伺いたいは敬語?気をつけるべき言葉の表現
敬語は難しい
社会人になると一般常識が求められます。まずは対人関係。目上の人と話をする時、必ず必要となってくるのは「敬語」です。日本語と言うものは非常に奥が深いもので、言葉1つ間違えると相手に悪印象を与えてしまいます。敬語の使い方は非常に難しいものです。その中で、最近よく耳にするのが二重敬語です。
敬語を重ねて使ってしまう
最近の若者たち例えば「伺いたい」という言葉。これはれっきとした敬語です。しかし、「伺いたい」を「お伺いする」となると話は別になります。「伺う」という言葉だけでも1つの敬語として成り立ちます。しかし、伺いたい、と言う言葉の前に「お」をつけてしまっているので、この場合は二重敬語となってしまうわけです。ですから、この場合「伺いたい」だけでも十分相手を敬っていることになります。なかなか難しいかもしれませんがこれが正しい「伺いたい」という敬語の使い方なのです。
「お見えになれる」「お伺いしたい」などは良くある二重敬語
二重敬語は他にもあります。「お見えになれる」などはよくある例です。ファーストフード店等に行くと、高校生のアルバイトの女の子がよく使っているのは耳にします。一見耳障りとしては良いのですが、文字に起こすと確実に違和感がありますよね。この場合「お見えになる」が正しい敬語の使い方となります。先程の「伺いたい」と同じように「お見えに」という部分だけで充分に相手を敬っている形になるからです。
二重敬語が習慣化している部分もある
しかし、二重敬語は一般化している部分もあります。「伺いたい」を「お伺いしたい」と言われても特に違和感はありませんよね?意味は通じるし、それに大げさですがこちらのことを敬って話してくれているんだなと言うことが伝わってきます。「伺いたい」と使われるよりも「お伺いしたい」と言われたほうが丁寧に扱われているそう思う人も少なくないはずです。このように敬語は現代社会において多様化しているわけです。
二重敬語は使う人の年齢によって違和感が出る
このように最近は敬語の亜種として様々な種類の敬語が存在し始めました。その例が二重敬語です。もちろん、若い方が普通に使うのであれば全く問題ないのですが、ある程度年配の方が使うと妙に違和感がある。そんな言葉遣いでもあります。
自分の言葉遣いを見直してみよう
敬語としては間違っているものの、相手へ敬いの気持ちがしっかりとあり、言われた側はそれほど悪い気持ちにもならないそんな言葉でもあります。もし、身に覚えのある方がいらっしゃいましたら、もう一度自分の言葉遣いを見直してみるべきです。以外と普段から間違った敬語を使っているかもしれませんよ!
「伺いたい」という言葉は敬語として成り立っていて「お伺いしたい」などは二重敬語となる
伺いたいという言葉の敬語の使い方や、気をつけるべき言葉の表現について紹介しました。「伺いたい」という言葉。これだけで敬語としては成り立ちます。しかし、相手を敬う気持ちが先走り余計な「お」をつけたくなってしまう。そこで生まれたのが二重敬語の「お伺いしたい」という言葉です。しかし、敬語としては間違っているものの、相手へ敬いの気持ちがしっかりとあり、言われた側はそれほど悪い気持ちにもならないそんな言葉でもあります。とはいうものの、良い大人であれば「伺いたい」という言葉で簡潔にまとめるべきなのかもしれませんね。
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