「昇格」「昇任」の意味の違いと適切な使い分け方

2017年11月2日言葉

昇格の意味は?

「昇格」はよく耳にする言葉ですが、正確な言葉の意味をご存知でしょうか。昇格は、「格式や階級などが上がること」を意味しています。

昇格は、格式が上がるという意味合いから、名目上の肩書きやその名称が変わるのでは無く、所属する企業や団体などでの地位が上昇することに対して用います。

例えば、課長や部長などの肩書きはそのままに、『企業内での立場がより高く認定された際』に活用するのです。あるいは、格式の上昇に伴って給与額がさらに上のランクに異動した際にも用います。

昇任の意味は?

昇格という言葉と同類語として用いられているのが「昇任」です。昇任は、「上級の任務や地位に昇ること」を意味する言葉です。

このことから、具体的な形式名や地位が上昇した際に使用する言葉だとわかります。微妙な違いですが、しっかりと把握しておくのが大切です。

「昇任」を用いる場面

「昇任」については、例えば一般社員から係長へ、あるいは課長から部長や取締役など、より上位の肩書きに上がった際に用います。また、一般企業や団体とは違い、公務員に対してはすべからく「昇任」という言葉を用います。

これは、公務員職自体が任命制度を採用しており、その関係性から用いるからです。

違いを理解し使い分けよう!

昇任と昇格という言葉は、辞書などでも同類語として扱われているため、年齢や地位を問わず非常に多くの方が、混同した形で用いている言葉です。

ただし、公の場面でこれらの言葉を使用する際には、意味の違いを理解し正しく使用するように心がけましょう。

例えば、自社内での人事について外部へ公表する際の文書に用いるときなど、公に対して公表する場合などは、それぞれの言葉を正しく使うことが求められます。

まとめ

昇格と昇任の根本的な意味の違いをご紹介しました。昇任と昇格、これら2つの言葉は同類語としても活用されていることから、場面を問わず混同されて使用されています。

ただし、それぞれの言葉にふさわしく正しい使い方が備わっている上、絶妙な部分で違いがあるため、こういった違いをしっかりと理解した上で正しく使うようにしましょう。

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2017年11月2日転職

Posted by BiZPARK