モラルとマナーの違いや正しい意味【一般常識】
マナーとモラルの違い①「マナー」の意味
普段何気なく使っているマナーやモラルという言葉、まずはマナーの意味から理解していきましょう。ふたつの言葉の違いを知るには、当然どちらの意味も博しておくべきでしょう。
マナーは「礼儀」そのものを指す
マナーを国語の辞書などで調べると、「態度」「礼儀」「礼儀作法」と出てきます。また、マナーは「―のいい人」「テーブル―」などのように使用します。
マナーは社会的には「ルール」
マナーは、社会全体の雰囲気を形にしたものとして捉えてもいいでしょう。「ルール」という言葉には規定や規約、基準という意味があります。基本的にはルールのほうがマナーよりも厳格な意味をモテちますが、規定・法則とか、かならず守らないといけないものといった意味合いが強いらしいだけと解釈しましょう。
マナーは『ルール』を多少緩くしたモノ、という認識で間違ってはいません。
マナーとモラルの違い②「モラル」の意味
マナーの意味は理解できましたでしょうか?では次に、モラルについて見ていきましょう。実際的にはどういった違いがあるのでしょうか。やはりモラルに関しても詳細を把握していく必要があるでしょう。
モラルは「道徳」という面で使用する
モラルという単語の意味は、「道徳」「倫理」「人生・社会に対する精神的態度」と定義されています。
極端にいうと、モラルというのは「善悪を判断する基準」という事になります。「ーがなってない」というように使用するのが一般的です。
モラルは環境によって様変わりする
「倫理」「道徳」という意味合いを持つモラルですが、モラルの使い方としてはおの環境、慣習、風土によって変わってきます。住む地域によって道徳的な部分はそれぞれ違いがあるのです。日本では一般的な「謙虚」は、アメリカでは良いものとしては通用しませんよね?
マナーとモラルの違い③使い方の違い
マナーとモラル……それぞれの持つ意味について見てきましたが、実際はどういった違いを持っているのか、使い方を参考にその違いを考察してみましょう。
たとえば……「不倫」はモラルに反しますが、マナー違反とは言いません。
食事の食べ方が悪いのはマナーが良くないと言いますがモラルがなっていないとは言いません。
客観的なマナーと主観的なモラル
■マナー
→客観(社会・集団)から形式付けられる行動パターン……つまりは「常識」を指す
■モラル
→個々人の主観としての道徳・倫理(あくまで自分の体験、憶測から生じる)
マナーを「思いやり」に言い換えるとしっくりくる
「モラル」は道徳心です。「マナー」を思いやりや心遣いと解釈してみるとしっくりときます。
「マナー」とは、公共に対する気遣いのこととも言えるのです。作法にかなうかどうかという点から見た立ち居振る舞いともとれます。
「テーブルマナー」や「運転マナー」のように集団生活で守った方がいい規則なのです。
マナーとモラルの違いに関してはしっかり把握しておきましょう。
今回は、マナーとモラルの違いについて、説明しましたが理解は」できましたか?
これらの記事から、マナーは礼儀、モラルは道徳観ということが分かって頂けたと思いますが、あなたの認識をしっかりとあっていましたでしょうか!?よく混同して使われる言葉ではありますので、間違えないようにしておきましょう。
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