会社を辞めたいと思うのは3年目？退職を意識する理由と対処法

2016年12月6日2020年3月31日退職

会社を辞めたいと思う理由とは

会社を辞めたいと毎日思っている人も少なくありません。辞めたいと思うけど退職はしない人、辞めたいがために計画的に転職する人など、会社を辞めたいと思ってからの行動は人によって異なります。

会社を辞めたいと思う理由としては、どのような理由が多いのでしょうか。独自に調べてランキングにまとめてみました。

辞めたい理由としてもっとも多いのは「人間関係」

独自に調べた「会社を辞めたい理由ランキング」は以下の通りです。

第1位　人間関係

第2位　やりたい仕事に就くため

第3位　会社に将来性がない

第4位　給料が仕事量に見合っていない

第5位　残業が多い・休みが少ない

第6位　スキルアップ・キャリアアップのため

第7位　幅広い経験や知識を身につけたい

第8位　雇用形態を変えたい

第9位　社風が合わない

第10位　昇進や評価制度に不満があった

給料や仕事内容に不満がなくても、人間関係の悪化によって退職する人は多く見られます。それだけ職場の人間関係は重要視される部分なのです。

ここ数年の傾向として、やりたい仕事に就くために転職する人が増えているようです。これは転職市場が活発化と、企業側が中途採用に対して寛容になったためと考えられます。

会社を辞めたいと考える理由は人それぞれですが、本気で辞めたいと考えたら、転職市場が活発になっている今がチャンスかもしれません。

入社3年目で会社を辞めたいと思う人が多い理由

新入社員の3分の1は、3年以内に辞めてしまうと一般的に言われています。これは3年目になるまでに、見えてくるものがあるためです。

新人の時には分からなかったことも、仕事を通し経験を積み、3年目にはわかるようになってきます。その結果、「会社を辞めたい」という気持ちが生じて、退職という選択をしてしまうのです。

3年目は自分の思うように仕事ができないと感じてしまう

会社に入って、3年目までには一通り仕事内容が理解できるようになりますよね。新人の頃には仕事に対する理解が決定的に欠けているため、自分が仕事をできているかわかっていません。

しかし、3年目ともなるとそうではなくなります。会社にも慣れ、自分が上手く仕事ができているか否かについて、自己評価が下せるようになるのです。そして自分が思うように仕事が出来ていないと分かった時に、会社を辞めたいと思いはじめてしまうのです。

3年目とは、「会社を辞めたい」と思う気持ちを強く実感する時期と言えます。

3年目で適性がないと気づく

入社3年目で仕事がうまくいっていない場合、「適性がないのでは」と考え、会社を辞めたいと思うようになるケースも目立ちます。仕事がうまくいかない時期は誰にでもあります。仕事がうまくいかないから適性がない、と結論づけるのは早すぎでしょう。

信頼できる人に相談したり、自己分析の結果、適性がないと判断したら転職も視野に入れるべきです。

会社を辞めたいと思ったときの対処法

会社を辞めたいと思ったとき、すぐに直属の上司に「辞めます！」と言うのは危険です。勢いで退職した場合、後で後悔する可能性が高くなります。会社を辞めたいと思ったら、冷静に考えることが大切なのです。

そこで、会社を辞めたいと思ったときにまずすべき対処法を紹介します。

対処法①：辞めたい理由を明確にする

会社を辞めたい理由はなにか、明確にしてみましょう。はっきりとした理由が思い浮かばない場合、ただ一時的な感情で「辞めたい」と思っているだけです。感情的、衝動的に退職すると、転職活動に大きな悪影響が出るので、避けるべきです。

また、辞めたい理由を明確にすることで、人に相談しやすくなります。相談内容が具体的だと良い解決策が見つかりやすくなり、会社を辞めるにしろ辞めないにしろ、最善の方向に進めるでしょう。

対処法②：辞めたくない理由を考えてみる

会社を辞めたいと思ったら、逆に会社を辞めたくない理由を考えてみましょう。思い浮かんだ辞めたくない理由が辞めたい理由よりも重要度が高ければ、会社を辞めたいとは思わなくなります。

辞めたくない理由とは、例えば職場の人間環境に恵まれている、福利厚生が良い、通勤しやすい、給料が高い、辞めると経済的に苦しくなるなど、なんでも構いません。思いつく限り挙げていきましょう。

辞めたくない理由を考えることで、今の仕事へのやりがいを見出せるかもしれませんよ。

対処法③：長期休暇を取る

会社を辞めたいと思う場合、心身共に疲れ切っている可能性が高いですね。疲れの原因である仕事から逃げたいために、会社を辞めたいと思いはじめるのです。

そのため会社を辞めたいと思ったら、一度長期休暇を取ることをおすすめします。ゆっくり休んで疲れを取り除き、今後どうすべきかを具体的に考えましょう。なぜ会社を辞めたいのか、やりたい仕事はなにか、今の仕事のやりがいは何か、今後どのようにキャリアアップしていくかなど、将来の仕事や生活について計画を立ててください。

どうしても会社を辞めたいときは

どうしても会社を辞めたいなら、退職あるいは転職に向けて積極的に行動していく必要があります。特に転職活動は自分から行動していかなければ、良い転職先には巡り合えません。

どうしても会社を辞めたいときにすべき行動とは？

自分を客観的に見つめ直そう

まず自分を客観的に見つめ直してみましょう。転職活動にあたって、自分が勤めてきた会社は業界内でどのような立ち位置にいるのか、これまで携わってきた仕事の内容、どのようなスキルを持っているか、やりたい仕事はなにかなどを客観的に見極めるのは必須です。

転職市場は売り手市場とも言われていますが、誰でも必ず転職に成功するわけではありません。自分を客観的に見つめ直し、やりたい仕事やアピールできるスキルなどを明確にすることが転職を成功させるためには欠かせないのです。

上司に相談する

会社を辞めたいと思ったら、必ず上司に相談に相談しておきましょう。直属の上司であれば、親身になって相談に乗ってくれるはずです。退職するときは最初に直属の上司に申し出なければなりませんから、話をしておいた方がいいですね。

逆に相談に乗ってくれなければ辞める理由が増え、退職の後押しになるでしょう。

また、入社3年目に会社を辞めたいと思いはじめた場合、新人の頃には自分の存在が会社に貢献できていないのが当然でも、入社3年目ともなれば会社に貢献できていない事実が負担になります。このようなときは、必ず上司に相談すべきです。

最初から仕事ができる人は存在しません。皆、仕事ができない状態からスタートしているのです。上司や同期に相談して、3年目にして仕事が出来ていない状態について悩んでいると伝えてみると、皆同じ状態を経験していると分かり、悩みが解消する場合もあり得ます。

逃避のための転職はNG！やりたい仕事を明確にしてから退職を

転職は逃避として行われるべきではありません。どのような会社でも、苦労は待っているからです。簡単にできる仕事など存在しないと認識してください。今の会社が嫌で、逃避として転職したのなら、次々に転職を続けるという結果になってしまいます。

自分が本当にやりたいのであれば、そこでの苦労に耐えるのは可能です。重要なのは、本当に自分がやりたい仕事を見つけ、その実現のために転職することなのです。

転職エージェントの利用がおすすめ

会社を辞めたいと思ったとき、同時に転職活動への不安が大きくなります。転職先が今以上に労働環境が悪い、人間関係が最悪、モンスター上司の下に配属される、給料が今以上に下がるなど、考えだしたらキリがありません。

自分だけで転職を成功させることは可能ですが、中には求人情報や面接で騙されて転職に失敗するケースも珍しくないのが現状です。

転職活動を成功させたいなら、プロの手を借りるのがおすすめ。転職エージェントは、希望の転職先を紹介してくれるだけでなく、応募書類の添削や面接指導、面接の日程調整など、転職活動を徹底的にサポートしてくれます。忙しくて転職活動をする暇がない人でも、スムーズな転職が可能になります。

会社を辞めたいと思うのは入社3年目！やりたい仕事や退職理由を明確にして転職を

会社を辞めたいと思う理由は人それぞれですが、入社3年目に退職を考える人が多い傾向があります。会社を辞めたいと思ったら、勢いで退職するのではなく、やりたい仕事や退職理由を明確にしてから転職すべきです。

会社を辞めたいと思ったら、必ず自分一人だけで結論を出さず、周囲の信頼できる人に相談した方がいいでしょう。具体的なアドバイスや客観的な意見を聞いた上で、よく考えた方が良い方向へと向かえるはずです。自分一人で抱え込みすぎると、心身に悪影響が出る可能性もあるので、注意してください。