名刺を忘れた場合の適切な対処法とお詫び状の例文
名刺は切らさない・忘れないのがビジネスマンの基本
ビジネスマンであれば、常に自分の名刺は肌身離さずに持っておかなければいけません。いつ何時に名刺交換の機会が訪れるかは解りませんし、いざというに名刺を忘れた、名刺を切らしたなど名刺を持っていないという事態になると、自分が恥ずかしい思いをしてしまいます。そうならないように、必ず事前の準備をしておきましょう。
手元の名刺を切らしたら、きちんと準備をしておく。自宅やオフィスの残りの名刺が少なくなる前には発注をしておく。そうした心の余裕を持ちましょう。
最低でも手元に10枚・自宅やオフィスに20枚は準備しておく
基本的には名刺は手元に10枚、自宅やオフィスに20枚もあれば安心だと言われています。もちろん人によってはそれ以上の枚数の名刺が必要になる場合もありますので、自分の名刺の消化枚数をしっかりと把握し、名刺交換の場で切らした、足りないということのないようにしておきましょう。
改めて言いますが、名刺を忘れた・切らしたというのは、お詫びすればそれでいいというものではなく、ビジネスマンとしてとても恥ずかしい事です。それこそ自身の管理ができていない半人前のビジネスマンだと思われてしまいます。名刺の準備もビジネスマナーの面で重要な事ですので、しっかりこなせるようにしておきましょう。
名刺交換の時に自分の名刺が無い場合の対処法
気をつけていても自分の名刺を持ち忘れたり、あるいは名刺交換の場で人数分足りない、切らした、そんな事態があるかもしれません。そんな時には、名刺交換の際に、相手にその旨をきちんと伝えお詫びをしなければいけません。それもビジネスマナーの一つですし、社会人としての必要スキルです。
また、名刺を持っていないのに「お名刺いただけますか」と言われた際には、どのような返答をしたら良いのでしょうか。紹介していきたいと思います。
「申し訳ございません、ただいま名刺を切らしてまして・・・」とお詫びを告げる
名刺を忘れた場合でも「名刺を切らした」という風に告げるのがビジネスマナーです。その上で、後日にこちらから名刺を送付する旨を先方へ伝えお詫びをしましょう。もし送付ではなく「次回で構いません」と先方から言われた場合には、後日送付ではなく次にお会いした機会に名刺を渡すようにしましょう。
名刺交換の際に、自分の名刺を忘れたり、切らしたなど人数分の名刺が足りない場合でも、決してアタフタせずに、きちんと相手にお詫びの一言を伝えましょう。その上で、口頭でしっかりと自分の会社名と氏名を告げましょう。場合によっては紙に書いて渡すでも構いませんし、いただいた名刺に書いてあるメールアドレスに送るでも良いでしょう。名刺を忘れた、切らしたなど足りない場合の対応を心掛けましょう。
名刺を後日送付する場合のマナー
初対面の場で名刺交換ができなかった。相手の名刺を受け取ったものの、こちらが名刺を忘れた、名刺を切らしたという理由で渡せなかった。そんな時には相手に一言お詫びを告げた上で、こちらの名刺を後日送付しましょう。
その時は当然ながら、名刺だけを封筒に入れて送るのはビジネスマナー違反です。きちんと送付状を一緒に添えて送りましょう。先日のお礼と、名刺を送付する旨、お詫びの一言などを書き添えて、きちんとした形でこちらの名刺を送りましょう。
名刺を後日送付する際にはしっかりとお詫び状を添える
ビジネスマナーの観点で見た時に、名刺を後日送付する時の送付状のお詫びはどのように書けばいいのでしょうか?例文を参考に後日送付する送付状のお詫びの書き方を見ていきましょう。あくまでも参考にする程度で、ご自身の状況に合わせて適宜書き換えてください。
株式会社●●
○○ 様
先日は貴重なお時間をいただき、ありがとうございました。
短い時間ではありましたが、非常に有意義な時間を過ごす事ができました。
ご承知の通り、私の不手際で名刺をお渡しする事ができず、大変失礼をいたしました。
本日この機会に同封させていただきますので、ご確認くださいませ。今後とも、何卒よろしくお願い申し上げます。
今後ともよろしくお願い致します。
株式会社■■
□□ □□
上記のように名刺を後日送付する際には、しっかりとお詫び状も添えるようにしましょう。
名刺を忘れたり切らした場合の後日送付ではお詫び状を添えるのがビジネスマナー
名刺を忘れたり、切らした際のビジネスマナーと後日送付する際の正しい方法に関して紹介しましたが、参考になりましたでしょうか。
名刺は自分の分身でもありますので、忘れたり交換の際に足りないということのないように日常から気をつけておきましょう。万が一の時には、きちんとその旨を先方に話して、お詫び状も添えて後日送付を心掛けましょう。
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