入社式の服装で襟付きシャツが必須な理由
フォーマルな服装の「襟」の語源はどこから来ている?
入社式にはドレスコードがあり、フォーマルな服装で行くのが当然の認識となっています。
入社式での服装規定の中では、ほとんどの企業で「襟付きシャツ」が当たり前になっていますが、そもそも襟の語源とは一体どんなものなのでしょうか?
実はこの語源に「フォーマルな服装は襟付き」という認識に至るまでの経緯が隠されているのです。
故事成語が由来で、襟は「敬意」を表している
役人たちが、易にとどまらない易者の知恵に感動し、上着の襟を正し、きちんと座り直して話を聞き続けたという話が語源となっています。そして、そこから「襟を正す」という故事成語が生まれました。襟は相手への「敬意」を表しているのです。
そのため、入社式などのフォーマルな場には、襟付きシャツを着て行くのが一般的なマナーになったのです。
襟付きならばアロハシャツでもフォーマルだと認められる
ハワイでは、結婚式にアロハシャツというのも普通に見られます。ハワイなどの海外では、ホテルなどのレストランによってはアロハシャツOKというところがあったり、結婚式の新郎新婦の両親がアロハシャツを着て参列というのがあります。
これも、襟付シャツとそうでないTシャツとでは全く違います。襟があるというだけで相手への敬意を表すことになり、それだけでフォーマルウェアとして認められているのです。
「入社式に襟付きシャツ」は当然のドレスコード
ドレスコードというのは、その場その場にふさわしい服装ということで、結婚式をはじめ入社式でもフォーマルな形というのが決められています。
その中で、襟付きシャツは特に注意喚起することなく、入社式では当然であるという認識でドレスコードの中に入っているように思われます。
入社式でのドレスコード
入社式でのドレスコードは、襟付きの服を着る事以外にも次のようなものがあります。
「男性も女性もスーツである」
「襟付きシャツを着る」
「髪型は派手にならない」
「髪はぼさぼさにならないように」
「ナチュラルメイクが基本」
「長い髪はまとめる」
「靴は黒がベース」
「清潔感を忘れずに」
などが入社式のドレスコードです。最近では社風によって、女性のドレスコードも変化してきているようです。入社式を行う会社ごとに異なっているようですので、一概に「こうだ」とは言えません。
襟付きの服はオフィスの必須アイテム
オフィスでの服装規定として、「当社はカジュアルな服装で出勤してもらっても構いません」とあったとします。それはTシャツでOKというのではなく、襟付のシャツはオフィスカジュアルの基本として押えておくようにしましょう。クールビズだからといえども、TシャツではNGなのです。
襟付きのシャツを着るとスマートに見える
中には襟はごわごわして邪魔になるから夏は余計に暑い!なんて思う人もいるようですが、「襟の効用」というものがあります。それは肥満気味の人には襟付きシャツを着るだけで、とてもスマートに見せてくれたりもします。
襟付きの服を着ていれば「仕事ができそう」に見える
また、襟付きシャツを着ている人のほうが、着ていない人よりも、仕事もデキそうに見えます。襟って不思議ですね。よくあるのは、スーツ姿に恋をしたのにプライベートウエアで幻滅した……なんて話も、襟が大いに関係しているのかもしれません。
襟付きシャツはフォーマルな服装なので、ドレスコードがある入社式では欠かせない!
入社式の服装で襟付きシャツが必須な理由についてご紹介しましたが、いかがでしょうか?
たかが襟、されど襟であり、襟は大事な入社式のドレスコードなのです。襟を正すの意味には、乱れた衣服や姿勢を正す事の他に、今までの態度を改めて、新たに気持ちを引き締める事というのがあります。
入社式はフォーマルな場ですから、今までの学生の気分を改め、社会人として気持ちを引き締めて出席するという意味もあるのではないでしょうか?入社式の会場の前でもう一度襟を正して出席したいものです。
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