休みはいつ?不動産(賃貸)業界営業マンの休日の過ごし方
不動産業界は水曜日が定休日
不動産業界といえば水曜日が定休日となっていることが知られています。「週の真ん中に休みをとるの?」という印象があるでしょう。これは「契約が水に流れる=契約が破談になる」ということから、水曜日はこの水を連想させるために、縁起を担いで水曜日は休みとしているところが多いのです。このように不動産業界は動く金額が大きいので、縁起を担いだり昔ながらの風習を大切にしているところが多いのです。
不動産業界で統一して休みやすくしている。
一部上場しているような大手の会社でも水曜日が休みとなっています。不動産会社は自社が管理している物件だけでなく他社の管理の物件も広告しています。そのため、水曜日に営業していても、大手住宅会社が休みだったらその物件について問い合わせできないのです。こういった理由で、不動産業界は水曜日を休みとして統一しているのです。
不動産業界は休みを取れない時期がある
不動産業界は大きく分けると「新築売買・中古売買・賃貸」という3種類あります。新築売買は販売開始時期が忙しくなるのが当然ですが、賃貸は2月が忙しいという大きな流れがあります。新築売買と賃貸は「忙しい時期=客付け」ができる時期が限られているので、この期間は定休日が水曜日であっても個人的に休みを取らずに働き続けるケースもあります。
不動産業界では契約取得が続くと休みが全く取れない
一般的に不動産の購入は人生で「人生で一番大きな買い物」と言われるほど高額で、特に新築の場合は住宅ローンを組んだり、当人だけでなく親族を話をしたり、また年齢によっては司法書士や弁護士を通すことで取引の安全性を担保するなど、通常の契約事項とは異なる点が多く見られます。書類準備からあらゆるケースを想定して動くことになり、不動産業界で働く人は契約取得が続くと休みが全く取れない場合もあるほどです。契約したい人がいるのに、水曜日だからと休むわけにもいきません。
休みを重視する人は不動産業界には向いていない
公務員のように定時勤務と休みを望むのであれば、不動産業界には向いていないでしょう。お客様がいないときは広告を打ったり、他社の広告打診をしたり、比較的ゆったりとした勤務となります。しかし契約が決まりそうな気配がすると、「ここぞ」とばかりに自分自身に追い込みをかけていく必要があります。また歩合給の給与体系が主流なので「稼げるときに稼ぐ」というスタンスも必要です。水曜日が定休日にはなっていますが、お客様がいる場合は働き続けるのが不動産業界です。
不動産業界の求人数は多い
人材派遣会社や転職サイトを見ると不動産業界の求人は一定して掲載されています。それは、金額が大きく専門知識を必要とする不動産業の営業職は離職率が高く、また法改正や判例変更も多々あるので勉強をし続けなければならないからです。しかし、営業職では幅広い年齢層がいるので、いくつになっても不動産業界を目指すことは可能です。繁忙期の開けた5月のゴールデンウィークから業界に入ると休みをしっかり取りつつ仕事に馴染んでいけるでしょう。この時期であれば水曜日も定休日として休みを取れるでしょう。
不動産業界は縁起を担いで水曜日を休みにしているが繁忙期には休まず働く
不動産業界が水曜日を休みにしている理由と注意点を見ていきました。不動産業界では縁起を担いで水曜日を休みにしていますが、繁忙期や契約が取れるのが続くと、休みなく働きます。しかしそれは不動産業界では当然のことです。お客様がいるのに水曜日は縁起が悪いからと休みにするわけにもいかないでしょう。もし水曜日が定休日だから、休みが多そうだから、といった理由で不動産業界を目指すのであれば注意が必要です。しかし、人の生活に関わるものや大きい金額の動くこの業界に魅力を感じたのならば、挑戦してみると良いでしょう。
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