目標設定シートの効果的な書き方のポイント3つ
目標を設定するのは成長に必須
目標は大事!と思っている人はたくさんおられるのではないでしょうか。しかし、ちゃんと意味ある目標が設定できている人は意外に少ない、と人事は思っています。就活時に掲げた成長を果たすためには、ただ漠然と仕事をするのではなく、適切な目標設定をすることが大事ですよね。掛け声だけでない、意味ある目標設定の方法を学びましょう。
目標設定シートの書き方①:現実性と具体性を持たせる
目標設定シートは将来の目標を記入するものです。そんな目標設定シートにおいて、どう考えても実行するのが難しいものや、曖昧な考えから決めたものを挙げる人は多いです。しかし、それでは意味がありません。目標設定シートを読むのは直属の上司であり、人事担当者であると留意すべきです。
現実性のない実行不能な目標を掲げても、それは絵空事に過ぎなく、今後の目標達成シートに不甲斐ない結果を記入することになります。それでは、目標設定シートの意味がありません。具体性のある目標を掲げることが、目標設定シートでは大切となります。具体性は、目標設定シートの書き方として重要になってくるといえるでしょう。
それでは、その重要となってくる目標設定シート・目標管理シートの書き方を紹介するのでおさえておきましょう。
「客観的な数値」を記入することが大事
目標設定シートを書く際は、客観的な数字で表現すると分かりやすくなります。個人的な数値を使っても、読み手側は理解しにくいでしょう。営業職であれば、獲得すべき売上や受注数を、金額や件数という形で盛り込むのが効果的です。
事務職であっても、コスト削減目標や作業時間の効率を高めるという形で数値を導入するのは可能です。客観的な数値であれば、達成したか否かの判断が容易に可能になるため、目標設定や目標達成として有効に機能するのが期待されるのです。
目標設定シートの書き方②:課題や問題を考える
仕事においては誰しも何かしらの問題点を抱えているはずです。個人として、思ったよりも業績が伸ばせていないと感じたり、個人的に組織内で良好なコミュニケーションがとれていないといった問題です。そういった個人の課題を書き込むのも、目標設定シートや目標達成シートにおいては有効です。
具体的な目標を思いつかず、目標設定シートを書けないという人もいるでしょう。そういった場合には、現状を分析して課題や問題点を探すと、目標も見つけやすくなります。
「課題の改善」を目標にする
仕事における問題点は、業績を低下させる元凶となるものです。問題が改善されれば、自ずと成績が上がるようになります。したがって、問題点の改善は自動的に目標となりうるのです。
また、それらの問題は個人だけに留まりません。場合によっては、個人ではなく部署の売上や活動に関する課題を挙げ、それを改めることが目標となるケースもあるのです。在籍年数が長いベテラン社員になれば部下を抱えることになるため、目標は個人のものから組織全体のものに移ります。そのため、個人視点で考えていた目標が、組織全体に関係するものへとなることも珍しくありません。そのような、個人の課題、組織の課題とセグメントをわけて考え、目標設定シートや目標達成シートを作成していくことが大切です。
目標設定シートの書き方③:過去の目標から検討
目標設定シートや目標達成シートの提出は、通常は一年ごとに行われるものです。今年度のシート作成時には前年度の目標が達成できたか、しっかりと検証するのが重要で、その検証結果を新たな目標に盛り込み改善を図るのがビジネスマンとしてあるべき姿なのです。
「検証結果と改善策」を目標設定シートに反映させる
過年度の目標が達成できていない場合は、なぜ達成できていなかったのか分析します。そしてその分析結果に基づいた対応策を新たな目標として設定するのです。前年度の目標が達成できた場合には、さらに野心的な目標を掲げ、その実現に向けて努力します。
目標設定シートや目標達成シートは一過性のものではなく、連続性を持たせるように意識して記入する必要があります。個人がどのような目標を設定し、その実現に向けて努力してきたかその形跡がわかるような書き方に努めるべきなのです。
前年度、全前年度の目標設定シート・目標達成シートと現状を見比べることは、これから先の目標設定シートや目標達成シートを作成していく上では非常に大事になってきます。
目標設定・目標達成シートの書き方のコツは具体的に問題点を洗い出し改善策を提示する
目標設定・目標達成シートの書き方やコツを紹介してきましたがいかがでしたか?目標設定シートの書き方のコツは、個人や組織での、業務における問題点を洗い出す部分から始めるべきです。個人や組織で抱える問題点の改善策は、自動的に目標となり得ます。
また目標設定シートの記入においては、他人が読むのを想定して、客観性を持たせるために数値を導入したり、過年度の目標達成ができたか過年度に対する考察を盛り込むのも、目標設定・目標達成シートを作成する上での重要な書き方となってきます。
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