調理師の過酷な仕事の現状と辞めたいと考える2つの理由
現状にウンザリ…調理師は安い給料で重労働
せっかく取った調理師の資格だけど、現状に耐えられずもう退職したい。そんな声をよく耳にします。
自分の作った食事で、人を喜ばせることのできる調理師は素晴らしい仕事ですが、その職場環境はほとんどが大変な重労働のようです。退職したいと考えている人たちの声を拾ってみました。
調理師の過酷な現状
調理師に憧れて調理師免許を取り就職したものの、現状は厳しく、早くも退職と思っている人もいるかもしれません。まずは、調理師の過酷な現状を把握すべく、2つのエピソードをご紹介します。
調理師になって年収600万から半額以下に
一部上場企業に16年間勤めた年収600万の方が、調理師学校を卒業して調理師になりました。とにかく料理が好きで、調理師になったこの方は現在社員食堂で働き、手取り19万だそうです。
経験を積めばもう少し給料の高いお店に転職できるのかもしれませんが、ある程度社会人の経験があるのに19万円からスタートというのも、なかなか厳しい現状といえます。
厳しい現状に耐えられず調理師を辞めて事務職へ転職
次は、すでに調理師から事務職へ転職しようと考えている方のエピソードです。
高校を卒業し調理師学校へ行き、調理師免許を取得後中華料理店へ就職したのですが、週一休み、手取り13万ちょっと、労働時間15時間、休憩なしで16時間働きといった厳しい現状を理由に退職して、事務職へ転職したのです。
たしかに、調理師よりも給料の高いオフィスワークはたくさんあります。十代などの若手も多い調理師。まだまだ人生の先がある段階でこのまま調理師でいいのか?それとも会社員になる道もあるのではないか? と揺れ動いて転職・退職を決意する人も多そうです。
調理師が退職したいと考える理由一覧
調理師の職場である飲食店やホテルなどは、基本的にどこも長時間開店していて、休みも取りづらいです。
また、勤務時間も深夜労働や過酷なシフトで体を壊してしまうこともよくあるようですね。ここでは、調理師が退職したいと考える具体的な理由をまとめてみました。
調理師を辞めたい理由①長時間労働に対して給料が安い
調理師の大半は、将来の独立のために、労働時間や作業環境が劣悪な職場、違法な労働時間に対して残業手当さえ払われないような所でも働いている人が多いですようです。
辞めたい理由で一番多いのが、長時間労働において残業手当さえ出ず、給料が安いといった状況に耐えられないためなのでしょう。
調理師を辞めたい理由②周囲の人間関係に疲れた
調理師は、周囲との人間関係も大変なようです。レストランなどで直接雇用される場合はいいのですが、社員食堂や施設などに勤務する際、そこには施設のスタッフや栄養士などとのやり取りが出てきます。
自分の上司ならまだしも、それぞれ独立した存在で上下関係がなかったりすると、お互いの言い分があったり、いろいろ注文付ける人がいたりします。そういった人達とうまく付き合えないと調理師の仕事以前に疲れてしまい、最終的に辞めてしまうようです。
調理師から転職したいと考える理由はその過酷な職場の現状による影響が大きい
調理師の現状はかなり過酷な職場環境のようですね。辞めたい理由もわからなくはありません。最後は自分の体が第一ですから、迷ったら転職の道を選択するのも時に大事なことではないでしょうか。ただ調理師というのは、資格というよりも料理のうまい人に長年師事し、それから独立というケースが多いようです。成功している人は下積みも長いと聞きます。
本当に調理師になりたいなら、安月給であろうと料理と仕事が好きで、お客様の笑顔がみたいといった強い気持ちが必要なのでしょう。
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