「入れる」を丁寧語で話す際に覚えておきたい注意点
敬語は尊敬語・謙譲語・丁寧語の3種類
敬語は相手によって使い分け、丁寧に物事を表現するものです。使い方が難しい部分もありますが、ほとんどの場合は似たような表現となるため、コツを掴めば簡単でしょう。敬語は、使い方で3種類に分類できます。行動を表現する場合に使う尊敬語、相手に対して自分自身が行動する際に使う謙譲語、そして最も多く使われるのが、言葉を綺麗に表現する丁寧語です。
丁寧語は初対面や慣れない相手に対して使う
尊敬語と謙譲語と丁寧語の違いをご紹介します。まず、尊敬語は目上の人に対して使うもので、謙譲語は自分自身を下の身分に見せるように使う言葉です。また、丁寧語は目上であるなどの身分とは関係なく、丁寧な言葉遣いをする時に使われるものとなります。丁寧語は、主に初対面や慣れない相手、失礼の無いように気を遣う相手に使いましょう。
上司や先輩や他部署の方にも丁寧語で話す
敬語を必要とする場面において、仕事面での言葉遣いは最も重要な場面になります。仕事で関わる人間は、全てが気の許せる友人でも家族でもないため、常に気を使って行動しなければいけません。取引先やお客さまに敬語を使うのは当たり前ですが、自社の中でも上司や先輩、他部署の方にも敬語や丁寧語を使いましょう。
「入れる」は基本的に相手に対して使う言葉
普段の生活でも仕事上でも「入れる」を使う時は多くあります。お客様相手などでは「お茶を入れる」や「封筒に入れる」「応接室に入れる」などと使ったりするでしょう。「入れる」の意味はそれぞれ場面などで違いますが、基本的には相手に対して使うものになります。ですので、尊敬語では「入れられます」、謙譲語では「お入れします」「入れさせていただきます」、丁寧語では「入れます」「お入れします」となるのです。
「入れる」の丁寧語を作る際は回りくどくならないように注意
言葉を単に丁寧語にするには、言葉のはじめに「お」を付け足すのがポイントです。しかし中には、そのポイントを重視し過ぎて、あまり考えずに「お」を付け足してしまうことがあります。「入れる」に「お」をつけて丁寧語にすると、「お入れします」です。しかし、「お入れいたします」「お入れさせていただきます」と使うのは、回りくどくなってしまい、避けるべき使い方となります。
「入れる」を使う際は丁寧語と尊敬語の混同にも気を付ける
「入れる」は、様々な行動において使われる言葉です。ですので、多種多様な言い方に変化することもあるでしょう。例えば、「連絡を入れる」の場合は「連絡をします」と使わずに、その言い方自体を変えて使用するケースもあります。また、丁寧語として「入れる」を使う時には、尊敬語などとの混同に注意しましょう。そこまでへりくだらなくてもいい間柄の人物であれば、気軽に敬語を使う感覚で、丁寧語を使いましょう。
丁寧語で「入れる」を話す際は尊敬語との混同と回りくどくならないように注意
丁寧語などの敬語は、人と人の関係を円滑にする、社会で生きていくうえで重要な項目となります。ビジネスの言葉遣いは、自分自身や会社の評価にも影響が出るものです。「入れる」はビジネス面でもよく使われるものであり、気楽に使う言葉だからこそ、気を付けて丁寧語に変換するべきでしょう。「入れる」を使う際は、尊敬語や謙譲語と丁寧語を区別して、上手に使い分けてください。
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