【お世話になった恩師へ】寒中見舞いを出す事でいつまでも良い関係を
喪中で年賀状が出せない場合には、寒中見舞いを出しましょう
寒中見舞いとは、寒さが厳しくなる季節に、相手の安否を気遣い、自分の近況を伝えるための便りのことを言います。喪中の際の挨拶状として出されるイメージが強いようですが、さまざまな用途があります。まずは寒中見舞いの意味をしっかりと理解しておきましょう。
寒中見舞いの用途あれこれ
1.喪中の方に、年賀状代わりの挨拶状として出す
2.喪中と知らず年賀状を出してしまった場合、お詫びの手紙として出す
3.(自分方が)喪中と知らずに年賀状を頂いた相手に、お返事として出す
4.年賀状やそのお返事を出すのが遅くなってしまい、松の内を過ぎてしまった時に出す
5.寒中見舞いのお返事として出す
以上のように、喪中の際にかかわらず意外と多くの用途があることがわかります。
恩師の方に寒中見舞いを出す場合の注意点
お世話になった恩師の方に宛てる便りですから、失礼がない文例でかつ、心温まるような文章を書きたいものです。普段なかなか感謝の気持ちを伝える機会も無い事でしょうから、こうした挨拶ごとは大事にしておくと良いでしょう。言葉使いには気をつけて、適切な文章を使用する事が大切です。
寒中見舞いですから、宛名、忌み言葉などに注意しましょう!
宛名の敬称:恩師の方に宛てる場合は「~先生」を使用しましょう。もちろん「~様」でも失礼にはあたりません。
賀詞:1,2文字のものは目下の方向けとなるので相応しくありません。また、喪中や震災にあわれた方などの場合は「祝い」などの表現は避けるようにしましょう。年始のあいさつとして、「新しい年のご挨拶を申し上げます」といった文章がベターと思われます。
相手を気遣う文章:恩師の方ですので、ある程度改まった文章が望ましいでしょう。「~先生におかれましては、ますますご清祥のことと拝察いたしております」や、「~先生におかれましては、その後お変わりなく(お健やかに・ご無事に)お過ごしのことと存じます」といった文章がベターです。
その後にご自分の近況などを報告すると良いでしょう。
それ以外の寒中見舞いを出す時のマナーとは?
恩師宛てに限らず、寒中見舞い特有の気を付けたいマナーがあります。年賀状ではありませんので「謹賀新年」や「あけましておめでとう」などは使ってはいけません。喪中が絡む場合がほとんどですので、お祝いの言葉やおめでたい報告などは避けた方が良いでしょう。
挨拶は「寒中見舞い申し上げます」ではじまり「体調にご自愛ください」などで締めるのが一般的です。出す時期も重要になってきますので、しっかり覚えておきましょう。
寒中見舞いを出す時期、使用するハガキは?
寒中見舞いを出す時期は、松の内(1月7日)を過ぎてから立春(2月4日)の前日までといわれています。この時期以前に用意できる場合でも、松の内を過ぎてから届くように出しましょう。また、立春をすぎると「余寒見舞い」となります。また、寒中見舞いには年賀はがきを使用しないようにしましょう。恩師に宛てる場合は、当時の話などを一文入れると良いかもしれません。
寒中見舞いを出す事で、恩師の方にお礼の気持ちを伝えましょう。
寒中見舞いなどの文章を考えるのは、なかなか大変かもしれません。でも、そうやってしっかり考えた挨拶や近況を受け取り読んだ恩師の方は、きっと昔を思い出し笑顔になることでしょう。普段はなかなか連絡がとる機会がないからこそ、こういった時期の挨拶をきっちりと出す事で、いつまでも良い関係で繋がっていたいものですね。
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