雇用保険被保険者証とはどんな書類かと離職票の用途について
離職票と雇用保険被保険者証とは①:保険に加入していることを証明する書類
離職票と雇用保険被保険者証とは、どちらとも失業保険の手続きの際に必要な書類です。まず、雇用保険被保険者証とは何かについて説明をします。雇用保険被保険者証とは、その人が雇用保険に加入していることを証明する書類です。会社に勤務している間は会社が書類を保管し、退職時に離職票とともに本人に返還されます。雇用保険被保険者証がないと、失業手当などの雇用保険を利用することができないので、手続きに非常に大切な書類です。
雇用保険被保険者証とは有効期限を過ぎたら新しい番号での加入手続が必要なもの
雇用保険被保険者証とは転職しても、同じ番号を継続して使うことができます。ただ、有効期限が最後の退職から7年なので、それを過ぎてから就職した場合には、新しい番号で加入手続きすることになります。雇用保険の加入手続きは、会社が行うことになっています。
離職票と雇用保険被保険者証とは②:離職票は退職したという証明書の書類
雇用保険被保険者証とは雇用保険に加入していると証明書になる書類です。一方、離職票は雇用保険被保険者証とは全く趣が異なる書類です。離職票は、簡単にいうと「退職しました」という証明書なのです。離職票は、雇用保険に加入していた人が会社を退職したとき、雇用保険から脱退したことを証明するための書類で、退職時に雇用保険被保険者証とともに本人に渡されます。
離職票に退職理由が明記されていることを確認する
離職票の発行には会社が管轄のハローワークで手続きを行う必要があるので、本人の手元に届くのは大体、退職の二週間後です。離職票の特徴は、退職理由が明記されていることです。この退職理由によって、失業保険の金額が変わるので、退職前には退職理由に何と書かれるのかを確認しておく必要があります。
離職票と雇用保険被保険者証とは③:次の就職先が見つかった場合は必要がなくなる
離職票と雇用保険被保険者証とは失業保険の手続きに必要なので、証明写真や運転免許証などと一緒にハローワークに持参します。申請後、失業認定が下りたら、失業手当を受給することができます。このとき、雇用保険被保険者証はハローワークが保管するので、雇用保険被保険者証とはおさらばということになります。次の就職先が決まったり求職活動の停止により失業給付の打ちきりが決まったときなどは、ハローワークから雇用保険被保険者証が返還されます。
雇用保険被保険者証とは違って離職票は手元に残る
一方、離職票は本人の手元に残ります。何らかの事情で離職票が破損、紛失した場合には、ハローワークで再発行してもらうことができます。このときは、前職の会社を管轄するハローワークに再発行の申請を行いましょう。
雇用保険被保険者証とは保険加入者の証明書で離職票は退職の証明書なのでどちらも保管が必要
雇用保険被保険者証とは、雇用保険の加入者であることの証明書です。失業保険は雇用保険に加入していなければ支給されないので、雇用保険被保険者証はとても大切な書類です。一方離職票は「退職した」という証明書です。どちらも、失業保険の手続きをする際に必要な書類なので、会社から受け取ったら、紛失しないようにきちんと保管しましょう。
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