医師は何歳までできる?知っておきたい定年年齢と退職後の進路
定年があるのは公務員系の医師
医師には定年のある医師と定年のない医師の2パターンあります。定年のある医師というのは、公務員系の医師です。国立病院や県立病院、公営の医療団体など、公務員として働いている医師の場合は、他の公務員職種と同じく定年の年齢が決められています。この場合定年する年齢は、国のルールに基づき65歳までとなります。
病院によっては定年後も役職を変えて携われる
私立病院など民営の病院の場合は、様々です。民営の場合でも65歳定年を採用している場合は、65歳が定年となります。医師には定年を定めていない民営病院もあり、その場合は定年は文字通りありません。なお民営病院の場合は、医師免許を取得し長年務め実績を挙げた方であれば、院長や役員、幹部候補に昇格できる場合があります。この場合は定年を定めている病院であっても、定年後も役職を替えて携わることが可能です。
定年がないのは独立開業した医師
医師免許を取得し自ら開業する、親の後などを次ぎ自分が責任者、トップとなるケースです。この場合は、自営業者に分類され、自営業者には定年が定められていませんので、年齢に関係なく定年はありません。自分が働ける限り仕事に携わる事ができます。またフリーランスの医師、非常勤医師として非正規で働く場合でしょう。この場合も、もともと定年がありませんので、年齢に関係なく何歳まででも働けます。
定年後にフリーランスとして働く方法もある
医師の場合、医師免許と資金があればいつでも独立開業できますし、それなりの経験・経歴があれば非正規の働き口も多いため、定年後の道も広がるでしょう。例えば65歳まで公務員系の医師として働き、定年後に独立やフリーランスとして働く方法も見出せてきます。
定年後に産業医として働くのもおすすめ
また、定年後に産業医として働くのもおすすめです。条件は必要ですが、待遇も良いため仕事をしながら定年後のライフスタイルも充実させたいと考えている医師にはぴったりの再就職先だといえるでしょう。仕事内容としては健康管理が主となるため、それまで築いてきた経験や知識が存分に活かせられるはずです。
能力的な定年が何歳までかは職種によって変わる
医師の能力的な定年は何歳までかは、職種によって変わってきます。外科医の様に手術の技術的なスキルが求められかつ日中夜間問わず勤務が必要なハードワークな職種であれば、やはり年齢的な影響を受けてきます。年を重ねる事にどうしても作業精度は落ちてきますし、体力も落ちてくるので、年齢が70歳、80歳と高齢になると経験があっても厳しくなってくるでしょう。
高度なスキルや体力が求められる場合だと定年は下がる
逆に診察だけの医師の様に、余り年齢の影響を受けない医師であれば、何歳まででも仕事を続けることが可能です。実際に80歳、90歳という年齢で医師を続けている方も多いです。能力は個人差もありますのでどの年齢が限界とは明記できません。しかし、技術的なスキルが問われる職種や労働環境がハードな職種の場合は、能力的な定年はやはり下がってくるでしょう。
国家公務員のみ65歳で定年になる!フリーランスや産業医などなら年齢に関わらず何歳まででも就労可能
この様に医師には定年がある医師と、年齢にとらわれない医師があります。ただ医師においてはたとえ定年がある職場で働いていたとしても、その後も年齢にとわられずに医師免許と経験・経歴を武器に働き続け易いためある意味定年はないといっても過言ではないでしょう。ですので、年齢に縛られず何歳まででも長く働きたい方には、うってつけの職業といえるかもしれません。
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