転職活動をしよう!総務・人事になるためのポイント
人事・総務の業務内容を抑えよう
人事や総務という職種は、非常に汎用性の高い職業であるといえます。というのも、基本的にどの営利企業でも必ず該当する部署や役職が設置されているだけでなく、非営利団体でもそれに近しい機能を持ったセクションがあります。要するに、人事や総務といった職種で携わる業務は、営利企業であろうと非営利団体であろうと、それなりに共通した部分が多いということでもあるのです。それでは具体的な業務内容には一体どんなものがあるのでしょうか。
人事・総務の業務は採用活動・人事考課やマイナンバーの管理など
人事と聞いてまず想像するのは、採用活動や人事考課などでしょう。もちろんそれらに関係する書類の作成や整理、福利厚生の手配もありますし、給与や社会保険等の管理も業務範囲です。さいきんではマイナンバーの管理も人事の管轄です。人事畑に長くいる人は、こうした業務の経験を活かして社会保険労務士の資格を取得することもあります。また総務では、備品の発注や管理、LANやPCなどの社内ファシリティの整備、社内行事の企画・運営、助成金の申請などもあります。いずれも業務内容はかなり幅広いだけでなく、個人情報や機密情報を扱うためモラルが求められる職種でもあります。
人事や総務でのキャリアアップのポイントとは
「どうせいまの仕事を辞めて転職するなら、一緒にキャリアアップも狙おう」という方もいらっしゃるでしょう。それと同時に、人事や総務という職種からどのようにキャリアアップすれば良いのか、具体的なイメージが描けず不安に思う方もいらっしゃるかもしれません。しかしそのポイントは非常にシンプルです。内容を大きく2つに分けて説明します。
ポイントはスキルの高度化とITリテラシー
もしあなたに人事や総務の経験があるなら、手っ取り早いのは「スキルの高度化」です。転職サイトで求人情報を探すと、日系の大手企業や外資系企業の求人では、応募要項に「人事労務系の経験年数5年以上」や「要人事制度の企画・構築経験」などと書いてあり、年収600万円以上からというケースもあります。スキルを高度化させれば、そういったハイクラス求人に応募も可能になります。また、これまで経験がなくても問題ありません。常に人手を必要としているスタートアップでは、「ITリテラシーがあれば未経験でも可」という企業も少なくありません。そこで実践を積み会社が大きくなれば、必然的にキャリアアップされていくことになります。
転職後に気をつけたいポイント
とはいえ、もちろんただ人事や総務の仕事を日々こなしているだけではキャリアアップはのぞめません。経験者が社内にいるのであれば、積極的に知識を盗みましょう。またスタートアップに転職して社内に経験者がいないのであれば、書籍や勉強会を通して新たな知識を勉強したり、気軽に相談できるネットワークを作るのも有効です。
転職後はその後に「活きる」業務の進め方をしよう
転職してすぐは、次の転職のことまで考えていないかもしれません。けれどもしまた次の機会に恵まれたら、これまでの経験はぜひ活かしたいところです。とくに人事や総務という職種柄、日々の業務の進め方のなかで気をつけておきたいのは「汎用性」です。職種柄、人事にしろ総務にしろ業務内容が幅広くなるのは致し方ないことです。しかし「ゼネラリスト」として仕事をしていると、専門性が磨かれず、次の転職でアピールポイントを作りにくくなる可能性があります。在職中に自分が専門性を深められる領域を見つけたら、ぜひ勉強を進めたり経験値を増やしておくと良いでしょう。
人事・総務に転職するなら業務内容を抑えてスキルの高度化とITリテラシーを重視する
転職活動をする際の総務・人事になるためのポイントを紹介しました。これまで見てきたとおり、人事や総務では幅広い業務の知識が求められます。その一方で、スタートアップなどの「総力戦」を求める企業では、未経験でも人事・総務として働くことが可能なこともわかりました。これまで人事や総務、またはどちらの経験も積んできた人は、専門性を磨いてさらなるキャリアアップを、またこれから知識を身につけようという方はスタートアップで実践形式でキャリアアップをはかってみてはいかがでしょうか。
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