三回忌で行う挨拶の内容と例文
三回忌とは亡くなってから満二年に行う法要
三回忌と言うと、故人が亡くなってから三年目に行いそうなイメージがありますがそれは間違いです。三回忌とは亡くなってから満二年に行う法要です。一周忌の後に行います。
その次は七回忌、十三回忌、十七回忌と行い、大抵の場合、十七回忌で打ち止めとなります。三回忌は一周忌とほぼ同じ内容です。遺族や親族、友人や知人などが参列します。挨拶や僧侶にお経をあげてもらい、焼香や食事を行います。
三回忌の挨拶の内容は法事の規模・故人との関係などを踏まえて決める
最近は三回忌の内容を簡単に済ますケースも増えてきます。遺族や親族、ごく親しい友人などのみで行う法事も多いですね。三回忌に挨拶を行う人は故人の遺族、親族、友人、仕事関係など多岐にわたります。三回忌の規模などを踏まえた内容の挨拶をするといいでしょう。
遺族の代表として三回忌の挨拶をする場合
三回忌の概要をお伝えしました。では、遺族の三回忌の挨拶とはどのような内容を話せばいいのでしょうか。遺族の挨拶の場合は以下のような順番で話すのが一般的です。
・参列者へのお礼
・個人が亡くなったあとの近況
・これからも変わらないお付き合いをお願いする言葉
・参列者のことを気遣ったり、健康を願う言葉
・お礼の言葉
近況報告は三回忌の挨拶のメインテーマです。まだまだ故人の不在は悲しくてしかたがないけれど、それでも落ち着いてきたといった内容を話します。
三回忌の挨拶例文
本日はお忙しい中、父の三回忌にお集まり下さいまして、誠にありがとうございました。
おかげさまで法要も無事終えることができ、父も安心してくれているのではないかと思います。
父亡き後、私共の生活が変わったこともありました。父が持つ安心感のようなものに守られていたのだな、と思うこともよくあります。
ただこれからの生活に不安になるときも、みなさまのお心遣いがあり、今日まで過ごしてくることができたと考えております。本当にありがとうございます。
本来ならば皆様と一緒に父を偲びたいところではありますが、遠方より起こしの方もおられますゆえ、本日はこれでお開きとさせていただければと思います。お荷物になるかとは存じますが、心ばかりのものを用意してございます。どうかお忘れなきようお持ち帰り下さいませ。
本日は誠にありがとうございました。
これからも変わらぬご指導、よろしくお願いいたします。
知人や友人の三回忌で挨拶するなら?
遺族の三回忌における挨拶の内容を見ていきました。では、遺族以外の三回忌の挨拶では、どのようなことを話せばいいのでしょうか。知人や友人の三回忌で挨拶をする場合は以下のような順番や内容で話すのが一般的です。
故人との思い出を具体的に話す
挨拶の内容として、以下の点を盛り込みましょう。
・自己紹介
・故人との思い出やエピソード
・遺族を労う言葉
・三回忌に招いてくれたことへのお礼
自分の名前、故人とはどこで知り合い、どれくらい付き合い、どのように親しくしていたかなどを話します。故人との思い出が三回忌の挨拶のメインテーマです。具体的なエピソードをを話しましょう。挨拶をする人から見た故人の人柄を、自分の言葉で話してください。
最後に、「本日は○○さんのことを思い出しながらご焼香させていただこうと思います。お招きいただき、ありがとうございました。」などのお礼の言葉で締めます。
三回忌の挨拶内容としては例文を参考に近況報告・故人との思い出を話す
三回忌で行う挨拶の内容と例文についてまとめました。
三回忌が終わると次は七回忌。これまでの法要からは少し時間が空きます。七回忌に参加する人は三回忌よりもぐっと減ることでしょう。だからこそ、まだ故人との思い出が鮮やかな三回忌に心をこめた挨拶の内容をして、故人を偲びましょう。
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