新入社員の仕事が遅い理由と対策法
新入社員の仕事が遅くなる理由とは
それではまず、新入社員がどうしても仕事が遅い理由について見ておきましょう。
仕事に慣れていなければ、それまでは遅いのが当たり前だといえますが、社会人として許容されるのが長くて3ヶ月程度です。それまでには、ある程度の基本業務はこなせるようにせねばなりません。
どうしても仕事が遅い状況を改善できないと感じている人は、まずはその理由を知って改善へとつなげましょう。
仕事が遅い理由①一つ一つの処理スピードが遅い
新入社員は、どうしてもまずは業務の正確性を求められる傾向にあるので、一つ一つの処理スピードが遅く、先輩社員に比べて仕事が遅いという特徴があります。
例えばメールを打つのが遅い・資料を作るのが遅い、などが挙げられますが、これらは全て経験則があれば必然的にスピードは向上します。
仕事が遅い理由②仕事に着手するのが遅れる
これは1つ目に挙げた理由に付随するものですが、新入社員は仕事に着手するまでが遅い傾向にあるといえます。
とういのも、一つ一つの処理スピードが遅くなると、必然的に仕事の締切に近い提出になってしまうという意味です。
そうすると、次の仕事に着手するのも遅れてしまい納期ギリギリの提出が続くという悪循環に陥ります。
仕事が遅い新入社員の対策法
それでは、新入社員の仕事が遅い理由が分かったところで、それを踏まえた効果的な対策法について見ていきましょう。
仕事をスピーディーに終わらせるコツは大きく2つです。この2つを意識して作業に取り組むだけでも仕事は格段に早くなりますし、進捗も追えて確実性まで上がるのです。
新入社員の仕事スピードを上げる対策①相手の求めている点を理解する
新入社員が仕事のスピードを上げるには、まず自分に仕事を頼んだ相手が何を求めているのかを理解しましょう。必要であれば相手に確認して目的をすり合わせれば、必然的に「何をやるべきか」「何をやらなくていいか」が見えてきます。
仕事内容をはっきり把握していないと、余計な業務までやってしまう、求められていた業務はできていなかった、などのケースが起こります。
そうすると、単純に仕事の提出が遅れるだけでなく、ミスを恐れて業務の処理が遅くなるのです。
あらかじめきちんと仕事内容をつかんでおけば、「やらなくていいもの」に時間を割く必要がなくなり、仕事のスピードは格段にアップします。
新入社員の仕事スピードを上げる対策②70%の進捗で一旦報告
新入社員が仕事のスピードを上げる対策の2つ目は。100%を目指すのではなく、70%くらいの段階で提出してチェックを受けるやり方があります。
一度上司に確認してもらい指摘を受けて修正、そして100%を目指してブラッシュアップをかけるのです。
70%の段階なら、万が一方向性が間違っていても軌道修正が可能ですが、100%完璧にやったつもりが修正を求められたら、そこからの軌道修正は大変です。
初めから完璧な仕事を求める必要はない
新入社員は、任された仕事が少ないからこそ完璧にこなして評価してもらおうと考えます。
そういった完璧を求める新入社員こそ仕事が遅くなりがちですが、そもそも新入社員は初めから完璧な仕事を求める必要はないのです。上司も初めから新入社員が完璧な仕事ができるとは思っていません。大切なのは、どういった仕事の進め方をしているか、です。
間違った仕事のやり方を続けているのであれば、いつまでたっても仕事のスピードは上がらないばかりか、ミスも繰り返します。
上司としてはそういった状況こそ防ぎたいと考えているので、まずは70%を目標に進めて上司とコミュニケーションを取り目的のすり合わせを行うのが良いのです。
新入社員で仕事が遅い人は「70%の進捗で上司に報告」して作業のブラッシュアップを行おう
今回は、新入社員の仕事が遅い理由と対策法について見てきました。
新入社員は、求められた作業を確実にこなしてこそ評価されると考え、仕事にスピードよりも確実性を求める人が多くなります。
もちろん、初めの姿勢としては正しいといえますが、いつしか慣れてしまうと中々作業スピードの向上は難しくなります。
大事なのは「70%の進捗で上司に報告」して作業のブラッシュアップを行うようにすることです。上司も初めから完璧を求めている訳ではないと理解して、確認と指摘を元に自分の作業の効率化を図っていくのが、正しい改善策といえるのです。
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