レポートの字数「○文字程度」の許容範囲と理想の内容配分
指示された字数の「以内」と「程度」の許容範囲は10%
レポートの字数制限には「1,000字以内」や「1,000字程度」と言った指示の仕方がされる場合があります。字数は、きっちり1,000字にしてレポートを書くのは難しいので、多少前後しても構わないということですが、字数が少なすぎたり、多すぎたりするのは良くありません。
基本的な許容範囲は前後10%程度だと考えておきましょう。
つまり、1,000字「程度」の許容範囲は900字~1,100字と考えるとよいでしょう。
基本的にレポートの字数制限に含まれるものは「タイトル」「見出し」「本文」
レポートの字数制限の数の中に含まれるものは、タイトル、見出し、本文のみとなっているケースが多いようです。文中に表示させた表や図は、文字があっても字数には含まれません。また、参考文献の出典先なども字数外となります。レポートの指示事項の中には、字数以外にも用紙の枚数の指定がある場合があります。この場合、字数に含まれない表や図を入れたことでスペースが少なくなり、必要な文字数が入りきらなくなるケースもあるため注意が必要です。
レポートは字数制限の数が少ないほど難しい
レポートは字数やレポート用紙の枚数の指定が少ないほど難しいものです。書きたい内容を自由に書いていると、すぐに許容範囲をオーバーしてしまうので、上手く要約して書かなくてはいけないためです。逆に言えば少ない範囲でレポートを書く訓練をしていれば、範囲が広がった時には楽に書き進められるようになります。
字数制限を超えて多すぎるレポートもNG
レポートを書く目的は、テーマに対しての問題提起や考察、結論の見つけ方を身に付けることの他にも、条件通りの仕上がりにまとめられるか、という力を養う点もあります。ですから、決められた範囲の字数でまとめられていないレポートは、課題の条件をクリアしていないと見なされてしまいます。
社会人としてプレゼンテーションする時には、与えられた時間を最大限に活用できなければビジネスは成立しないのです。与えられた条件を上手く活用できる力を身に付けるつもりで、字数の配分を考えてみましょう。
理想的なレポートの字数配分=予測25%:検証60%:結論15%
レポートの基本的な構成は予測、検証、結論の3部で成り立っています。この3つの項目の理想的な字数配分は、予測が25%、検証が60%、結論が15%だと言われています。検証の部分が一番多い理由は、レポートの本題の部分であり、いくつかの仮説や事例を挙げる必要があるためです。レポートは内容と同じくらい形式も重要視されるため、どこに重点を置くかも踏まえて、字数配分を考える必要があります。
レポートは字数を確認しながら書く
レポートはいきなりレポート用紙に書くのではなく、参考文献で集めた情報や自分なりの考察をメモ書きし、必要な部分をつなぎ合わせて書くものです。この時、文章の書き方や内容を確認することはもちろんですが、どの程度の字数か確認するのも大切です。清書する際には字数が足りなくなってしまいがちなので、あらかじめどの程度の字数かを意識しながら文章を考える必要があります。
「程度」の許容範囲は10%!レポート内容の字数配分は25:60:15が理想
レポートの字数制限「程度」の許容範囲と、内容の理想的字数配分をご紹介しました。「程度」の許容範囲は10%のようです。
レポートを書く早い段階から、どの程度の字数であるかをいつも意識することで、修正する回数を大幅に減らすことができます。限られた字数を目一杯利用して、上手くまとめることがレポートを成功させる秘訣です。無駄を省き、効率よくレポートを作成する力が身に付けば、社会でも大いに役に立つでしょう。限られた字数で伝えたい内容を的確に伝えられる能力は、就職活動などの場面でも高く評価されます。
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