新入社員の目標の立て方と評価されやすくするコツ
目標の立て方について困る新入社員は多い
長く大変な就活の末、やっと入社を迎える新社会人。新入社員は、入社すると評価基準を設けて目標をたてるよう言われることでしょう。新入社員がこの時期に評価基準と目標を設定するというのは大変よいことです。
不安を感じつつも、新しい生活へ向けての期待は膨らみ、やる気が高まっている時期だからこそ効果が期待できます。ただ新入社員が突然目標を設定するように言われても、どう目標をたてていいのか戸惑う人が多いです。
新人は「自立性の向上」を意識して目標設定しよう
新人が目標を立てるのは、自立性を高めるよいチャンス。新人は「自立性の向上」を意識してください。最近の企業が共通して新入社員に求める力は、実は「主体性」や「自立する姿勢」だからです。
仮に、新入社員だからと言って目標を上司から与えられたとしたらどうでしょうか?どうしても当事者意識は薄くなり、「やらされている感」がつきまといますよね。ですから、新人は必ず「自立性の向上」を意識して目標設定しましょう。
目標を立てること自体が目的ではないので注意
入社して右も左も分からない新人は、とりあえず目標を立てればいいやと考えがちです。しかし、ただ立てただけの目標は、好ましくありません。
なぜその目標が設定されたのかもわからず、自己成長のための目標設定であるべきはずが、目標を達成すること自体が目的化してしまうのはNGです。こうして達成された目標は、その先にさらなる改善の意欲は伴ってきません。新人は目標のその先まで見据えるのが理想的です。
新入社員の目標の立て方ポイントとは?
新入社員が目標をたてる際に押さえておきたいポイントにはどのようなものがあるでしょうか?
- 自分でたてた目標であり、納得できるものである
- クリアが簡単すぎる目標ではいけないが、達成不可能でもいけない
- 目標は具体的で、達成したかしなかったか評価が可能
- いつまでに、どのぐらいまで、と目標に期間やレベルを設定する
これらのポイントは確実におさえておきたいですね。では、さらに評価をされやすくするコツは何があるのでしょうか?簡単にまとめます。
評価されやすい目標設定のコツ①:少しだけ背伸び
目標は、自己が成長するために設定するものです。簡単に達成できる内容を並べていても、そこに成長がないのは明らかです。
かと言って実現不可能な目標ばかり掲げるのも、社会人としての計画力や実行力に疑問が残りますし、達成できない無理な目標で意欲は低下するばかりです。
モチベーションを持続させながら取り組むために、少しだけ背伸びした目標設定をしましょう。
評価されやすい目標設定のコツ②:数値化・客観視
目標は、達成できたかどうか必ず評価を行います。自分でも評価しますが、他人からも評価してもらいます。自分ではできているつもりが実はできていないことがわかるなど、客観的に評価できるからです。
目標は数値化すると達成したかどうかの評価がしやすくなります。例えば次のような目標例がありますから、参考にしてください。
●悪い目標例文
→「xxができるようになる」
●良い目標例文
→「xヶ月以内にxxの資格のx級を取得する。そのために週x時間を勉強の時間にあてる」
評価されやすい目標設定のコツ③:上司へ相談
立てるべき目標について、上司や先輩にアドバイスをもらうのはよいでしょう。この人たちは、日々の業務で必要とされるスキルや能力がどういうものか知っている人たちだからです。
ただし、主体はあくまでも自分自身です。上司に相談するのは参考にするためであって、全てを決めてもらうためではありません。
新入社員であっても自立性・具体性を盛り込んだ目標の立て方が評価されやすい
新入社員の目標の立て方と評価されやすくするコツについてご紹介しましたが、いかがでしたか?
目標管理について語るときに、よく持ち出されるのがPDCAサイクルという手法です。Plan(計画)→ Do(実行)→ Check(評価)→ Act(改善)を行い、さらに次のPDCAにつなげるというものです。新入社員も目標の設定を一時的なものとせず、継続的な自己成長のスパイラルにしていきたいものです。
新人の目標は達成するのももちろん大事ですが、設定の過程も評価対象になり得ますから、心して向き合いましょう。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません