隠れホワイト企業の探し方と見極め方の3つのポイント
隠れホワイト企業の探し方①ニッチな業界をチェック
就職活動で人気の企業というと知名度が高い大企業の名前がずらりと上がりますが、大企業だからといってホワイト企業であるとは限りません。確かに大企業は安定性も高く給料もいいかもしれませんが、その分激務が求められるブラックな職場であることも珍しくありません。
隠れホワイト企業を探すならニッチな業界をチェックしましょう。ニッチな業界はあまり競争が激しくないことが多く、少数の会社がシェアを独占していることも珍しくありません。ニッチな業界であってもシェアが大きければ事業は安定していますし、激しい競争が無ければ激務を求められることもありません。
ニッチな業界を中心に就職活動
ニッチな業界のトップ企業は知名度こそ低いものの、安定した経営の隠れホワイト企業である可能性はかなり高い企業です。普段目を向けないニッチな業界を中心に就職活動を行えば、隠れホワイト企業に就職できる確率はかなり高まります。
隠れホワイト企業の探し方②OBOGに尋ねる
隠れホワイト企業というのは、一般的な知名度は低くても業界内では有名です。実際に社会に出て働いているOBOGなどの先輩に話を聞き、ホワイトで有名な企業を知っているかどうか尋ねてみましょう。
直接質問しなくてもホワイト企業であるかどうかを調べる方法はあります。たとえば質問メールを送ったのにいつまでたっても返信が返ってこない場合や就業時間をとっくに過ぎてから返信が来る場合は、メールを返す暇がないほど忙しかったり長時間の残業がある会社の可能性が高いといえるでしょう。特に会社で使用しているパソコン用メールアドレスに質問メールを送った場合は返信も会社のパソコンからになるのが普通ですから、常識はずれの時間に返信があればその時間まで会社にいたということになります。
転職希望先ランキングをチェックするのもあり!
就職希望先ではなく転職希望先ランキングをチェックしてみるのもよい方法です。学生にアンケートを取る就職希望先ランキングとは違い、転職希望先ランキングはその業界で働く人にとって魅力ある企業の名前が上がります。転職したい企業というのはブランドや知名度ではなく実際の職場環境を反映した結果になりますから、あまり知名度が高くないのにランクインしている企業があれば隠れホワイト企業の可能性が高いです。
隠れホワイト企業の探し方③データを調べる
隠れホワイト企業を探すときに役立つのが企業に関する各種データです。データは客観的な数字であり嘘をつきませんから、ブラック企業を見抜いてホワイト企業を探すのにとても役立ちます。
企業のデータといっても特別なものは必要ありません。使用するのは四季報や決算書、有価証券報告書等公開されているものだけで十分です。これらのデータには企業としての実力が掲載されていますから、ブランドや知名度とは無関係に本当に安定している隠れホワイト企業を探すことができます。
自己資本比率や離職率などをチェック
例えば、自己資本比率という数字に注目すると倒産の危険性が少ない隠れホワイト企業を探すことができます。企業における自己資本比率は赤字の企業で-5%前後、黒字企業で25~30%程度です。自己資本比率が40パーセントを超えていれば倒産の危険性が少ない隠れホワイト企業といえるでしょう。
その他にも離職率や有給消化率、産休取得率なども隠れホワイト企業を探すために有効なデータです。いくら福利厚生制度があっても実際に活用されていなければホワイト企業とは言えませんから、現場でどの程度福利厚生が活用されているのかを調べてみると隠れホワイト企業が見つかります。
隠れホワイト企業を選ぶ際には知名度やイメージを優先させない
隠れホワイト企業を選ぶ際には知名度やイメージを優先させないようにしましょう。就職活動というと知名度やイメージで就職先を選んでしまいがちですが、本当に優良な企業というのは案外表に出ていないものです。企業を相手にビジネスを行うような企業は、一般消費者の知名度は低い物の経営の安定したホワイトな職場であることが多い企業です。隠れホワイト企業を探すときは視野を広げてより多くの業界、より多様な企業に目を向けてください。"
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