「なるべく早く」は失礼?上司に使うべき適切な敬語表現
まずは正しい敬語をマスターしよう
気に入られていた上司に対して、正しい敬語を使う事が出来ずに嫌われてしまった、なんていう話はよく耳にします。上司は特に部下の言葉遣いに対して厳しいものです。逆に正しくて丁寧な敬語を話せる部下は重宝されます。同じ仕事をしているのに敬語をしっかりと話せるか、話せないかで変わってくるものです。こんな事で判断されているの?と思う人もいるかもしれませんが、敬語は社会人としてとても大切なのです。
「なるべく早く」という表現は不適切
例えば、上司に対して確認の返事を待っている状態だとします。早く返答が欲しい時に「なるべく早くお返事をお願いします」と言われたらどう思いますか?少なくとも「なるべく早く」という言葉を使われたら、目上の上司は良い気分ではないでしょう。「なるべく早く」は丁寧な言葉ではないので、上司に対して使うには不適切です。
上司に使う正しい敬語なのかを考えよう
社会に出る事によって殆どの人が敬語で苦労した経験があるのではないでしょうか。シチュエーションによってはついつい正しい敬語が使えなくなってしまう事があります。例えば、上司に対して確認待ちをしていた事があったとします。早めに処理しておきたかったので、上司に「なるべく早くお願いします」と思わず口が滑ってしまう事があるでしょう。本来であれば上司に対して「なるべく早く」というような表現は使うべきではありません。上司が部下に対して使うのであれば何の問題もありません。
上司を立てる意識が必要
このような言葉遣いひとつが今後の仕事を左右すると言っても過言ではありません。こんなにもったいない事はありません。常に上司をたてるという意識で言葉を選んでいればこのような事にはならないでしょう。正しい敬語を話すためには、上司をたてるという意識が必要です。
上司を立てる敬語を身につけよう
社会人が抱える悩みのひとつに正しい敬語が使えないという事があると思います。あの時上司に対してもっと丁寧な敬語を使う事ができたら、今頃状況は変わっていたかもしれない。そんな悔しい思いをしないためにも、社会に出る前に正しい敬語を使えるようになっておきたいものです。中には特に勉強したわけではないのに、相手を立てる正しい敬語が自然に使える人がいます。なぜでしょうか。
上司に気分良く居てほしいという気持ちが大事
上司を立てる敬語を使える人は、上司に気分よく居て欲しいという気持ちを表すことができています。このような人は、上司に対して「なるべく早くお願いします」というような言葉は使わず「可能な限り早い対応をお願いします」という、相手に失礼のない表現を使うでしょう。上司に対して敬語を使う際は、気分良く居て欲しいという気持ちが大事なのです。
「なるべく早く」をそのまま使わず上司を敬う敬語表現を使おう
敬語は難しいです。ついつい上司に「なるべく早くお願いします」なんて言いたくなる時もあります。若いうちはまだ許されるかもしれませんが、年を取った時に「なるべく早く」などという言葉を使っていては時すでに遅しです。上司は正しい敬語を使えない部下に対し、見切りをつけてしまうでしょう。このような状況に陥らないためにも、正しい敬語はしっかりと身につけておく必要があります。「なるべく早く」という気持ちを伝える際は、「なるべく早く」とそのままの言葉を使わず、「可能な限り」など目上の人を立てるような表現を使いましょう。
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