社会人が意外と知らないビジネスの常識~お客様への対応・敬語・身だしなみいついて解説~

2019年8月6日

社会人が意外と知らない常識:お客様への対応

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社会人になるとお客様への対応も重要な業務の一環となります。上座や挨拶のマナーなどお客様への対応の常識を備えておくのも社会人としての重要な課題になるのです。

しかし、中には社会人でも意外と知らない常識があるので注意しなければなりません。

会釈・敬礼・最敬礼は使い分ける

社会人が意外と知らない常識としていえるのが、会釈・敬礼・最敬礼は使い分けるというマナーです。

これらはお辞儀の角度で名称が決まっています。上体を15度傾けた状態が会釈。上体を45度まで傾けると敬礼。70度まで傾けた状態が最敬礼になります。

また、これらは目的によっても使い分けます。廊下や道ですれ違った場合は会釈。日常的に挨拶をする場合は敬礼。改まった関谷相手に敬意を示したい時は最敬礼。このように使い分けるのが社会人の常識ということになっているので、使えるように覚えておきましょう。

起立・着席はお客様より後

続いての社会人が意外と知らない常識は、お客様より後に自分が立ったり座ったりするということです。

お客様をお席にお通しした場合は、お客様が座ってから自分も座るようにしましょう。また、帰る際はお客様が立ってから自分も席を立つようにしましょう。

席を勧めておきながら先に座ったり、帰り支度を急かすように先に立ったりするのはNGです。常にお客様の行動が先になるので、間違えないように注意する必要があります。

お茶を出す順番は先方の上司から

お茶をお出しする順番というのも社会人が意外と知らない常識の1つです。

複数のお客様を迎えた場合、常務、部長、課長などの順で、先方の上司から順にお茶をお出しするのがマナーとなります。誰が上司か分からない時は、席の位置や態度などから推測してお茶をお出しするというのが、社会人には求められます。

お客様全てにお茶をお出しした後は、自社の人にも配ることになります。この場合も、お客様と同様に上司から順にお茶出しをしていきましょう。

社会が意外と知らない常識:敬語

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社会人になったら敬語を使う機会は多く存在しますが、その中には、使い方が難しく特に新人社会人だと意外と知らない敬語も多く存在します。

ここで紹介された敬語の常識を参考にして、社会人の常識として敬語の使い方をマスターしましょう。

二重敬語は印象を悪くする

社会人が意外と知らない、誤用してしまいがちな敬語の常識、それは二重敬語です。二重敬語とは、1つの単語に同じ種類の敬語を二重に使ってしまう間違った用法の事をいいます。

例えば、「おっしゃる」「お越しになる」「おいでになる」「ご覧になる」などはすでに敬語になっているので、使う時はこのままで十分です。しかし、さらに「~れる」という尊敬語を加えて「おしゃられる」などと間違った使い方をする人が結構います。

上司など地位の高い人に対しては、丁寧に言おうとするあまりに敬語を重ねてしまいがちです。しかし、それによって敬意が高まるわけではありませんし、逆に常識がないという認識を相手に与えてしまう恐れがあります。

間違いやすい二重敬語はしっかり覚えて、常識のある社会人として信頼されるようにここは間違えないようにしましょう。次項で間違えやすい二重敬語について紹介しています。

誤った二重敬語の使用例

★言う

×社長がおっしゃられていました

○社長がおっしゃっていました

★来る

×先生がお越しになられました

○先生がお越しになりました

★帰る

×先輩がお帰りになられました

○先輩がお帰りになりました

○先輩が帰られました

★希望する

×会見をご希望になられています

○会見を希望されています

★見る

×部長がご覧になられました

○部長がご覧になりました

★注文を取る

×ご注文をお承りしました

○ご注文を承りました

○ご注文をお受けしました

役職はすでに敬語なので「様」は付けない

社会人が意外と知らない敬語の常識として、役職には「様」を付けないというのもあります。

役職を示す言葉はどれも地位があるという意味がある為、その言葉自体がすでに敬語となります。

よって、会長・社長・部長・課長・係長などの役職に「様」を付けて「社長様」のように使うのは二重敬語となるので、誤用となります。間違えないように気を付けましょう。

社会人が意外と知らない常識:身だしなみ

人は見た目の第一印象が重要な判断材料となるため、不特定多数の人と出会う社会人は常に身嗜みに気を遣うのが常識となっています。

しかし、この身だしなみに関しても社会人が意外と知らない、注意がいきとどいていないという常識がいくつかあります。自分が常識を知っているかきちんと確認しておくようにしましょう。

身だしなみチェックポイント:男性編

まず清潔感のある身だしなみを心がけましょう。スーツやシャツ、ネクタイにしわはないか、においは大丈夫かなどビジネスの場では相手を第一に考えた配慮ができているかが大事です。職種や業界によっても許容範囲が異なりますが、ひげやスーツの柄、色にも注意しましょう。また、口臭や体臭にも注意しなければいけません。

そして細かなところですが、スーツのポケットには物を詰めすぎないようにしましょう。スマートな印象が半減してしまいます。それだけでなく、スーツのポケットについているフラップにも注意しておくと尚良しです。フラップは出すのか、出さないのか、またそもそも役割を知らない社会人は意外に多いです。フラップには雨などを防ぐ役割があるため、外では出して、室内では内側に入れておくようにしましょう。

身だしなみチェックポイント:女性編

仕事での身だしなみは男性・女性に限らずTPOを守ることは必須なのですが、自分が持たれる印象に着目してみることも大切です。特の女性の場合はメイクや髪型で印象は大きく異なります。その場に相応しい身だしなみを心がけるだけでなく、その範囲で相手に好印象を持たれる格好や、仕事ぶりをアピールするような服装を心がけるといいでしょう。

業種によっても異なりますが、それによってスーツのデザインやシャツの色・柄を選ぶことをおすすめします。また、身だしなみを考える際は機能性も重要です。仕事がしやすいことが大前提なので、自分に合ったサイズやディティールの服装を心がけましょう。そして印象を考えたアクセサリーや髪型、化粧をするといいでしょう。

社会人が意外と知らない常識「お客様対応」「敬語」「身だしなみ」には注意しよう!

社会人が意外と知らないビジネスの常識について紹介していきましたが、いかがでしたでしょうか?

ビジネスで必要となるお客様への対応や、敬語の使い方、身だしなみなど知っているようで、間違えて覚えていたり、初めて知った常識があったりした人は覚えておく必要があります。

社会人の常識まとめを参考にして、自分に足りない部分を補う努力を行いましょう。

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2019年8月6日ビジネスマナー

Posted by BiZPARK