保育士資格の取得方法と有利な就職先

2017年1月16日2020年3月31日保育士, 資格

保育士資格を取る方法①:大学や専門学校を卒業する

保育士資格の取得方法について紹介をしていきます。保育士資格を取得する為には、国家資格を合格しなければなりません。まずは、厚生労働省が指定する保育士養成校の大学や専門学校などを卒業すると、資格を取得できます。また、通信制の学校もある為、様々な世代の人たちが就職の際に役立つ資格として、今取得率が急上昇しているのです。

保育士資格を取る方法②:条件を満たして試験に合格する

保育士資格の試験は、年に2回（筆記と実技）行われています。その試験に合格すれば、先ほど紹介した学校へ通う方法を取らなくても、保育士資格を取得できるのです。受験には条件があり、「大学や短大卒業、専門学校卒業」の他に「児童福祉施設で2年以上計2,880時間以上の労働経験があること」などです。中卒の人でも、5年以上計7,200時間以上の労働経験があれば、受験できます。よって、保育の仕事に就職をしたい人は、学校に通うか試験に合格するかの2つの方法によって、保育士資格を取得すればよいのです。

保育士資格を持っていると有利な就職先は保育園や幼稚園

保育士資格を取得しておくと、様々な就職先で優遇されます。まずは、保育園や幼稚園の施設です。保育士資格を持っていないと就職出来ない資格なので、取得は必修です。また、託児ルームやベビーシッターのような保育の場でも重宝されるでしょう。基本的には資格は必修でない職場ですが、持っていると優先的に就職できるため有利です。

児童養護施設なども有利になる就職先

保育士資格は、その他の就職先でも有利になります。例えば、児童養護施設や障害児童施設などの就職先です。これらの施設では、保育士資格を持っている職員を一定数雇わなければならない決まりがあります。資格がなくても就職は出来ますが、持っていると有利になるのは間違いありません。他には、小学校の学童クラブや企業にある専用保育でも需要がある為、沢山の就職先から希望の場所を選べるのです。

ライフスタイルの変化が保育士資格の需要が高い理由

今現在、保育士資格を取得する人が増えてきています。その背景には、共働きの家庭が増えていることや女性の仕事や、育児に対する考え方の変化が挙げられます。子供が出来たら女性は家庭に入り育児に専念をする考え方が、変わってきているのです。また、離婚率の増加により、子供を預けて働かなければならない家庭が増えている点も挙げられるでしょう。この状況から、自動的に子供を預けたい家庭が増えて、その分子供を預かる就職先が増えて保育士資格所有者の需要が高まっているのです。

保育士資格を持つ人の元に預けたいのが親

このように、預けたい人が増えているのに、保育園や幼稚園の空きが無い為に待機児童が増えているのが現状です。それでも預けて働かなければならない人が、託児ルームやベビーシッターなどを活用します。託児ルームなどでは資格が無くても務められますが、親の希望としては資格取得者の居る場所に預けたいのが本音です。よって、選ばれる場所は資格取得者の居る所となるのです。その点からも、就職で保育士資格を持っていると有利といえるでしょう。

学校の卒業か試験合格で取れる保育士資格は保育園の他にも児童養護施設などの就職先に有利

保育士資格の取得方法や有利な就職先、需要が高まってきている理由について紹介をしてきました。保育士資格は、男女平等の世の中となっている今を象徴している資格と言えます。今後も、需要が伸びると予想されている資格です。その為、就職に有利な資格を選ぶ人に人気の資格になっています。資格取得を検討している人は、ぜひ保育士資格も候補の1つに考えてみてはいかがでしょうか。