新入社員研修で自衛隊入隊体験を行う目的とその内容
自衛隊入隊研修は「社会で働く自覚を生む」目的がある
新入社員研修として自衛隊入隊研修を行う目的の一つは「学生気分の脱却を図るため」です。厳しい自衛隊の訓練を受けることで、甘い学生気分を捨て、会社や社会で働くという自覚が生まれるとされており、それを目的として会社側があえて厳しい自衛隊入隊研修を計画するのでしょう。
集団行動の大切さや社会人としてのルールを学ばせる
自衛隊では個ではなく、集団での行動が重視されます。自衛隊入隊研修を経験すると「仲間と協力する大切さ」も学べるのです。この学びは今後、会社で働くうえで非常に大切な経験となるでしょう。会社の仕事では、チームとして一つの目的意識を持つ場合が多いですよね。さらに、新入社員にとって重要な課題の一つである「社会人としてのルールやマナー」も自衛隊入隊研修のなかで自然と身につけることができるでしょう。ただし、自衛隊のマナーとビジネスマナーでは相違点もあるので、その点に関しては注意が必要です。
自衛隊入隊研修の内容は基本訓練・体育・スピーチ・清掃など
新入社員研修として自衛隊入隊研修を行うときには、宿泊が基本となります。研修内容は、おおよそ以下の通りです。
・基本訓練(自衛隊員が実際に行っている訓練、挨拶や号令、歩き方など)
・体育(体力向上を目的に腕立てや腹筋、ランニングなど)
・スピーチ(自分の意見を発表する力を身につけるため)
・清掃・ベッドメイキング(基本的な生活習慣を身につけるため)
社会人の基本が身につく内容になっている
新入社員研修の内容として、珍しいのは基本訓練と体育です。この2つが自衛隊入隊研修の特徴になります。研修中は「キビキビとした行動やはきはきと大きな声で話すこと」が求められ、できていない場合には指導官から指導を受けることになるでしょう。この2つを徹底すると、社会人の基本が身につくのです。また、自衛隊入隊研修では企業にあわせた「独自訓練」が行われる場合もあります。
研修の態度や人間性によって適材適所に配置される場合が多い
自衛隊へ入隊しての新入社員研修の内容は、大変厳しいものとなっています。体力的にも精神的にもきついものがあるでしょう。しかし、こういった新入社員研修を導入している企業の人事担当者は、研修内容に対する態度や人間力などを見て、適材適所に配属する場合がほとんどです。そのため、できなくても一生懸命取り組む姿が大事だといえます。
自衛隊入隊研修での効果を実感する企業は増えている
新入社員研修として自衛隊入隊研修をとりいれた企業からは、「新入社員同士の連帯感が生まれた」「新入社員の顔つきが変わって、学生気分が抜けたのが分かった」などの意見が出ており、研修の効果をかなり実感しています。
また、新入社員にとっても、宿泊をともなった厳しい自衛隊入隊研修を経験すると「新入社員同士での仲間意識が生まれた」「社会の厳しさがわかった」という意見でており、実りの多い新入社員研修になっていることが分かりますね。
自信をなくさないようモチベーションを持つのは大事
ただし、自衛隊入隊研修は体育会系に極端に偏った研修となるので、場合によっては委縮してしまったり必要以上に自信を喪失してしまったりする危険性もあります。内容は厳しいですが、何かモチベーションを見つけて参加するのが大事でしょう。
新入社員研修で自衛隊に行くのは社会人の自覚を生むため!挨拶や基本訓練などの内容がある
以上が、新入社員研修で自衛隊入隊研修を行う目的と内容についてです。研修の内容としては基礎訓練・体育・スピーチ・清掃などが行われます。特に、体力やチームワークを必要とする会社では、自衛隊入隊研修の導入をしている所が多いといえるでしょう。社会人としての自覚を生むため、真剣に取り組むのが大切です。
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