社会人が一から建築士になるために必要なこと
建築士の種類は大きく分けて3つ
まず、建築士という職業はどんなものなのかを考えてみましょう。一言で建築士といっても、種類があります。建築士の種類は大きく分けて3種類です。
「二級建築士」
二級建築士が設計できる建物には制限があります。延べ面積が30㎡から300㎡までの鉄筋コンクリート造、鉄骨造、木造の建築物の設計・工事監理ができる資格です。制限があるとはいっても、ほとんどの建物は二級資格で設計できるものになります。
「一級建築士」
一級建築士は、設計できる大きさに制限がありません。高層ビルも含めてほとんどの建物に携われます。
「木造建築士」
1〜2階建てで延べ面積300㎡以下の木造建築物の設計や工事監理ができます。規定以上のもう九造建築物になると、一級建築士資格が必要になります。
建築士になるためのステップ
建築士は最初から高い資格を取得することはできません。専門的な資格なので、ある程度ステップを踏む必要があるのです。二級建築士や木造建築士を取るには、学歴に応じた実務経験が必要になります。一級建築士は、学歴に応じた実務経験を重ねるか、二級・木造建築士取得後に4年の実務経験があるかが受験資格となります。それぞれの資格を取るためには、学歴と実務経験が大きく関わってきますので、しっかりと理解しておきましょう。
社会人から建築士になるには
特に大学・短大・高校で建築の勉強をしてこなかった社会人が建築士になるには、いったいどのようにしたらいいのでしょうか?知識がない状態で建築士になるには、実務経験を7年重ねてから二級建築士を取る方法があります。また、職業能力開発校の建築系を卒業後2~4年以上の実務経験を経て、二級建築士を受験する方法もあります。全く知識のないところから建築士になるには、まず建築事務所に入るか、学校に通うといったところから考えた方が良いですね。
まとめ
知識のない社会人が一から建築士を目指すには、長期での計画が必要です。建築事務所に転職するか、学校に入学するか。どちらにしても、現職を続けながら建築士を目指すのは、難しいといえるでしょう。社会人が一から建築士を目指すのには、相当の覚悟が必要ですね。
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