社員の親族の葬儀に行けないときに適切な挨拶の仕方
部下の親族の葬儀に行けない場合
管理職で上司という立場の人であれば、例えば部下の親や兄弟が亡くなった場合には葬儀には参列するのがマナーとされています。
亡くなったのが部下の叔母や叔父、もしくは祖父母の場合は、行かなくても問題ありません。香典等も送る必要はありあません。
葬儀に行けない旨を伝えて「ご愁傷さまでした」と言葉をかける
社員の親族の葬儀に行けない時は、欠席の返事を必ずしましょう。欠席の返事をする際は、欠席理由を添えます。欠席理由は「やむを得ない事情があって」「どうしても都合がつかず」といった言葉を添えるのが良いでしょう。
部下に直接連絡が取れたら、葬儀に行けない旨を伝えて「ご愁傷さまでした」と挨拶しましょう。
上司の親族の葬儀に行けない場合
直属の上司の奥様やお子さんが亡くなってしまったという場合もあります。部下であっても葬儀に参列できるならしましょう。上司の両親や兄弟の葬儀は行かないのが一般的です。すでに結婚して自分の家庭を持っている人の親や兄弟の葬儀に出席することはないでしょう。
適切な挨拶の仕方は葬儀に参列できなかったことを謝罪すること
上司の親族の葬儀に行けない場合にする適切な挨拶の仕方は「先日は出張でお葬式に行けず申し訳ありませんでした。無理しないでください」など、忌引き明けに声をかけること。
葬儀当日には社員連名で弔電を送っておきましょう。
同僚の親族の葬儀に行けない場合
同僚は同時期に入社して苦労を共にしてきたわけですから、思い入れがありますよね。同僚のご家族が亡くなった際、やはりこの場合も親御さんや御兄弟が亡くなったというのであれば、葬儀に参列しましょう。
参列できなかった謝罪・お悔やみと励ましの言葉をかける
同僚の親族の葬儀に行けない場合は、参列できなかったことへの謝罪とお悔やみの言葉、そして励ましの言葉をかけるのが挨拶として正解です。
社員連名で弔電を送るか、葬儀の当日に個人で弔電を送るのが望ましいです。
葬儀に参列できないときに弔意を表す方法
やむを得ない事情があって参列できなくても弔意を伝える方法はあります。上記のように直接挨拶する以外に弔意を伝える方法を紹介します。
弔意が伝わる弔電のマナー
先ほども書きましたが、弔電を送る際はマナーに注意しましょう。
弔電は葬儀に間に合うよう、遅くとも開始の1時間前までには届くように手配してください。
宛先は葬儀が執り行われる式場にし、宛名は喪主名にします。特定の個人に向けて送りたい時は喪主名の横に記載します。
差出人の表記は遺族側がわかりやすいように、差出人名の横に故人との関係を一言添えると丁寧になります学校や会社関係者など、複数人や連盟で出す際は、代表者と関係者の名前を記載しておきましょう。
香典を贈る
香典を贈る場合は現金書留や、ほかの参列者にあずけておくとよいでしょう。香典の金額は故人が親族であれば10,000円~10万円程度、知人友人などであれば3,000円~10,000円程度が相場とされています。ただし故人との関係によって金額はかわりますので、注意してください。
お悔やみ状を添えるとより弔意を伝えられます。お悔やみ状には時候の挨拶などを書かず、遺族を気遣うような言葉を書きます。
後日弔問に伺う
どうしても直接故人にお別れを伝えたい場合、後日弔問に伺うという方法もあります。
後日伺いたいときは、必ず先方の都合を確認します。弔問に伺いたい旨を事前に連絡し、都合のいい日を聞きましょう。この弔問の際に香典を渡しても問題ありません。事前に香典を渡していたとしても、花や線香など少額の供物を持っていくとよいですね。
葬儀に行けないときは後日に謝罪やお悔やみの言葉を述べるのが正しい挨拶の仕方
社員の親族の葬儀に行けないときに適切な挨拶の仕方について説明しました。
部下や上司、同僚の近い親族の葬儀には参列すべきですが、どうしても行けない場合もあるでしょう。その際は弔電を送ったり、後日社内で直接挨拶をするのが一般的です。
参列できなかったことには必ず一言謝罪します。お悔やみの言葉、励ましの言葉をかけるのが一般的マナーです。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません