人たらしの意外な意味とビジネスで役立つ人たらし術9つ
人たらしは「人をだます」という意味
多くの人が良い意味で捉えている「人たらし」ですが、実は元々は「人をだますこと」もしくは「だます人」という、悪い意味なのです。
たらすは漢字で「誑す」と書き、言葉巧みにだましたり、甘い言葉で誘惑するようなことを指します。女性を誘惑してもてあそぶことを「女たらし」と言うのと同じで、「人たらし」も本来はあまりいい意味ではないようです。
いい意味で使われるようになったのは「豊臣秀吉」がキッカケ?
この「人たらし」がいい意味で使われるようになった背景には、司馬遼太郎氏の影響があるのだとか。司馬氏の著書「新史太閤記』の中で、豊臣秀吉が成功した理由は「人たらしの天才であったから」と書かれています。
織田信長の草履を懐で温めて関心を買ったり、なにか周りのミスがあっても笑って許したなど「人たらし」らしいエピソードが残っているそう。
なんとなく人が周りに集まってくる人こそ「人たらし」の天才
やはり、現代では「人たらし」はいい意味で使われることが多いようで、誰とでもボーダーレスに付き合える人を意味すると考えておくといいでしょう。
人気商売なので当然といえば当然ですが、芸能人にも人たらしの人が多く存在しますよね。誰とでも分け隔てなく接することで有名な有吉弘行や嵐の二宮和也は、わかりやすい「人たらしの天才」と言えるでしょう。
今すぐ実践しよう!ビジネスで役立つ人たらし術
人たらしの意味やイメージは、なんとなく掴めましたか? つづいては、人たらしになるための人たらし術をご紹介します。中にはテクニックを要するものもありますが、今すぐに実践できる簡単なものもあります。
人たらし術①相手の名前をくり返そう
最初の人たらし術は、相手の名前を会話の中で何度もくり返すこと。これは、一流のビジネスパーソンや世界のトップリーダーも会話の中でよく使用しているテクニック。
人は、何度もくり返して名前を呼ばれることで、相手に対して強い親近感を抱くそうです。この人たらし術、なんとなくわかる気がしませんか? しかも、すぐにできるのがうれしいところ。
相手に好かれる人たらし術として、非常に有効なのだそうです。ぜひ、実践してみてください。
人たらし術②相手の情報を下調べ
これは、少々時間を要する人たらし術ですが、効果はバツグンだそうです。なんと、あの好感度が高い政治家の小泉進次郎氏も実践しているとか。
これから会う相手の情報を事前にリサーチしておくのです。現代では、FacebookやTwitter、Instagram(インスタグラム)など、相手を知るためのツールも豊富です。
または、そういった情報が得られるツールがなくとも、相手の出身県や会社、年代などから興味を引くものを予想することもできないわけではないですよね。
人たらし術③パーソナルな距離感
つづいての人たらし術は、パーソナルな距離感を作ること。これは、少々テクニックを要する人たらし術ですよね。さきほどの名前を呼ぶなども使えますが、パーソナルな距離感を作るには、それだけでは物足りません。
わかりやすい例で言うと、有名な某男性アイドルは年上の先輩芸能人にも、非常に親しみをもってタメ語を使ったりします。これ、なかなか誰でもできることではないですよね? もちろん相手を選ぶ必要はありますが、上手に距離を縮めていきながら、会話の中でタメ語を使ってみましょう。
ただし、年上の相手にはかわいげがある必要があります。また同性同士ではむずかしくとも、異性だと簡単に乗り越えられるハードルだったりもします。まずは、異性の先輩から挑戦してみては?
人たらし術④とにかく笑いをとる
こちらも、わりとテクニックがいる人たらし術かもしれません。芸人であってもスベることがあるように、なかなか確実な笑いをとるのは、むずかしいですよね。
しかし、言葉のアクセントや表情なども駆使することで、笑いをとることはできるはず。明るくしゃべるということも単純ですが、とても大切ですよ。チャレンジしてみましょう。
人たらし術⑤リアクションを大きく
つづいても、芸人のような人たらし術ですが、リアクションを大きくすること。自分が誰かと会話をするときも、大きなリアクションが返ってくると、相手に親しみを持ったりしますよね。
薄い反応は、多くの場合喜ばれることはありません。きちんと返事をする、相づちを打つ、相手の目をしっかり見て話を聞く、これだけでも全然相手の感じ方は変わります。
人たらし術⑥共感する
これは、より女性相手に効果的な人たらし術。女性って、なにより共感されるのがうれしい生き物なんです。相談をされても、女性相手にはアドバイスせずに共感しておくといいと言われるぐらい、女性の会話では共感が重要視されるのです。
「わかるよ」、「そうだよね」、「大変だったよね」、「それはうれしいよね」など、相手が言ったことをくり返すだけでもいいでしょう。共感されることで、相手には仲間意識が芽生えるのです。
人たらし術⑦相談事を持ちかける
これは、どちらかというと同年代や年上の人相手に使える人たらし術でしょう。相談事をすることにより、相手の中に信頼されているという意識が生まれます。これが相手に好かれるコツと言えるでしょう。
あまりにも深刻な内容だと、めんどうくさいやつだと思われてしまうかもしれませんので、やや軽めの相談事にしておいたほうがいいかもしれませんね。
人たらし術⑧褒める
あまりにも嘘くさい内容でない限り、褒められてうれしくない人はいないはず。褒めるのは、人たらし術としては最適な方法と言えるでしょう。
褒めるポイントがわからなければ、まず外見を見てみてください。センスのいい小物やアクセサリーなどはありませんか? もし外見がむずかしければしゃべり方や雰囲気を褒めてもいいですし、会話している中でも知識の豊富さを褒めてもいいですね。
究極どこにも褒めるポイントが見つからない場合の魔法の言葉は「○○さんて、すごく話しやすい」です。これ、言われたほうは案外うれしいものなのです。迷ったときは、ぜひこれを使ってみてください。
人たらし術⑨自分から話しかける
こちらも、簡単にできる人たらし術。たとえば、会社ですれ違ったとき、トイレでバッタリ顔を合わせたとき、外で見かけたときなどに、相手の反応を待つのではなく、自分からあいさつをして雑談を始めましょう。
とくに、まだあまり親しくないときやお互いの存在を認識していない場合だと、相手も話しかけるのに躊躇するもの。ほぼ初対面であっても、会社や学校など同じコミュニティに属する人であれば、積極的に話かけてみるべきです。
人たらしは「ファンを作る」という意味も!人たらし術を効果的に使って
人たらしは本来いい意味ではないのですが、現代ではいい意味として使われています。なぜか人が集まってくる、いわゆる「ファンが多い人」とも言えそうです。
そのためには、ご紹介したような数々の人たらし術を上手に駆使しなければなりませんが、まずは実践あるのみ! 最高の人たらしを目指してみましょう。
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