一級建築士の取得難易度と気になる平均年収
一級建築士の取得を目指す前に知っておきたいこと
一級建築士を目指す際に、あらかじめ知っておきたいことがあります。一級建築士資格の取得難易度と、平均年収を知る前にまずはこれから紹介する内容を把握しておきましょう。
一級建築士の取得難易度と需要は上がっている
一級建築士を目指される方はすでにご存知かと思いますが、一級建築士とはすべての施設の設計および工事監理を行うことができる資格です。最近では、現場の需要に対し、資格者が多いため、一級建築士資格取得の難易度が上がっています。また、企業で現場の管理担当として、受験対策を行う場合が多いです。
一級建築士資格の受験条件
一級建築士の受験条件がありますので、以下に紹介します。紹介する条件のいずれかを満たせば、一級建築士の試験を受けることができます。
【条件】
●大学の建築または土木課程を卒業後、実務経験2年以上
●3年制短期大学の建築または土木課程を卒業後、実務経験3年以上
●2年制短期大学または高等専門学校の建築・土木課程卒業後実務経験4年以上
●2級建築士取得後、実務経験4年以上
一級建築士を目指す際はまず、この中の条件でどれかを満たしているかを確認しておきましょう。
一級建築士資格の取得難易度
それでは、一級建築士資格の取得難易度を紹介します。一級の資格ですので難しいイメージですが、実際のところ難易度はどのようになっているのでしょうか。独自調べのデータを基に、一級建築士資格の取得難易度について紹介します。
取得までの必要勉強時間は6〜8ヶ月程度が目安
一級建築士は国家資格のひとつです。独自調べでのデータとなりますが、一級建築士の資格を取得するのに必要な学習時間をまとめました。学習時間については受験者の学習経験によっても違いますが、建築の学歴を有しない人の場合は一次試験(学科試験)に一発合格するための必要学習時間として、約8ヶ月程度、建築学科卒業者でも6ヶ月程度必要であるようです。
一級建築士の合格率は7〜8%!一般的に難しい試験
公益財団法人・建築技術教育普及センターが開示している一級建築士の試験合格率をまとめました。一級建築士の合格率は学科試験が16.1%、設計製図試験は学科合格者のうち42.4%程度ですので、トータルで12.0%程度の合格率です。このような低い合格率というのもあり、一級建築士の試験難易度は難しいといえます。
一級建築士の平均年収とは
気になる一級建築士の平均年収ですが、いったいどのくらいの年収が稼げる資格なのでしょうか?建築士として働くうえで、必ず一級建築士の資格が必要ということはありませんが、やはり一級建築士を取得をしている人の方が年収アップが見込めるようです。それでは見ていきましょう。
一級建築士の平均年収は677万円
で一級建築士の平均年収、月収などをまとめてみました。勤めている会社や、担当している現場によっても年収に多少の幅はありますので、紹介する年収などに関してはあくまでも参考程度としてください。
平均年収:677万円
平均月収:43万円
平均時給:2,409円
年間ボーナス等:163万円
平均勤続年数:15.9年
総労働時間:178時間/月
以上のようなデータとなりました。先ほども紹介しましたが平均年収は、今後の頑張りや入る現場によっても上がる可能性はおおいにあると言えます。
一級建築士資格の平均年収は677万円!取得難易度は難しい
一級建築士資格の取得難易度と、平均年収を紹介してきましたがいかがでしたか?一級建築士の合格率は7〜8%と非常に低く、一般的にも難しいと言われている資格でした。一級建築士資格を取得している人の平均年収はというと、677万円でした。建築士として働く上で、一級建築士資格を持っていなくても平気ですが、やはり一級建築士の資格を持っている方が年収は高くなります。これから、一級建築士の資格を目指される方は頑張ってくださいね。
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