離職票の発行義務を果たさない会社への対処法【退職トラブル】
会社には退職者への離職票発行義務がある
会社は退職者に対して、離職票を発行することが義務づけられています。
離職票は、ハローワークでの失業保険の手続きの際に必要になってきます。この手続きは、退職して3ヶ月以上経っても仕事が見つからない場合に支給される保険金です。失業者にとっては、貴重な収入源です。また決められた条件下で就職した場合にも再就職手当として、支給される可能性があるので、離職票を発行してもらうのは大切なことなのです。
対処法①:退職した会社に連絡して離職票の催促をする
離職票の発行は会社側の義務なので、発行が遅れているのは会社側の責任です。会社によっては、退職者が自ら催促しないと発行してくれないといったケースもあるので、可能であれば退職した会社に連絡をして、離職票を届けてくれるよう自ら催促をしてみましょう。
最悪なケースだと、電話でかけあっても取り合ってくれない会社もあるのです。このように難しいようだったら、現在住んでいる地域のハローワークに行って相談をしてみましょう。
ハローワークに発行義務の勧告を依頼する事も可能
ハローワークから退職した会社に離職票の発行義務を果たすよう依頼してもらう事ができます。ハローワークに言われたら、離職票発行を渋るような企業でも発行義務を果たしてくれるでしょう。
ちなみに、失業給付や再就職手当などに関しては、受給できるのは、退職した翌日から1年以内と決められています。なるべく早く催促しましょう。
対処法②:ハローワークに離職票を発行してもらう
しかしそれでも、ハローワークからの指導によっても、離職票の発行義務を果たさない会社はあるものです。
こうなってしまうと、会社側に発行義務を果たさせるのはかなり困難になってしまうでしょう。そこで次に考えるべきなのが、ハローワークに離職票を発行してもらうという方法です。
ハローワークで離職票を発行してもらうには退職証明書類を準備
会社から離職票を取得できない場合は、ハローワークでも発行ができます。ハローワークは離職票の発行を依頼する際の手続きには以下のものが必要になるので、準備しておきましょう。
・身分を証明できるもの(免許証やパスポート)
・雇用保険被保険者離職票再交付申請書
ハローワークでの離職票発行の必要書類である「雇用保険被保険者離職票再交付申請書」は当日でもハローワークの窓口での入手が可能です。
会社に離職票の発行義務を放棄されてもハローワークに催促を依頼しよう
会社には退職した者に対して離職票の発行義務があります。
しかし実際には、その義務を果たさない会社はとても多いです。そのため、離職票をゲットするためには、次の手段を講ずる必要が生じます。
まずは、企業に催促して、自分に対して離職票の発行義務を果たさせましょう。それが難しいならば、ハローワークに出向いて、ハローワークの方から企業に催促してもらいましょう。それでもダメならば、ハローワークに頼んで、ハローワークから直接離職票をもらいましょう。上記の手段を講ずれば、離職票は必ず手に入ります。諦めないで頑張りましょう。
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