営業職に悪いイメージを持つ就活生が知るべきメリット4つ
営業職が持たれがちな悪いイメージとは
営業、と聞くと「辛そう」「きつそう」といったイメージを持つ方は多いのではないでしょうか。まずは、営業が持たれている悪いイメージをご紹介します。人は営業のどのような点を辛そうと思っているのでしょうか。
厳しいノルマを課せられる
営業と聞くと真っ先にノルマを思いつく人もいるほど、営業にはノルマのイメージが強いです。ノルマという基準が設定されて、それを達成できないと怒られたり、達成のために大変な苦労をしなければならなかったりというイメージが、営業は辛そうというイメージにつながっています。
モノを買ってもらう過程が大変そう
営業は、有形の商材にせよ無形の商材にせよ、モノを買ってもらうのが仕事です。そのためには、お客様に何度も頭を下げなければならなかったり、もしくは半分騙すように無理やり押し付けたりと、モノを売る過程に嫌なイメージを持つ人も多いようです。
飛び込み営業が怖い
飛び込み営業とは、アポイントなしに営業先を訪問し、商材を売るという営業です。アポイントがない分、門前払いされたり厳しい応対をされたりといったケースもあり、そこから契約まで持っていくなんてとてもできないといったように、飛び込み営業が怖いため営業の仕事が辛いというイメージにつながるのです。
拘束時間が長く休みが取れない
営業はお客様最優先の仕事です。ですから、お客様に合わせて休日などの時間を使って営業に出向かなければならないケースもあるようです。もしかしたら、早朝、深夜でなければ会えない、ということもあるかもしれません。また、ノルマ達成のためには労働時間を増やさざるを得ない、というケースもあるでしょう。
また、営業の仕事は外回りだけではありません。資料の作成、契約処理など、会社に戻ってからの事務作業にも時間がとられます。それによって勤務時間が長くなるという場合もあるようです。
人間関係が辛い
人間関係が辛いというイメージも、営業にはあるかもしれません。社外で営業先に人に冷たく当たられるだけでなく、社内では上司がノルマについて厳しく、同僚とも競争社会のためピリピリしている、そんなイメージを持っている人もいるのではないでしょうか。また、そもそも人付き合いが苦手という人にとって、営業は自分には向いていないと感じる職種になるかもしれません。
経費がかさむ
また、営業には交通費やホテル代などの経費がかかります。もちろん、会社の制度によっては経費で苦労することはありませんが、場合によっては10万円前後の金額を建て替えねばならない場合もあるようです。若手のうちは、これも営業が辛いと思う理由になるかもしれません。
営業職はいくつかの種類に分けられる
営業にある悪いイメージをご紹介しました。このように悪いイメージばかりを見てみると、確かに営業はきつく、辛い仕事であるように思えます。しかし、営業という仕事について、先行するイメージだけで判断してしまうのはよくありません。まずは営業職について、しっかりと理解を深めるべきです。
ひとくちに営業といっても、それはいくつかの種類に分けられることをご存知でしょうか。まずは、どこで営業するかという観点で営業を区分してみましょう。営業に悪いイメージを持っている人がまずイメージするのは「外回り」ではないでしょうか。
外回り:お客様のもとに出向いて営業
外回りとはその名の通り、会社の外に出てお客様のもとに出向いて営業するという方法です。このうち、アポイントがないものを飛び込み営業と呼ぶケースが多いですね。
店頭:来店したお客様に営業
店頭とは、お店に立ってお客様の来店を待ち、対面で営業するというものです。こちらは、何かを買おうとしてきたお客様に商材をアピールするわけですから、外回りの営業よりはハードルが低いイメージを持つのではないでしょうか。
電話:直接会うことはなく電話だけで営業が完結する
電話を使っておこなう営業もあります。これは、アポイントを取るための電話というわけではなく、電話だけで営業が完結するというもので、お客様と直接会うことはありません。
このように、営業といっても様々な形態があるのです。営業について、外回りのイメージしか持っていなかった人にとっては、考えが変わるきっかけになったのではないでしょうか。
「新規開拓orフォロー」「法人向けor個人向け」などの分け方も
また、営業の区分の仕方は他にもあります。
まずは「新規開拓」か「既存客のアフターフォロー」かというものです。営業について悪い印象を持っている人の多くは「新規開拓」をイメージしているかもしれません。その名の通り、自社商材を知らない、利用していないお客様に提案するという営業です。それに対してフォローとは、一度契約していただいたお客様を尋ね、商材について困っている点はないかを尋ねるものです。新たな契約や信頼関係構築のために重要なものです。
「法人向け」か「個人向け」かという分け方もあります。その名の通り、お客様が企業なのか、それとも一般家庭などの個人なのかというものです。これによっても、営業の内容や手法は変わってくるでしょう。
「営業」がすべて悪いイメージ通りの仕事になるわけではない
営業の種類についてご紹介しました。それまで持っていたイメージとは違う、営業の仕事を知った方も多いのではないでしょうか。「営業」という職種がすべて、悪いイメージイメージ通りの仕事ではありません。確かに、ノルマはありますし、モノを買ってもらうのは大変なことです。厳しい企業での営業は辛いものになるかもしれません。
しかし、このように様々な種類がある営業は、「営業」と聞いただけで拒否してしまうのはもったいないほど、大きなメリットを得られる仕事です。まずは固まった悪いイメージを取り除き、自分にできそうな仕事を冷静に選択肢に入れてみましょう。
営業職を経験する4つのメリット
続いて、営業職のメリットをご紹介します。営業は厳しいこともありますが、自分の身につくものも非常に大きいです。営業として働くメリット、営業を経験するメリットを4つ見ていきましょう。
成果が数字で表れ、キャリアアップに直結する
営業ではノルマがあることが一般的ですが、それは仕事の成果が明確に数字で表れるからこそです。自分の努力の成果が見えにくい仕事は数多いですが、営業は逆に、最も明確に結果が見える仕事だと言えるでしょう。
また、その成果がキャリアアップに直接結びつくのも営業の魅力です。数字で結果が表れていますから、他部署の人からも実力が把握しやすく評価を得られるのです。また給与形態によっては、インセンティブによって収入そのものが上がることもあります。
幅広い人脈ができ、コミュニケーション能力を磨ける
営業は社外の多くの人とコミュニケーションを取る機会のある仕事です。社内だけでなく社外にも人脈ができるのは、営業職の大きなメリットであると言えるでしょう。
営業は社外の多くの人とコミュニケーションを取る機会のある仕事です。社内だけでなく社外にも人脈ができるのは、営業職の大きなメリットであると言えるでしょう。
また、何度も初対面の人と話し、信頼関係を築いていくという営業の仕事では、「伝えるスキル」だけでなく、営業で重要とされている「聞くスキル」も含めて、コミュニケーションスキルはぐんぐんと伸びていくでしょう。
ビジネスが成立する一連の流れを学習できる
企業では業務の役割分担が一般的ですが、営業ではビジネスが成立する一連の流れ(営業から交渉・受注を経て納品・回収まで)のすべてに携わります。そのため、ビジネスの基礎となる部分を営業という職種一つで学習できるのです。自分個人ではなく、会社目線で仕事を見る視線の獲得は、ビジネスパーソンとして自分を大きく成長させてくれます。
転職時に有利
営業出身者は転職でも有利です。同じ営業の求人はもちろんですが、上記のようにビジネスの基礎を学んでいて、コミュニケーション能力やビジネスマナーも備えている、という良いイメージを持たれている営業出身者は、他の職種への転職でも高く評価されるケースが多いのです。
すべての営業がイメージ通りの辛さではない!ビジネスの基礎を学べるメリットがある
営業のよくある悪いイメージと、営業の種類、そして営業職を経験するメリットをご紹介しました。確かにノルマなど辛い面もあるかもしれませんが、営業の中でも自分に合うものがあるかもしれません。ビジネスパーソンとして大きく成長できる職種ですから、悪いイメージだけで選択肢から除外せず、一度検討してみる価値が大いにあります。
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