訃報を取引先に伝える時の書き方と文例
取引先への訃報には亡くなった人物名と日時の記載をすること
取引先に社内の人間の訃報を知らせる際には、まずは死亡した人物名と、その人物が亡くなった日時を記載する必要があります。
取引先へのメールですが、あくまでも訃報ですので、季節の挨拶等はいりません。メールに宛名や署名を記載したら「訃報」とだけ中央に書き、死亡した人物とその人物が死亡した日時、享年等を記述していきます。
取引先への訃報になりますので、それを記載したのちには、生前に良くして頂いたことに対して感謝を述べましょう。
文例をあげると、
「ここに生前の厚誼を深謝し、謹んでご通知申し上げます。」
となります。
訃報において故人に付ける敬称は「儀」
また、この訃報は取引先に送るものですので、故人は身内になり、様や殿という敬称を付けるとおかしくなるので、故人に付ける敬称として「儀」というものを使うようにしてください。
文例としては、
「弊社代表○○が○○儀が平成○○年○○月○○日、享年○○歳にて逝去致しました。」
上記の文例を参考にして、取引先への訃報を作成しましょう。
訃報には葬儀日程や場所に関する情報を必ず書く
亡くなった人物や日時、生前の感謝に対する礼を書いたら、取引先への訃報に記載すべきは、葬儀日程や場所に関する情報になります。
文例としては
「つきましては通夜並びに葬儀が以下の通り執り行われますので、あわせてお知らせいたします。」
という文例が挙げられますね。こうした書きだして箇条書きで書いていくと良いでしょう。取引先へのメールに書くのは、葬儀通夜の日時、葬儀通夜を行う場所、喪主、連絡先になります。
葬儀場所への地図の記載があるとわかりやすい
最低限それだけ書いておけば、取引先の方も問題なく通夜か葬儀にはお越しいただけるでしょう。
あるいは何らかの連絡は頂けるはずです。取引先への訃報としては、以上のことさえ書いておけば完成となります。葬儀場所への地図などを張り付けておくと、取引先に送る訃報として丁寧でより良いですね。
取引先へ送る訃報のメール文例
こうした書き方を踏まえたうえで、取引先へ訃報を知らせる際の文例を紹介していきたいと思います。
まず右上に
「平成○○年○○月○○日」と入れ、
左上に
「株式会社○○御中」と加えます。
そしてまた右上に
「○○株式代表○○」と名乗りを入れ、中央に「訃報」と書きます。
そして
弊社役員○○○○儀が、去る平成○○年○○月○○日享年○○歳にて逝去致しました。
生前の厚誼を深く感謝いたしますとともに、謹んでお知らせ申し上げます。
通夜葬儀に関しましては以下の通り営みます。
1.通夜:○○月○○日午後○時~○時
2.葬儀・告別式:○○月○○日午後○時~○時
3.場所:○○斎場 東京都○○~ 電話番号03-…
4.喪主:○○
5.連絡先:090…
以上
これが取引先に送る訃報の書き方、文例になります。
最後の「以上」はこれ以上なにも情報がないことを知らせるために書く
取引先に送る訃報には、文例のように最後に「以上」と書き、それ以上何もないことを知らせることも大切なので忘れないようにしてください。
訃報の知らせ以外にも正式に文章を書く際は、末尾に「以上」を必ず入れるようにしましょう。入れることで文章を引き締めることもできますし、きちんと文章をかける人という評価にもつながります。取引先への訃報は、この文例を書きかえて作成していくと良いでしょう。
訃報を取引先に送る時は文例のように故人名・日時・葬儀の情報を記載する
訃報を取引先に伝えるときの文例についてご紹介いたしましたが、いかがでしたでしょうか。
紹介した訃報の書き方や文例を参考にして、訃報を書いていけばまず正しい訃報が書けるでしょう。そうそう使うものではありませんが、何かのためにフォーマットだけでも作っておくと、いざという時に焦らず対応できるようになるでしょう。
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