また革は通気性が良いのですが、雨の日は雨が染み込みやすいという欠点があります。
革底には手入れが必要
革靴は出来れば毎日、そして月に一度くらいは丁寧な手入れをしなくてはいけないのですが、革底の靴の場合、底の部分にも特別な手入れが必要になります。面倒だと思うかもしれませんが、この時に踵のすり減りに気付く事も出来ますので、革靴をより大切に使おうと思っている人には、気づきの良いタイミングになります。さて、革底の手入れ方法について見ていきましょう。
革底から小石を取り除き定期的にオイルを塗り込もう
革靴の革底は、歩いているうちに小石がめり込んでいる事がありますので、こまめに入ってしまった小石を取り除くといった手入れを行いましょう。また革という材質上、定期的にオイルを塗りこんで栄養を与えてあげると良い状態を保つ事が出来ます。この時に使うオイルはミンクオイルなどの、ロウの成分が入っていないオイルです。丁寧に靴底のケアをすると、驚くほど革底が綺麗になります。
革底の手入れの小石落としには「メラミンスポンジ」がおすすめ
それでは、実際に革靴の革底にはどのように手入れをすれば良いかです。まずは革底にめり込んだ小石を落とし、全体を綺麗にするのですが、小石を落とすのが一苦労です。ここで出てくるのが「メラミンスポンジ」です。洗剤を付けずに擦ると消しゴムのようにカスが出て汚れが落ちる、という台所用品です。このメラミンスポンジで擦ると、革靴の革底を傷つけずに汚れを落とす事が出来ます。
革底の汚れを落とした後には「ミンクオイル」を塗るのがおすすめ
革底は栄養が足りなくなるとひび割れて弾力が無くなってしまいます。適度に底の部分に弾力がある方が歩きやすいので、革靴の底を綺麗に保つためにも、自分が歩きやすいためにもオイルを塗る手入れを忘れないようにしましょう。使うのは多くの場合ミンクオイルです。少量を指先に取って、靴底の縫い目に沿って塗りこんでいきます。ミンクオイルを塗る事で、雨も染み込みにくくなります。
革靴の革底の手入れは汚れを落としオイルを塗る
ラバーソールよりは断然カッコいい革靴の革底ですが、丁寧に手入れをしなくては本来の良さを生かす事が出来ません。手入れと言っても、メラミンスポンジで革底にめり込んだ小石を取り除いて、汚れも拭い、ミンクオイルを塗りこむ、という手順ですので、それほど手間ではないでしょう。また、革靴の革底はソールの交換も可能ですので、すり減っている事に気付いたら靴屋さんで交換を依頼しましょう。
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