「趣旨」と「目的」が持つ意味の違い

2018年9月26日語句

趣旨とはある事柄についての理由説明を意味する

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趣旨と目的の違いを、ビジネスの現場を例に出して説明していきます。趣旨とは、ある事柄についての理由説明を意味します。例えば、新製品を開発するに至った経緯や新しい販促企画を提案する際に趣旨説明をプレゼンの冒頭におこないます。趣旨説明をおこなえば、プレゼンの概要やプレゼン発表者の説明内容が聞き手に伝わりやすくなるでしょう。では、目的との意味の違いはどうなっているのでしょうか。

趣旨説明はその考えに至った経緯から説明する

趣旨説明の内容を考えていく時の手順を考えていきます。例えば、新しい事業の趣旨説明をしていくならまずは、新しい事業を展開するに至った経緯を整理していきましょう。会社の成長のため、海外進出を果たすため、赤字を補てんするための新しい取り組みなど整理する内容は多岐に渡ります。趣旨説明の際に使用できるようなグラフや数値もこの段階で収集しておきましょう。これをするだけでも、周囲の理解度に大きな違いが出るでしょう。

事業の概要を分かりやすくまとめる

新しい事業を展開するようになった経緯の整理ができたら、次は事業の概要をわかりやすくまとめていきます。ここでは主題となるプレゼンの中を考えるのではなく、あくまでも冒頭の趣旨説明の内容を考えるので、その違いには注意しておきましょう。新しい事業の内容や必要な人員、事業展開エリアなどを項目ごとにまとめて趣旨説明に使用します。

目的は今後の指針を明確にしたもの

趣旨とは違い目的は、到達すべき目標や自分達が目指しているゴールを意味しています。「趣旨」は今までの経緯や企画の概要の意味合いが強かったのですが、それと違い「目的」は今後の指針を明確にしたものです。例えば、会社を設立した目的の発表や企画の最終目的の発表といった具合に会社では使われているでしょう。目的を明確にすれば、社員の気持ちを同じ方向に向けられるのです。これが趣旨と目的の違いだといえるでしょう。

目的は社員の士気を高める効果がある

新しい販促企画のプレゼンをおこなうなら、絶対に企画の目的は話さなければならない内容のひとつになります。新しい販促企画を実施して自社にどのような効果があるかを、具体的に数値を持って発表しましょう。例えば、自社の商品の販売個数の3割増加、認知件数の20%増加など数値を明確化すれば、販促企画終了後の効果測定にも役立ち、大きな違いを生み出してくれるでしょう。

目的達成後の事業計画を事前に練っておくと企業活動がスムーズになる

目的を達成した後の事業計画も事前に練っておくと、企業活動をスムーズにおこなえるでしょう。例えば、新商品の開発を目的としていたなら、開発後の販売計画や広告計画を事前に立てておくのです。このようにしっかり計画が立てられる企業は、一般の企業と違い業績の向上が早く、経営の効率化にも成功しているケースが多く見られます。他の企業との違いを生み出すのなら、このような細かな取り組みも重要でしょう。

趣旨は理由説明を意味するが目的はそれと違い今後の指針を明確にしたものになる

「趣旨」と「目的」が持つ意味の違いについて見ていきました。企業では、新規事業の展開や新商品の開発に先立ってプレゼンをおこなうのが通常です。プレゼンの冒頭には、プレゼンをおこなうに至った経緯や概要を話す趣旨説明をしていきます。その後、新規事業を展開するにあたっての具体的な数値目標や営業目標などを掲げてプレゼンを進めていくと聞き手に伝わりやすいプレゼンに仕上がります。趣旨と目的の違いを理解して、より魅力的なプレゼンに仕上げましょう。

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2018年9月26日転職

Posted by BiZPARK