年末調整で間違えやすい「世帯主」「続柄」の正しい書き方
年末調整の書類にある世帯主とは?
年末調整などの書類で世帯主と言われると、どうしても一家の生計を立てている人、働いている大黒柱の人間の名前を書いてしまいがちです。ところが、この場合は住民票上の世帯主の名前を書くのが鉄則です。
書類上での世帯主は住民票の表記通りが鉄則!
例えば、現在は定年退職している父親だとしても、住民票上で世帯主が父となっている場合には、収入の有無や勤務先があるかないかは関係なく、父親の名前を書く必要があります。
世帯主とは、文字通り書類上でのその世帯の主になります。住民票での世帯主の欄を参考にしながら、年末調整の書類には記入するようにしてください。
年末調整の世帯主との続柄は本人から見た場合で考える
意外に分からなくなるのが、その世帯主との続柄です。続柄は自分から見た相手との続柄を書くようにしてください。つまり、世帯主が父ならば、続柄は父になります。
もし母なのであれば母、といった感じです。続柄は世帯主基準ではなく、年末調整を受けるために書類を書いている本人から見たケースで考えましょう。
続柄を間違えると訳が分からなくなるので注意!
上でも述べたように、あくまでも書類で求められる続柄は、提出する本人からの目線です。その点は、注意しないといけません。
例えば、世帯主から見た間柄で年末調整の書類を記入してしまうと、子供がいないのにもかかわらず、世帯主との間柄が「息子」となるような、訳が分からない事態になります。
配偶者の書く書類でも年末調整での続柄も書き方は同じ
今まで見てきたルールは、配偶者における書類の場合でも同じです。世帯主の欄には住民票上の世帯主の名前を記載するようにしてください。
また、年末調整の書類を提出する際の続柄の書き方も同じで、配偶者から見た世帯主との間柄を書けばいいだけです。このルールさえ覚えておけば、書き間違いがない限り、書類不備などの理由で書類の返却は起こらないはずです。
夫や妻の名前を無理矢理世帯主にする必要はない
世帯主が自分の夫や妻の名前ではないという場合は、夫の名前を無理やり世帯主にする必要はないのです。もし義父や義母だったとしたら、そのままの名前を書けば良いだけです。
年末調整での世帯主とは「住民票上の人」続柄は「自分から見た相手との関係」
年末調整で書く世帯主や続柄の書き方を紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?
年末調整などで書類の提出が必要になった際、もし世帯主が誰だか分からなければ、住民票を参考にすると良いでしょう。そうすれば確実に間違えることはありません。
また、続柄などの項目もしっかり覚えておけば、間違いは更に減るので是非参考にしてください。
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