押し売り営業の実態と特徴｜顧客に不快な思いをさせない重要な営業方法2つ

2016年12月15日2020年3月31日営業職

営業とは顧客に商品などの販売をおこなう仕事

営業とは顧客に商品やサービスの説明から販売までを一貫しておこなう仕事です。営業では、アプローチの仕方や顧客の話をしっかり聞く力、プレゼンテーションなどが求められます。顧客を不快にさせないように、これらの能力を発揮しなければなりません。営業がうまくいけば、リピーターとして長い付き合いができるでしょう。そうしたサイクルの中で、新規顧客を開拓していくのです。しかし、営業の中にも種類があります。

押し売り営業とは商品を無理やり顧客に買わせること

「押し売り営業」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。言葉の通り、営業活動で商品を押し売りすることです。一般的には、押し売り営業は在庫処分ともいわれており、要は需要のない商品を無理やり顧客に買わせているのです。自分たちの都合で、顧客が求めていない商品やサービスを押し売りするのは、倫理的観点からみても良くありません。

結果だけを求める・戦略がないのが押し売り営業の特徴

それでは、押し売り営業をおこなう人にはどんな特徴があるのでしょうか。まず、会社のやり方が根本的に押し売り営業になっている場合があります。過程を無視した結果至上主義や、ターゲットなどを絞らずに「とにかく売ってこい」と戦略も何もない指示を出してくる会社などが挙げられるでしょう。自分の気持ちは反していても、そういった会社に所属して営業をおこなっている以上、押し売り営業になってしまいます。

押し売り営業にならない方法2つ

それでは、押し売り営業にならない方法には何があるのでしょうか。最も簡単な方法は、その会社を辞めることです。別の営業会社へ転職しましょう。

しかし、現実的には経済事情なども関わってきますので、そう簡単に仕事を辞める決断はできません。ここからは、会社を辞める以外での押し売り営業にならない方法を紹介してきます。まずは、自分から変わっていきましょう。

①：商品やサービスの分析・ターゲットの選定

押し売り営業にならない方法1つ目は、商品やサービスの分析・ターゲットの選定です。まずは商品やサービスをきちんと理解し、自分の言葉で話せるようになりましょう。そして、上記でも記述した通り、必要としていない顧客に売るのではなく、それを求めている顧客のところへ営業に行く必要があります。そのためにも、商品を分析した上でターゲットを絞らなければなりません。必要としている顧客に商品やサービスを提供することは、押し売り営業なんかではなく、立派な営業です。

②：商品やサービスを介して顧客と「会話」をする

押し売り営業にならない方法2つ目は、顧客に押し売り営業だと思われないことです。いきなり訪れるなり、話も聞かず商品の説明をされても顧客は元々興味がないですし、ただ迷惑なだけです。ですので、まずは身だしなみからきちんと整えて、営業マンとしてのマナーはしっかり守りましょう。そこから、顧客に興味を持ってもらえるように、商品やサービスの説明をしましょう。顧客が1番求めている・知りたいことは「メリット」です。明確に伝えましょう。そして、一方的に話すのではなく、顧客からも話をきちんと聞かなければなりません。商品やサービスを介して、顧客と「会話」ができれば、押し売り営業にはならないでしょう。

押し売り営業で不必要な商品を顧客に売りつけないようにサービスの分析や「会話」をしっかりとおこなおう

押し売り営業とは、顧客が求めていない商品などを売りつけることを指します。果たしてそれを「営業」と呼んでも良いのかと、疑問を感じるところでもあります。押し売り営業にならない方法には、商品やサービスの分析・ターゲットを絞ることから始まり、顧客と「会話」をしっかりおこなうことが挙げられるでしょう。押し売り営業は一方的に売りつけるという風なイメージが強いので、そこでは「会話」ができていないのです。以上の方法を実践して、押し売り営業にならないように努めましょう。