仕事納めの退社時に好印象を残す挨拶の仕方
退社時の定番の挨拶「ご苦労様」と「お疲れ様」
ビジネスシーンにおいて、退社時の挨拶といえば「ご苦労様」と「お疲れ様」ですが、きちんと使い分けできていますか?一般的に「ご苦労様」は目上の人から目下の人への挨拶、「お疲れ様」は目上への人に向けての挨拶です。
「ご苦労様」を目上の人に使うのは非常識?
本来「ご苦労様」は、お役目に対し労をねぎらう感謝の気持ちを表す言葉です。よって上下の関係性など気にせず使える言葉といえます。しかし、ビジネスシーンにおいては、目上への人に向かって退社時に「ご苦労様」と挨拶するのは失礼にあたるので注意してください。
年の瀬の挨拶といえば「よいお年を」
年末になると街中でもよく聞かれる「よいお年を」という挨拶。本来「よいお年を」の後には、「お迎え下さい」と言葉が続きます。仕事納めの日、上司などに向かって使用するときは、略さずに「よいお年をお迎え下さい」と挨拶しましょう。
無事に新年を迎えることは大変なこと?
現代では無事に新年を迎えることは当たり前のことですが、昔は、年の瀬に一年分のツケや借金の清算が行われ、取立てが行われていました。また、車や家電製品がないなかで、方々に年末の挨拶に廻ったり、大掃除を行うことは現代よりはるかに大変だったはずです。そのため、無事に新年が迎えられるよう「よいお年を」という挨拶が庶民の間で交わされるようになったそうです。
仕事納めの退職時、どのような挨拶をするべきか
仕事納めの退職時には、上記で述べた「お疲れ様です」と「よいお年をお迎え下さい」の2つの挨拶は必ず述べるようにします。良い新年を向かえられるよう、笑顔で元気良く挨拶して、その年の最後の業務を締めくくりましょう。
感謝の気持ちを付け加える
丁寧に挨拶したいときは、定型の挨拶のほかに、一年間お世話になった感謝の気持ちや、来年への意気込みを付け加えてみましょう。しかし、仕事納めの退職時に、長々と挨拶をするのは、失礼に当たるので注意してください。
仕事納めの退社時にすべき挨拶の方法に関するまとめ
仕事納めの退社の際、親しい間柄であれば「お疲れ様です。よいお年をお迎え下さい。」の二言で十分かと思います。上役に対し丁寧な挨拶をしたいときは、一年間お世話になった感謝の気持ちや、来年への意気込みを手短に述べましょう。
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