「なので」の正しい敬語の使い方【丁寧語】
ビジネスの場で「なので」は相応しくない
社会に出てしまえばそこは学生時代と違います、会社は部活やサークルではありません。きちんとしたビジネス敬語を使う必要があるのです。社会人になると企画会議や打ち合わせ、ミーティングなどで同僚や上司、関連企業の方なども交えて話合いをする機会が多くあります。そんなビジネスの場で「なので」は相応しくありません。
「なので」ではなく「ですので」という丁寧な敬語を用いることは社会人であれば身に着けたいマナーです。敬語が求められる場が沢山あるのが社会人ですので、「なので」と「ですので」のような言葉の使い分けには注意しましょう。
ビジネスでは「なので」よりも、丁寧語の「ですので」を使う
基本的に「なので」を使用することは間違いではありませんが、丁寧語として敬語で表現するならば「ですので」が正しい使い方となります。「なので」という表現は丁寧な敬語としては相応しくなく、相手に失礼になってしまいます。
文法上は問題ないとはいえ、社会人なら「なので」とは別に「ですので」という丁寧な表現は知っておきたいところです。「なので」と「ですので」、この2つを使い分けて使用しましょう。
「だから」と言いたいときも、丁寧語の「ですから」を使う
「なので」の丁寧な敬語表現が「ですので」になりますが、この2つと同じような意味で使用される接続詞に「だから」があります。
社会人であれば目上の上司や先輩、お客様などに「だから」を使うのは失礼なマナーにあたりますので覚えておく必要があります。どうしても「だから」を使いたい場合は「ですから」という丁寧な表現が良いでしょう。
同期や後輩には「なので」「だから」でもOK
現代では「だから」と「なので」の問題のように、敬語の乱れが話題になっています。間違った敬語が流行している世の中だからこそ、正しい敬語を学ぶ必要があるのではないでしょうか。
目上の上司や社長などに「なので」「だから」を使うのは避け、「ですので」「ですから」という丁寧な敬語を使うのがマナーです。同期の社員や後輩などには「なので」という表現でも構いません。うまく使い分けしていきましょう。
会議やプレゼンテーションのときは、正しい敬語を使う
日常生活において「なので」の丁寧語の「ですので」を使う事はほぼありませんが、自然に敬語を使える社会人を目指すのであれば普段から「なので」の代わりに「ですので」を使うことを意識するマナーが求められます。
重要な会議や打ち合わせ、プレゼンテーションなど、自分の言葉で意思を伝える大事な場面で正しい敬語を使える社会人になりたいものです。
敬語をきちんと使い、社会人としての評価を上げる
確かに「なので」という言葉は、聞き手にとっても柔らかく聞こえますし、断定的な言い方ではないので人間関係のトラブルを避けることが出来るかもしれません。しかし、礼儀正しく接する必要のある人に対しては、正しい敬語を使うべきです。
「ですので」や「ですから」のような敬語は、作法の一環として正しく使う事が大事です。表現一つで相手から敬語の一つも使えない社会人と思われてしまい、最終的に自分の評価を下げることに繋がりかねません。正しい敬語を使うことを心掛けましょう。ビジネス敬語は言うまでもなく間違いやすく、習得レベルも高いスキルと言えるでしょう。それだけにマスターすれば評価は上がるのです。
「なので」の丁寧語は「ですので」!マナーを守って、ビジネスでは正しい敬語を使おう
「なので」の正しい敬語や丁寧語と意識すべきビジネスマナーを紹介しました。結論付ける前に使う「なので」は使い方としては合っています。しかしビジネスの場で敬語として丁寧に言うならば「ですので」が正解となります。
また同じ意味合いで使用される「だから」も敬語としては不可となり、「ですから」という表現になります。社会人としての自分の評価を下げない為には、上手に敬語と平語を使い分けるマナーが求められます。
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